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「BRAND VOICE LIVE 2020~生演奏発表会~」のこと-その2

さて、自分のパフォーマンスの振り返りである。歌ったのは「神様の宝石でできた島」というTHE BOOMの宮沢和史が94年に発表した名曲であるが、ピアノ伴奏譜が見つけられなかったこともあり、息子の助けを借りて独自のアレンジにトライした。結構練習して臨んだので思ったような歌い方が出来ていた。通常発表会ではリハーサルと本番の2回しか伴奏の方と合わせないため、何度も練習できたことで気分的な余裕があったように思う。そして、そのことで自分の課題がよく見えたのかも知れない。

反省点の一つはパフォーマンスの技術面である。これはいわゆる自分の欠点をどう補正するかという点である。私は脳梗塞の後遺症で右側の動きが悪い。そのためマイクは自然と左手で持って歌うのであるが、これがカッコ悪いのがよくわかった。右側の動きの問題、例えば右手右足でリズムを刻んでいると、そのうちにリズムが狂ってしまう。歌と身体の動きがバラバラになっていて、これがカッコ悪いのだ。では右手でマイクを持てば良いではないかと思うが、実はけっこう難しい。マイクを保持するために余計な力が身体全体に入ってしまい、歌に悪影響を与えてしまうことになる。もちろん、脳梗塞のリハビリはすぐに結果が出ないので、半年一年かけて解決していく必要がある。
もう一つの根本的な課題、ひとことで言えば歌に臨む姿勢である。例えば発声練習もなく、会場到着後にインタビューからいきなり歌に行く流れは想定していた。であれば会場近くのカラオケやスタジオで直前発声練習をしておくなどの準備さえあれば発声の不安は解消できたはずだ。また、上に書いた右手の問題は今に始まったことではなく、まあ大丈夫だろうと甘く見ていたと言える。ようするに舞台に立つ覚悟の足りなさと言える。これは生きていく中でのさまざまなことに関係していることは明白だ。少し遅いかも知れないが、本番に臨む準備というものを、改めて学んだ発表会であった。
それにしても、息子が伴奏することを提案してくれたまなみさんと、それを許してくれた代表の明日香さんに感謝したい。歌自体の準備が十分であったから根本的な問題に気がついたと言える。
また次回に向けてレベルアップしなければ❗️

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