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思いを自由にさせる場所

本、雑誌、テレビ、ラジオ、新聞、インターネット。

思えば自分の考えや思いを整理したいとき、
いつも自分の中の言葉を探すより
「自分の考えと似た内容をまとめてくれている情報」
「自分の思いを代弁してくれている誰かの言葉」を
あらゆる情報ツールから
探して、探して、

「なんとなく自分の思いに似ている」誰かの情報を見つけていては
「そうそう、これこれ。この考えを支持しよう。」
と安心していたように思う。

小説家や、思想家、科学者、
芸能人や著名人、政治家や専門家と名乗る人たちの
発信する情報たち。

自分よりももっと豊富な知識や経験をもとに発信している人の
言葉を取り入れることは、多くの学びにもなるし
モデルケースとして、自分がその先どこへ向かえばいいのか
教えてくれることもある。

時にその人の言葉を引用して、
自分のもののようにすることだって多々ある。
なんだか、尊敬する方々と自分も同じ土俵に立っているような気になるし
ちょっと賢くなった気さえするのは気持ちがいい。

それでいいのだ、とやってきた。

だけど、なんだか最近、徐々に状況が変わってきた。
今はどうだろう。

情報が増えれば増えるほど、
選択肢が増えれば増えるほど、
自分が共感できる誰かの思い、
感動できる誰かの考え、
抱きしめたくなるような叡智にふれる機会が
前よりもずっと、少なくなってしまった気がする。

人の考えに頼ってばかりいたからか、
選ぶものが分からなくなったら
自分の考えの整理がつかなくなることも
増えてきてしまった。

いいや、もしかしたら
自分の考えに整理がつかなくなって
いつも誰かの情報に依存していたことに
ようやく気が付けたのかもしれない。

「依存」ってたぶん、ある時は楽だけど
頼るものがなければならないって、
すごく不自由でもあること。

さて、これからは、少しずつ、
「依存」から「自立」へ。
わたしの思いや考えがいつも自由に、
いられるように。
note に綴っていこうと思います。

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