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起業と祖父

私の起業のきっかけは多々あるが、1番大きいのは祖父だ。3年前の2月あたり、起業を目指す最初のきっかけになる大学職員さんとの面談をした後、祖父の部屋に行った。祖父は大学職員さんと面談したことを聞くと、喜んで起業を応援してくれた。「頑張りなさい。応援してる。」にこにこしながらそう言ってくれた。母親が仕事の際はいつも祖父の家に預けられ、鹿児島から関西に引っ越す際に心配してついてきてくれたのでほとんどの人生祖父と一緒に住んでいて、いつも私の相談相手、親のような存在だった。起業を応援してくれているのが嬉しかった。

その2ヶ月後の朝、祖父は部屋の扉が開いた状態で廊下側に倒れていた。パニックだった。救急隊が電話で言ってることも聞き取れなかった。救急隊員が入ってきた。生きていてと願っていたが、救急隊員が動きを止めた。何も考えられなかった。頭が真っ白ってこのことを言うんだ。
前日も一緒に普通に喋っていたのに。一緒に住んでいたのに倒れた瞬間にすぐに気づかなかった自分を許せなかった。

今まで生きてきて1番辛かった。辛い時期が続いていたが、祖父が生きてる時に申し込んだ起業家育成プログラムLeanLaunchPadの合格通知が来て、プログラムが始まった。辛くてしんどかったが、祖父が起業を応援してくれていると思うと頑張れた。不思議なことに、パソコン音痴の私がアプリ開発に夢中になった。家にいると祖父が亡くなったことを思い出すので思い出さないようにパソコンと毎日向き合っていたのかもしれない。LeanLaunchPadは3位で、いろんなことがあって、2023年3月に起業した。

祖父には何かあると今でも毎回喋りかけてる(神社で購入した神棚に)。正直、起業した後の方が大変ではある。来年からは社会人になり、会社に勤めながら自分の会社経営も行う。数年後は独立して自分の会社に集中する予定だ。

きっと天国から見守ってくれてると思う。見られてるのだから私も頑張らなきゃ。自分らしく突き進む。

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