見出し画像

Sundy Praia

Unique Lodge #52 アフリカ/サントメ・プリンシペ民主共和国
ユネスコに登録されるアフリカのガラパゴ

運営者の目的は、プリンシペの森をかつてのような野生の熱帯雨林に戻すことでリジェネラティブツーリズムを実践しています。

客室数 15棟 

 サンディ・プライアは、かつて広大なカカオ農園だった土地で、トロピカルアーモンドの木やつる性のブドウの木に囲まれた金色の砂浜の縁にあるテント式のヴィラです。現在のギニア湾に構成された火山島、プリンシペ島の北西端に位置しており、急斜面の山を覆うジャングルには固有種が豊富に生息しています。
 HBDのプリンシペ・トラスト財団(商業活動と保護活動を分離するために設立された財団)は、植物のサヌリング、海島調査、サンゴの評価、カメの保護、ホエールウォッチング、地元の教育を通じて、島の生物多様性に関する知識を広げています。
ロッジには地元の工芸品やオーガニック商品を扱うギフトショップがあります。HBDは、地元の人々が高品質でフェアトレードのチョコレートを作って販売できる工場を設立して、単に原料を輸出するのではなく、商品を輸出することへの意欲を復活させたいという狙いがあります。
 ロッジは高度な訓練を受けた熱心なスタッフによって運営されており、島では初めての5つ星宿泊施設の評価を受けています。HBDはコミュニティビジネスにも投資しており、その一つがボルト・レアルの廃棄物処理協同組合です。ここでは10人の女性が島の生ゴミの80%から堆肥を生産したり、廃ガラスを宝石に変えたりしています。
 さらにこのロッジでは、清潔な飲料水をより多くの人が利用できるようにするため、プラスチックの排除に積極的に取り込んでいます。これまでに14の飲料水の噴水が島全体に設置され、400,000本以上のペットボトルが回収され、リサイクルされています。また、熱帯雨林の中に位置するサンディ・プライアのゲストヴィラは、周囲の環境に影響を与えないように設計されており、敷地内に自生しているすべての樹林には、「伐採禁止」のポリシーが適用されます。

Sundy Praia

Sundy Praia / National Geographic Unique Lodges of the World

目次に戻る

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?