Sukau Rainforest Lodge
Unique Lodge #02 アジア/マレーシア
地元職人の手で建てられた熱帯雨林の高床式ロッジ
スカウ・レインフォレスト・ロッジはボルネオ島に流れるキナバタンガン川のほとりに位置する高床式のロッジです。島は季節的なモンスーンの影響や潮の満ち引きにより、多様な生態系を形成しており、様々な野生動物が生息しています。なかでも川沿いの大自然は2005年にキナバタンガン野生生物保護区に指定されました。
このロッジは、非営利団体BESTSocietyの活動に参加し、オランウータンやテングザル、多種多様な鳥類などの生息地の保護に取り組んでいます。
ロッジは地元の職人によって建設され、その立地や作りは自然への負荷を最小限に、建物の安全やゲストのプライバシーを守る工夫がなされています。自然の日陰を作り騒音を防いだり、熱の吸収を抑える白色の塗装などの工夫で、エアコンの使用を抑制したりしています。
環境に優しい慣行は他にも行われており、太陽熱温水シャワーや浄化槽による廃棄物管理、プラスチック廃止などが例に挙げられます。
また、ゲストはスタッフと一緒にそのような舞台裏を見学することで、環境保護活動について学ぶこともできます。地元の職人達はワークショップやバティックペイントの伝統芸術を学ぶアクティビティや、ボートに乗って地域の人と交流しに行くことでボルネオの日常生活を学ぶアクティビティなども行っており、文化遺産の保護に力を入れています。
Sukau Rainforest Lodge
写真提供:Sukau Rainforest Lodge / National Geographic Unique Lodges of the World
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