Churchill Wild Seal River Heritage Lodge
Unique Lodge #12 北米/カナダ
ホッキョクグマがやってくる北極圏観察の拠点
チャーチル・ワイルドは、北極圏のツンドラを間近で見られる貴重な経験をゲストに提供するため、ハドソン湾に建設されたロッジです。雪解け水によって残された湿地帯には、珍しい植物が生育しており、初夏にはホッキョクグマも上陸します。
このロッジはほとんどが地元の木材と再生材を使用して建てられ、可能な限り多くの自然光を取り入れられるように設計されています。
ピュー・チャリタブル・トラスト(Pew Charitable Trusts)が主導する北極圏の保護活動をおこなう非営利団体オーシャンズ・ノース・カナダと密接に連携しています。調査や発掘など様々なプロジェクトに取り組む研究者の拠点ともなっており、自然遺産の保護に繋がっています。
ロッジで使用されるほとんどのエネルギーは太陽光発電でまかなわれており、ソーラーパネルを設置することでディーゼル発電機への依存度を劇的に減らすことに成功しています。化石燃料を輸送するためのフライトの回数も減らすことで、騒音や大気汚染を減らし、生ゴミは堆肥化されています。
Churchill Wild Seal River Heritage Lodge
写真提供:Churchill Wild Seal River Heritage Lodge / National Geographic Unique Lodges of the World
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