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Zarafa Camp

Unique Lodge #56 アフリカ/ボツワナ
サイが安全に避難できる野生生物保護区を運営

近隣諸国から100頭以上のサイを避難させ、密猟防止や監視に努めています。氾濫原立地で象やバッファローの群れの最大級の生息地になっています。

客室数 5室 

 ザラファ・キャンプはボツワナ北部オカバンゴ・デルタ地域に位置しており、世界で唯一の内陸デルタ地帯を構成する、氾濫原地帯に位置しています。この緑豊かな風景は、アフリカ最大級の像やバッファローの群れなど、多くの野生動物を引きつけています。
 ロッジがサファリ社と共同で運営する「国境なきサイ」プロジェクトは、野生生物の保護に力を入れているボツワナの安全な避難場所に、近隣諸国から100頭以上のサイを移す事を目的としています。さらに、強力な密猟防止監視・施行プログラムの支援を受け、異なる個体群からの動物を集めることで、サイの遺伝子的多様性を確保することを目指しています。現在までに、小保プロジェクトは40頭のシロサイをボツワナに移すことに成功し、そのグループから初めてサイの赤ちゃんが誕生したことがすでに記録されています。
 また、ロッジには地元の工芸品がそろう骨董屋があったり、「Pack for a purpose」のメンバーとして活動したり、文化の保護や地域社会への支援を行っています。
 さらに、ロッジは「痕跡を残さない」というポリシーを守っておりキャンプ全体を数週間のうちに撤去しても、それ以前の痕跡を残すことはありません。
 170パネルのソーラーファームがキャンプのすべての電力を生産し、バイオガスプラントと特殊なフィルターが廃棄物を調理用ガスと灌漑用水に再利用しています。ゲーム車両は主に植物油を使用し、飲料水はUV濾過システムで処理され、使い捨てのプラスチック製の水筒の必要性を排除しています。このような連携の撮れた取り組みの結果、手つかずの自然でありながら二酸化炭素排出量を極めて限定的に抑えることができるようになりました。

Zarafa Camp

写真提供:Zarafa Camp / National Geographic Unique Lodges of the World

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