Aristi Mountain Resort & Villas
Unique Lodge #57 アフリカ/ギリシャ
地元産の石とスレート・木のみで建てられた伝統建築
国立公園エリアのロッジでは、ヒートポンプやLED、廃水の活用等、化石燃料の不使用やエネルギー循環を考慮し設計されています。
アリスティ・マウンテン・リゾート&ヴィラズは、ギリシャ北部の奥地からアルバニア南部、マケドニア旧ユーゴスラビア共和国まで広がるピンドゥス山脈に位置しています。ピンドゥス山脈は、ヴィゴス峡谷があるピンドゥスと、ヴィゴス・アオスの二つの国立公園に保存されています。周辺の風景はエコツーリズムに理想的な環境を提供しています。さらに、この地域の川はヨーロッパで最もきれいな川の一つと言われており、近くの森林に覆われた山々はギリシャで最も険しい場所の一つとされています。
このロッジでは、手作りのジュエリーや伝統的なグルメなど、様々な地元の特産品を販売するブティックがあります。1665年に建てられたパナギア・スペレオティッサ修道院が荒廃していたとき、このロッジはその修復の先頭に立ち、共同で資金を提供しました。修道院のフレスコ画を傷つけていたネズミが取り除かれ、アンティークのドアや窓が改装され、修道院のフレスコ画が修復されました。ロッジは地元の青年会と協力して、18世紀初頭に建てられたアリスティ村の主協会の修復にも貢献しています。
ロッジには地元の製品を使用し、地元の企業と協力することで密接な関係を維持しています。
ロッジに設置された日尾とポンプは、石油の使用を大幅に減らし、照明にはLED電球のみを使用しています。廃水はハイテクな三次洗浄システムで処理され放流された水が可能な限りキレイになるようにしています。購入する商品は慎重に選ばれ、梱包材の割合が低い物を使用しています。できる限りリサイクルを行い、リサイクル廃棄物はイオアニナへと輸送しています。使い捨てのプラスチック製水筒とプラスチック製ストローをすべて排除するように取り組んでいます。また、敷地内のプラスチック製のアメニティ(石けん、シャンプー、その他同様のプラスチック製のゲストアメニティを含む)の削減又は撤廃に向けた努力をしています。
こうして、ナショナルジオグラフィックの「Planet or Plastic」イニシアティブに沿って、プロパティからプラスチックを完全に排除するミッションに取り組むことで、客室のアメニティからランドリーパックや水筒に至るまでプラスチック製品やプラスチック包装は98％削減されており、世界クラスのロッジをプラスチックフリーで運営することが可能であることを実証しています。
Aristi Mountain Resort & Villas
写真提供：Aristi Mountain Resort & Villas / National Geographic Unique Lodges of the World
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