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Borgo Pignano

Unique Lodge #59 ヨーロッパ/イタリア
トスカーナ地方の文化や植生観察へのアクセス拠点

広大な敷地に個性的なコテージやヴィラが点在しており、18世紀のヴィラを修復したメインロッジにはフレスコ画が装飾された客室があります。

客室数 30室 

 ボルゴ・ピニャーノは、ピサの南、ベリーニョーネとカステルヴェッキオの二つの国立公園が交差する場所にある、トスカーナの田園地帯の中心部に位置しているロッジです。
 このロッジでは現在自社で栽培・生産していないその他の製品はすべて地元で調達しており、地域経済や地域社会にプラスの影響を与えています。運営先の地域開発イニシアチブ支援として、このロッジはロンドンのロイヤル・ドローイング・スクールと協力して、学生アーティストのためのサマー・レジデンスを提供しています。
 エネルギー節約としてヴィラ内の暖房・給油システムはソーラーパネルとチップ燃焼式ボイラーを使用しており、敷地内の森林から伐採された木材を使用しています。
 節水の面では、何世代にもわたってトスカーナの農家で行われてきた農法に基づき、ロッジは自然で持続可能な農法を採用し、土壌を改善して土地の肥沃度を高めることで、自立した生態系を作り出しています。積極的に土壌条件を改善し、灌漑の必要性を減らしています。トスカーナ州では初めて雨水を保持し、土壌浸食を防ぐための自然のシステムであるスワールの実験に成功しました。ピニャーノの庭園には、収穫された雨水を濾過した水が供給されており、自然と人工の湖が農地に灌漑用水を供給しています。CO2の排出量削減では、環境への影響が少なく優しいという理念もと、ホテルの駐車場に二台のステラ充電ポイントを設置しています。また、環境に優しい洗浄剤のみを使用しているほか、プラスチック素材の素材を減らしています。例えば、ゲストには再利用可能で環境に優しいスタイリッシュなガラスのボトルに入った炭酸水を提供しています。また、回収前に廃棄物を分別するリサイクルシステムを導入しています。

Borgo Pignano

写真提供:Borgo Pignano / National Geographic Unique Lodges of the World

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