ダビスタ switchの能力決定の仕組み


ダビスタ switch版の能力決定の仕組みについて、自分が想定しているものを書き残しておきます。
なお、ベースにしているのは、96版の解析情報をまとめたこのサイト。https://ds96keisan.web.fc2.com/index.htmlこれは本当に凄いサイトで、これを全て理解した方は私などの雑文を読む必要はありません。
96版とswitch版の仕様が全く同じな訳はありませんが、根本は変わっていないと思います。

①基本的仕組み
ダビスタの配合の基本は母の能力です。
スプリングスイーツ(sp68st76)を例に、ごくごく簡略化して説明します。簡略さを優先しますので、厳密には?なところがあるかもですがご容赦を。

まず母のspstを足します。68+76=144
これに、10-12の父をつけるとします。父の距離適性は、母のsp + stを、産駒の基礎spと基礎stにどう分配するかを決めます。距離適性が短いほどspに、長いほどstに分配します。
距離適性の長いシステム種牡馬をつけた時、概して手ごたえが悪いのはこのためです。stに多く分配される=spに少なく分配される。基本的なspが低くなってしまうのです。
話は戻って、10-12の父をつける時、sp分配率は約60%です。144の6割、86.4がsp、残りの57.6がstに分配されます。
これがそれぞれ「基礎sp」「基礎st」と呼ばれる数値です。
が、これだけだと、母の能力が高ければ基礎spstはどんどん上がってしまいます。
そうならないように設けられているのが基礎spやstの上限値です。spstとも上限に達した状態をTSLと呼んでいました。
父の実績(A〜C)が高いほど上限は上がるのが96の仕様です。switch版が同様かは不明。
switch版の基礎値上限が幾つかは分かりません。個人的には80程度ではないかと想像していますので、ここでは仮に80だとして話を進めます。
スプスイ×10-12父で
基礎sp86.4 基礎st 57.6
と計算しましたが、上限が80の場合、基礎spは当然80になり、
基礎sp80 基礎st57.6
が最終的な値になります。


②凝った配合について
今作の凝ったは、産駒の基礎spst pwをそれぞれ引き上げる効果と思われます。効果幅は不明ですが、5-10あたりと推測しています。
先程のスプスイ×10-12配合が凝っただったとしましょう。
基礎sp86.4 基礎st 57.6
に、凝ったで10上乗せします
基礎sp96.4 基礎st 67.6
ただし、ここでも上限は変わらず80です。従って
基礎sp80 基礎st67.6 
となります。
開発者インタビューで言ってましたね。母が優秀なら凝ったの効果は限定的。最強馬生産には不要だと。

③TSLがswitch版で存在することの裏付け
A)同血統異母ドッペルの印が一致する
これは基礎spが同一だからこそ起こります。能力の違うはずの2頭の母で基礎spが同一になるということは、TSL無しには考えられません
B)ブレイカーを母にした時の手ごたえ
おかむらさんがスターゲイザーの牝馬版を母に生産したが手ごたえが良くないとおっしゃっておりました。これもTSLがあるとすれば自然です。母の能力をいくら高めても、TSL以上にはならないのであれば、手ごたえはそれ以上よくなりません。

④パワーの扱いについて
今作で追加されたパラメータ。おそらく、spstとは独立しています。合算するようなものではありません。
同血統異母ドッペルで上5まで一致する例が確認されていることから、基礎パワーにも上限値はあると推測されます。おそらく、上限は基礎spstと同値でしょう。

⑤父の距離適性はどう選ぶ
ダビスタ switchは基本的にsp最優先なので、〆配合においては10-12父が基本となっています。
が、TSLのことを考えると、基礎spが上限に達しさえすれば、それ以上spに寄せる意味はないのです。
10-12父で弊害が出やすいのが、母系で使う種牡馬です。母系ではsp + stを出来るだけ大きくしたいですが、距離適性の短い父を使うとsp側に寄せ過ぎになる可能性があります。switch版ではバランサーが存在することもあり、sp側に寄せるとsp + stが稼ぎにくいです。10-12がダメということではないですが、距離適性の長い種牡馬も視野に入れることをお勧めします。

以上、疲れてきたので今回はここまでにします。
気が向いたらまた何か書くかもしれません。

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