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すてたもんじゃない話。
スマホを落としました。
雪の日に鍵を落とした人の記事を読み、見つかることを祈っていたら、続報で無事に手元に戻った事を知り、とてもよかったなぁと思うと同時に、自分の身に起きた良かったことも記しておきたくなりました。
昨年の大晦日、片道2時間位の登山中にスマホを落としました。落としたのに気がついたのは、登りの6合目あたりだったかな。一緒に登っていた妻のスマホから電話をかけてもらって、電波が生きている事は確認できたので、電話を借りて時々電話をかけながら、最後に使用した場所まで下ったけれど見つからなかった。
谷に落ちたのだとしたら、もう見つけることは出来ないだろうし、誰かが拾ったとしても何度も電話や、メッセージを送ったけれど反応がなかったので、あきらめてみんなの後を追って山頂でお昼ご飯を食べました。
帰りは妻と妻のお父さん、妻の妹さんの3人が一緒に探しながら、下ってくれました、けれどやっぱり見つからず。
妻のお母さんと妹さんのアドバイスで、ロープーウェイ乗り場と地元の警察、山の麓の神社の社務所にスマホの落とした事、届いた時の連絡先を伝えて車で山を後にしましたが、車を走らすこと約20分後、社務所からスマホが届いたと連絡が入りました。信じられない思いで社務所に向かい、スマホの特徴を説明すると奥から、僕のスマホが出てきました。
お礼を言いたくて、届けてくれた方の事を聞いたのだけれど、名前も連絡先も言わずにただ、「落とした方は困ってらっしゃるだろうから」とスマホを預けて立ち去られましたと、教えてくれました。
この場所を借りてお礼を言いたいと思います。
ありがとうございました。
気持ちよく年を越すことが出来ました。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」なんてことわざもあるけれど、よかった話をこれからは残していきたいな。語られることの無い、良い人ってきっと沢山居ると思うから
文章を書く習慣はなかったけれど、これを期に少しだけでも身の回りの事を書いていけたらと思います。