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FF14日記08「祈り」

東ザナラーンの聖アダマ・ランダマ教会に行き、イリュド神父という人物にあった合言葉を伝えた。ミンフィリアさんとは旧知の仲だそうだ。
起きた出来事を話すと、少しあなたもやすみなさいと言われた、そんな場合では無い気がするのだが…。冒険者も私もあまりの出来事に冷静ではないのは確かだ。



ここでは、マルケズという第七零災で記憶をなくし、心に傷を負った男がお世話してくれるらしい。なんでも、マルケズさんは手先が器用らしく、運ばれてきた遺体が持っていた時計を修理する道具を調達してきて欲しいそうだ。休むとはいったい…?とも思ったが少しでも身体を動かした方が気が紛れるのだろう。
修理道具を渡すと器用に時計を直して見せた。
マルケズは記憶をなくしているのにどうして直せるんだ俺は…?と言っていたがいったい何者なのだろうか。

時計の持ち主の遺体を埋葬するエルネドさんに時計を渡すとどうやら帝国製の時計ではないか?との事だった。
マルケズさんは過去に帝国に所属していたのだろうか?

その後、砂の家の遺体、同胞たちの遺体を教会で弔うべく、私は再び砂の家へと向かった。

同胞たちの遺体は砂の家前に乱雑にうち捨てられていた。
一癖二癖もありながらエオルゼアの未来のために目的をともにした仲間たちだ。
遺体を回収する際、種族ごとに回収速度が違うのもまた辛い…。ララフェル、ノラクシアが特に軽いのだろう、改修速度が速かった。
中々にしんどい演出である

様々な思いを巡らせつつ遺体を運んでくれるチョコボキャリッジの元へと運んだ。

教会へと遺体を運び同胞たちを共同墓地へと埋葬した。


ノラクシアはぜひ故郷黒衣森グリダニアのシルフの村へと帰してやって欲しいとの事だった。
シルフたちのならわしは分からないがそれがいいのだろう。
ノラクシア、蛮族、シルフでありながら人に力を貸し、使命に燃えていたとても勇敢なシルフだった。独特な語尾と愛らしい姿を思い浮かべるととても辛い。

シルフの村に着き、コムシオに話しかけるとノラクシアは元気にしているか?と聞かれた。
私はシルフの長フリクシオに事情を話した。フリクシオはノラクシアは最後まで立派だったか?と聞いてきた。
私はもちろん、立派でしたと答えた。
フリクシオ長はノラクシアを丁重に弔うと言ってくれた。

エオルゼアでの死者への弔いや儀式などは私には分からないが、仮宿奥の泉へと祈りをささげた。
どうか愛らしく小さな勇者に安らかな眠りを。

つづく

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