note#3 【悩み】コンプレックス

約2年振りですこんばんは・・・。
今回は長年の悩みについて書いていきます。
それから内容に合う写真がないので、文字だけになりますが
ご了承ください。


さて、誰にだってコンプレックスはあることでしょう。
そして多くの人は自分の体型に悩んでいるのではないでしょうか。

私もその一人です。

子供の頃から、細すぎる体がコンプレックスです。
簡単に言うと標準体重を大きく下回ります。

最初に言っておきますが、私の場合は元々小食なのと
祖父母・両親・兄弟みんな痩せ型で遺伝の影響も大きいです。

そんな私がよく言われる言葉があります。

「細いね~!」

それに対して私はどう思うか?






うるせ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!

これに尽きます。自分の体ですから。この体でずっと生きてますからね、
ご丁寧にわざわざ言われずともわかっておりますよ。

見ず知らずの人にもすれ違いざまに「細っ」と言われたこともあるので
自分の名前以上に言われてきた言葉です。

今回はそんな「うるせ~~~~!!!!」エピソードを紹介します。
紹介と言ってもただの愚痴みたいなものなので
読みたい人だけ読んでね。


ケース① 幼稚園

幼稚園で既にうるせーエピソードあるとかすごくない?記憶力やばくない?

赤ちゃんの時から小食でおまけに好き嫌い過多だった私は、
周りと比べて体が小さく華奢だった。

厳密な時期を言うと幼稚園を卒園して小学生になったばかりだったと思うが、園に足を運ぶ機会があった。(具体的な目的は忘れた)

久しぶりに部屋に入って同じ組だった子達とも再会。
当時使っていた椅子に座るとき周りは「小っちゃ~い」
「こんなに低かったんだ~」ときゃっきゃしていた。

そして私が椅子に手をかけた瞬間、
近くにいた子がニヤニヤしながら言った。

「泉未ちゃんにはちょうどいいんじゃない?」


幼稚園を出たばかりの子供でもこんなことを言うのだから恐ろしい。
それはもう嫌味たっぷりな言い方だった。
幼かった私は言い返すことが出来ず、ムッとしたのを覚えている。
でも多分無視した。


ケース② 小学校

この頃から自分は周りと何か違うと自覚し始めた。
まず身体測定で、標準体重に達していないことが分かった。

クラスの女子が足のサイズがまた大きくなった、
今何センチの靴を履いてる、という会話を耳にしたとき
自分のサイズがめちゃくちゃ小さいことに気付く。


そして忘れもしない、給食の時間。
全部食べるまでお昼休みには入れないというあの鬼畜ルールのせいで
何度地獄を見たことだろう。

好き嫌いは自分の我儘ではあるものの、
それぞれ食べられる量なんて違うに決まっている。

結局どうやって乗り越えたかは全く記憶にないが、
食べきれない給食と睨めっこしているあの時間は
今でも鮮明に覚えている。

ちなみに物心ついたときから周りの大人達に「もっと食べろ」と
言われ続けているので、食べることに対しての
嫌悪感のようなものが芽生え始めていた。
これも「うるせ~!!」案件です。


ケース③ 中学校

これは「うるせ~!!」エピソードの中でも特に強烈に覚えている。

友達と教室移動をしている最中だった。

後ろに他クラスの女子2人が歩いていて、会話が聞こえてきた。
どうやら私のことを話している。

「めっちゃ細いよなあの子」
「やばない?」

極めつけはこれだ。


「脚とかゴボウやん」



う~~~~~る~~~~~~~~せ~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒソヒソ話してたつもりでしょうけど全部聞こえてますよ。

あなたが例えに出したゴボウの花言葉知ってますか?
「いじめないで」です。


野菜に例えるならせめてネギにしてください。

怒りと悲しみでいっぱいでしたが聞こえない振りをして
スルーしました。このやろう。


ケース④ 高校

女子特有の集団行動に嫌気がさし、高校では1人で行動するようになった。
それもあってあまり「うるせー」エピソードはない。

ただ、小学校から一緒だった人がなんだかんだ高校まで一緒になり
最終的にその人から嫌われちょっとした嫌がらせはあった。

これはまた別の意味での「うるせー」だがせっかくなので紹介しよう。

休み時間、私は基本漫画を読んで過ごしていた。
その人は、私が1人でも平気な顔をしているのが気に食わなかったらしい。

いつものように教室で漫画を読んでいると、
彼女がお仲間と一緒に私の後ろを通り過ぎた。
よくある仲良しお手洗いツアー御一行だ。

その時彼女がわざと聞こえるようにこう言った。


「私この子嫌~い」


ドラマに出てくるような嫌な人って本当にいるんですね~~~~~。

この他にも、私が読んでいる漫画を
「何が面白いのか全く分からん」と否定したり、
私の唯一の友人が転校したことを知った時には
「ついに1人になったな」と鼻で笑ってきた。

1人でトイレにすら行けないあなたに
何を言われても響かないですが・・・。
あなたが否定した漫画のファンがあなたのお仲間にもいましたけどね。
どうにかして私を傷つけたかったのでしょう。哀れですね。
「うるせー」ことこの上ないです。
もれなく完全スルーです。相手にしたら終わり。

彼女から見た私は確かに1人で漫画を読んでいる
つまらない人間だっただろうが、孤立していたわけではない。
演劇部に所属して仲間と共に作品作りに打ち込んでいたので
楽しい思い出はたくさんある。



さて少し趣旨がずれましたので戻します。

ケース⑤ 社会人

高校を卒業し、一人暮らしを始めた私は
しばしば東京に遊びに行っていた。
地元とは桁違いの広さな駅を歩いていると、
時折しょうもない人から声を掛けられることがあった。
いわゆるナンパというやつだ。

突然後ろから「お疲れ!」と声を掛けられ振り返ると、
「脚、細っ!」と言われたことがある。


うるせ~~~~~~~~~~~~~~~

そこからどう話を広げるつもりだったのかは知らないが
非常に腹が立ったので睨みつけてその場を立ち去った。
失礼な奴だ。
一瞬しか顔は見ていないが特段かっこよくはなかった。
まあかっこよくても許しません。


働き始めると当然色んな人との関わりが出てくる。
それに伴って体型について言われることも増えた。

「細いからもっと食べないと」
「ダイエットしたことないよね?」
「細くて羨ましい~」
「細すぎて折れちゃいそう~!」


うるせーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!
折れたことないから安心しろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

全て逆の意味にしてお返ししたい。

大きなエピソードはこんな感じでしょうか。
これ以外にも、色んな場面で細いだのもっと食べろだの
言われ続けた人生です。


羨ましいとよく言われますが、何もいいことはありません。
ああいうことを言われるのもそうですし、
自分に合うサイズの服がなかなかありません。
腕が細すぎるせいでブレスレットは
手を下ろすと落ちそうになります。
ラバーバンドなんかは腕を上げると二の腕まで来ます。

タンクトップやノースリーブは映えないし
半袖も貧相に見えるので夏でも基本腕が隠れるデザインのものを着ます。

食事に行くと「それだけ?もっと食べな!」「減ってなくない?笑」

自分が食べられる量を自分のペースで食べるので
「うるせーほっとけ」の一言に尽きます。

初めて会う人にはほぼ100%「細いね」と言われるので
みんな同じことしか言わないな、と
他人への興味が薄れてしまいました。
今仲が良い友人はこれを言わなかった人達だ。
本当に感謝しています。ありがとう。

高校で打ち込んだ演劇も、どれだけ頑張って声を出しても
ずっと「声が小さい」と言われ続けた3年間でした。
どうしても体格のせいで声量の差があり、自分で筋トレをして
少しでもその差を埋めようとしていました。
悔しかった。

最近ではハラスメントに敏感になって
他人の容姿を話題にするのは失礼だという意識がやっと芽生えたが、
痩せている人間に対してはあまりその考えが適用されない気がする。

そして、あくまで私の経験上だが
体型について触れてくるのは女性が多い。
同じように体型で悩んでいるからだと思うが、
だったらなおのこと他人からとやかく言われて
不快に思うのが分からないのだろうか?
あれは一体どういう心理なのだろう。
むしろ何も考えていないのかもしれない。

大体、羨ましいと言いつついざ私と同じ状況になったら
きっと拒否するだろう。
あの人達は「食べても太らない体質」がいいのであって、
決して「標準体重に満たない体型」になりたいわけではないのだ。


思ったことを口にする前に少し考えてほしい。
自分が感じたことは他の多くの人も感じたことかもしれない、
だとしたら当事者である本人はそれを一番分かっているはずだと。

以前SNSで見かけたことがある。
「5秒以内に直せないものは言葉にするべきではない」
本当にその通りだと思う。

言葉遣いや仕草はすぐ直せるが、体型や顔立ち、身長など
本人でもどうしようもできないものはある。
それをわざわざ言及して誰に何の得があるのだろう?
言われた本人はずっと覚えているし、
下手すると一生付きまとう呪いにもなりかねない。

日本人は他人の見た目に干渉しすぎだと感じる。
芸能人がSNSに写真を載せようものなら
「痩せすぎ」「もう少しお肉付けた方がいいよ」「太った?」
などとコメントがつく。
役作りでそうしていることもあるし、ましてや
芸能人の体型がどうであれ我々一般人にはまるで影響がないのだから
いちいち口を出すなと思う。
なんなの?人の体型にケチつけないと死んでしまう病なの?
だとしたら患者が多すぎる。チョッパー薬作ったげて!



さていい加減この辺で終わりにしようと思います。

30を過ぎれば代謝が落ちて太るようになると聞くが、
家族を見ているとそんな雰囲気がないので
きっと一生付き合っていく悩みだろう。

これも個性だ!This is me!!!と前向きになったり、
なんなんこの体・・・気持ち悪・・・とネガティブになったりを
繰り返す日々だが、とりあえず今度「細いね」と言われた時に
何か上手い返しがあれば是非教えてください。

うるせ~~~~~~!!!!と言いたい気持ちはぐっと堪えます。
脳内で絶叫しておきます。

なんのまとまりも面白味もないものになりましたが
最後まで読んで頂きありがとうございました。
わーい4000字を超えたよ!書きすぎィ!

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