アイリッシュ・ダンス

タップダンスの原型といわれるダンスは下半身のアートである。空中を跳んでいる時間が長く、タップワークは地上に降りた時の余技のようにも見える。
 アイリッシュダンスと出会ったのは、友人に「チーフタンズ」のコンサートに誘われた時だ。その音楽も素晴らしかったが、そこに絡むアイリッシュダンスに見惚れてしまった。鳥人の踊りであった。タップの源流であることは知っていたが、生で見るのは初めてだった。
 このころからラテンダンスにタップを混ぜるようになった。靴裏の鋭い音が、ダンスの良いアクセントになる。タップシューズは履かず、少し硬目の革靴でやっている、革の響く音の方が好きである。でもステージに立つならタップシューズを履くしかない。
 一人や二人の演技もスゴイが、ラインダンスやリバーダンスと呼ばれるように、集団の群舞に見応えがある。

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