UiPath DX Rocket プロジェクト

この記事はUiPath Advent Calendar (produced with UiPath Friends) の 15日目の記事です。
#UiPathブログ

こんにちは。UiPath社員のR.Iです。本記事では、UiPath DX Rocket プロジェクトについてご紹介いたします。

UiPathは A Robot for Every Personというグローバルビジョンをかかげ、すべての人がロボットを活用することで、退屈なルーティンワークから解放され、よりクリエイティブな仕事に専念してほしいとの思いを持っておりますが、まだまだ社会では自動化の余地が残っている部分が多くあります。
特にNPO団体などでは、非営利であるが故にデジタルに投資する資金力や労力のリソースが足りず、自動化したくてもできない、ということも多いと思います。
UiPathでは、条件を満たす団体に対して無償でご利用いただけるCommunity Editionを提供していますが、製品へのアクセスがあったところで、ロボットを作って活用する人がいないと意味がありません。
UiPath DX Rocket プロジェクトでは、この隙間を埋めるため、NPO団体向けにUiPathの導入支援を行っています。

これまで数団体に向けて支援を行いましたが、そのうち一つの団体では、UiPathメンバーがオフィスを訪問し、簡単にStudio使用方法を説明しながらその場でプロセスを開発する、という形にて支援させていただきました。
開発したプロセスは、アプリを起動してボタンをいくつか押下していく、簡単なプロセスですが、導入支援にて作成したロボットは毎日元気に活躍しているそうです。
また、Studioを触りながら、「クリック」「文字を入力」という一般のアクティビティから、アプリに特化したアクティビティ(Excelに関するアクティビティ、G Suiteのアクティビティなど)など開発が容易になるよう様々なアクティビティがあることや、データスクレイピングや録画の便利機能もご紹介し、担当者の方に「これなら自分でも出来そう」という感想をいただきました。ロボットが初回稼働する際には、職員の皆さんが集まって固唾をのんでロボットの一挙一動を見守り、きちんと作業が終了した際には拍手がおこりました。
私自身も、ロボットの正常終了に安心するとともに、皆さんに喜んでいただけてとても嬉しかったのを記憶しています。私がオフィス訪問した際はまだ新人で、きちんと動くものが作れるか、わかりやすく説明できるか不安だったのですが、初心者の立場から製品の魅力を紹介し実践することで、初めての方にも寄り添ったご紹介になり、私自身も職員の方と一緒につまづいたり試行錯誤することで、UiPath導入の喜びを一緒に感じることができたのではないかと思います。

RPA導入方法は一つではありませんが、簡単なロボットをつくって動かしてみることで、完成する喜びを味わうことは一つの近道かもしれません。
小さなロボットでコツを掴み、動いた!という喜びを感じながら、次はなにを自動化しようか考えたり、日々の業務をしながらここは自動化できるなとアイディアが湧いたりと、一度自動化の喜びを味わえばあとは加速しながら自動化が進めることができるはずです。
支援した団体においても、自力で新しくロボットを作成したとご連絡をいただき、自動化の道を着実に歩んでいただいているようです。

A Robot for Every Personにおいて取り残される人のないように、というNPO団体支援のプロジェクトですが、私自身、支援先の団体にて自動化の喜びが広がっていく様子が嬉しくてもっと多くの人にこの喜びを感じてほしいと、日々気持ちをあらたにして支援に取り組んでいます。

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