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【このアップは4/28/2020にFBの7日間ブックカバーチャレンジで1日目に挙げたものです】

一冊目はこちら。

渡部昇一の「日本史から見た日本人」古代編・鎌倉編・昭和編
外資系に勤め始めて外国人とのコミュニケーションも増え始めたころ、バブル真っ盛りで「ご遊学」をあそばして中途半端に英語ができるように聞こえた「バイリンガル」が日本人としてのアイデンティティを持たずに多くの間違った情報を彼ら彼女らの接点でバラまいてくれていることに忸怩たる思いでいたころに読んだ本。
団塊のしっぽ世代の我々は、彼らと同様日教組にどっぷりつかった教育を受けてきて、日本人としてのアイデンティティをなかなかポジティブに組み立てられないで育ってきた。
二千年余の日本の歴史の中のたった数十年、近代から現代に移り変わる過渡期の戦前戦中の非常にユニークな状態、まだ白人による植民地搾取と人種差別が当然の世界情勢の中、唯一欧米と肩を並べようとした有色人種が「出る杭」となって「窮鼠」の状態まで追い詰められた時代。
その非常に特殊な短い期間をもとに、終戦とともにまるで二千年余の歴史を全否定されたかかのような、占領軍・連合国により作成された日本国憲法のもと、それらをベースとしてきた戦後教育。
本来国として民族として誇りをもってアイデンティティを形成するべき時期に、自虐的ともいわれる歴史観の刷り込みに違和感があって高校生くらいの頃から長いこと五里霧中だったものが、正しい理解と考察の大きな手助けとなりました。
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