ル・ポールのドラァグ・レース S12 Ep12 【Viva Drag Vegas】

<注意!>
■めちゃめちゃネタバレします。ウィナーもボトムも書きまくります。
■英語が赤ちゃんレベルの読解力なので、NetflixJapanに配信されていないものは翻訳に誤りがあることもあります。(その時はこっそり教えてくださるととても嬉しいです…)
■文章構成力もないので基本放送されているものをそのまま垂れ流し+感想で書いているようなテキストです。

ステージから戻ってきたクイーンたちがミラーメッセージを読んでいたらいきなり暗転。なんかサプライズがある…?誰か復活すんの?まさか!と思ったら普通にアクシデントでした。
照明が戻るまで再びアンタックドに戻って会話してたので、通してみるとなんか不思議な流れになってておもしろかった。ハイディのミラーメッセージを歯笛で読もうとするジェイダもおもしろかった。

ミニチャレンジ

ミニチャレンジはベガスで行われていた(コロナ自粛でショーが現在休止していますが…)ベガスショーのヘッドドレスを含めた30分間の即興衣装作成。全員短い間にゴージャスなメイク、衣装を仕立てていましたがウィナーはジジ。賞品はなんとベガスへの旅行券2人分!母を連れていくというジジ。今回のコンペになくてはならぬ人だもんね…いい子だよ。

メインチャレンジ

メインチャレンジはミニチャレンジと同様にベガスのドラァグショー。ここのところグランドフィナーレへのチケットはMVチャレンジの勝者だったけども、今シーズンはベガスショーの宣伝として企画したんだろうな。放送の時にこんな状況になっちゃっているとはね…
ジャッキーは前回のウィナー(イヴィ)はシーズン通して1度の勝利だったから、自分もこのチャレンジでなんとしても勝ちたい。
ジジはクリスタル大好き全開で、先週の勝利で自信はついているだろうけど、心の中の悪魔に耳を貸さないでなんとかこのチャレンジを乗り越えてほしい。だって一緒にTOP4になりたいから!とコンフェッションで言っていた。
他の人たちもクリスタルの様子をうかがっていて最高の愛されキャラだなとも思ったし、ここにきて最近メキメキと急上昇してきたクリスタルが脅威的で気になってもいるのかなともちょっと思った。

ジジのラップレコーディングはなんというか今どきの若者っぽいというか(すごい年寄りみたいな感想になっちゃったけど笑)、クールな感じだったけど10が満タンのエナジーの3くらいだねって言われて、「わかった。じゃあシートベルトを締めてね」ってさらっと言っててセンスいいな…でもキス音ができないなくて不器用な感じは笑った。
ジャッキーはさすがというかリリックの韻の踏み方がすごいうまかった。そしてアドバイスを受けたあとのラップも劇的にうまくなってて本当に器用な人だな。
ジジはクリスタルのラップを聞いて「大麻を吸った(セサミストリートの)カーミットみたい」。
ジェイダは音階が不安定(ドレミファソが可愛かったですね…!)で、ラップも詰まっていてレコーディグのリハの中では一番心配だった。

ダンスのコリオはジャマール・シムズ。(トドリック・ホールはさすがにもう出れないのかな…)
TOP5のメンバーはダンスがめっちゃ得意!って人が残ったわけじゃないってことに振り入れを見てて思い出した。かと言って下手でもなくて、トータル的に何をやっても平均点以上できて、それにプラス得意分野がある人、これがコンペで勝ち進む条件なんだと当たり前のことだけどあらためて気付かされた。
ということでダンスにはみんな苦労してた。
ジャッキーがセクシーに踊ろうとしてなんか不思議でちょっとぎこちないダンスをしているの見てジジが「お父さん~」って冷やかしてて、ジェイダもコンフェッションで同じこと言っててひどいけどうまいこという!
ジジを見て「ストレンジャー・シングスの子供みたい…」って言ったのはジャッキー。誰のこと言っているんだろう笑 オタクの子って言ってたからフィンか。

エリミネイションデイ。今日がワークルーム最後の日、S12もとうとうここまできたんだと感慨深いですね。
お互いの第一印象を聞き合ってて、なんかもう卒業式前の教室みたい…ってしみじみした。
ジジ「ジャッキーの春秋コレクションのランウェイを見て、(自分と一緒)のファッションクイーンだと思ったけど違ったわ~。」
ジャッキー「ジジの(初回のエントランスルックの)パイレーツ衣装を見てキャンピークイーンかとおもった」ジジ「…(costume?あれはlookです!)」
ジャッキー「ジェイダを即興劇の時に注目した、腐ったりんごなのに綺麗だと思って。」
クリスタル「誰が一番印象変わった~?」全員「クリスタル・メサッド!!!」

RuPaul's Drag Race Liveのショーのはじまり、初登場のエントランスルックで5人が出てきた時鳥肌がたって涙浮かんだ。はじめは13人いたのに今は5人で、あぁこの5人が勝ち残っていたんだなぁと感動した。
今までのラストメインチャレンジの中でも倍くらいの長いショーだったけど、全然長さを感じずもっともっと見たいと思った。
誰一人しくじってなくて、輝いて…もうほんとよかった…。
ジジとジェイダはライブのステージにたった時のオーラがすごい。舞台にたったときに一瞬で目を奪われる衣装をもってくる才能もすごい。
ジャッキーはラップのライムが一番好きだったし、セクシーなジャッキーを見せるわよ~って言ってたとおり鏡の前でのジャッキーはとても艶やかで美しかった。
クリスタルはハッピーパワー全開、見ているだけで笑顔になっちゃう。かわいくてかわいくてクリスタルのおばあちゃんになりたい。
シェリーパイも牽引してとてもよくて…番組的にも優勝の最有力候補だったんだろうな…とショーのポジションを見てて思った。

■クリスタル→クリスタルなりのEleganza Extravaganzaは意表をついた衣装。宇宙の王子様という青いベルベット、スパンコール、そして奇妙なシェイプ。
クリスタルはいつだって意表をつきまくりだったな…初めて見た時のメイク、動き、とびきりのかわいらしさ、そしてここまで勝ち残った才能と成長力。
■ジジ→びっくり。プロムで誰もダンスに誘ってもらえないオタクでだざい女の子風衣装。歯列矯正のヘッドギアまでしてて幼稚な色、ダサめのフリルなのにトータルするとめっちゃハイファッション…!
■ジャッキー→クリスチャン・ディオールをインスパイアしたシルエットに赤に黄色のドットはアンディー・ウォーホール。(日本では草間彌生さんぽくも見える笑)。とてもかわいい。
■シェリーパイ→往年のキネマっぽいマーメードラインにフェザーが綺麗な青い衣装。帽子や日傘、ボアの小物がいいアクセントで綺麗。
■ジェイダ→これぞEleganza Extravaganzaというとっておきにゴージャスでファビュラスな衣装。自分が自分のために作っているからかもうジェイダの美しさを余すところなく伝えるドレスで…美しい…。

ジャッジでは、クリスタルはライブやランウェイでのクリスタルらしさを絶賛してもらったけども、ミシェルがライブの最後の衣装の色合わせが好みでないと言われてしまう。
ジジはル・ポールが心からファッションを楽しんでいるねって言葉ももらってたけど、いや本当に本当にそう。ファッションが好きというより楽しんでいる。
ジャッキーも絶賛だったがジャマールから頭を振った時にウィッグが少しずれてたと指摘された。ミシェルから「あなたがここに立っていることを誇りに思う」と言っていたがこれは何度もジャッキーが言っていることなのでとてもうれしい言葉だったのでは。
ジェイダはジャッジたちからスターという言葉をもらっていた。
シェリーパイもルー含め好評だったが、ライブの最後の衣装が好みじゃないとミシェルの指摘があった。確かに…最後の衣装が他に比べて少し地味だった。

今週のウィナーはジジ。今までTOP4を決めるチャレンジでウィナー決めていたっけ?
そしてボトムはクリスタルとジャッキー。うううう、全員すばらしすぎて誰もがウィナーだった…から今までの戦歴の累積ポイントって感じのボトムなのかなと思ってしまった…。

二人のリップシンクはアクロバティックなわけでもないし、すごく派手なのかというとそうでもないんだけど何より二人が楽しそうに踊っていてそれを見ていて楽しくもなるし、せつなくもなった。
シェンティステイはクリスタル、サシェイはジャッキー…
正直…私個人の意見としてはジャッキーのリップシンクのほうが好きだったので…今回の結末ははじめから決まってたのかなって思わなくもない…いやでも、クリスタルのことは好きだし、TOP4にふさわしいと思う。じゃあ、誰が落ちたらよかったんだ、シェリーパイで1枠が…とかあああああ、もうもうもうもう…!

今回自分がネクストドラァグスーパースターにふさわしい理由とか、子供の頃の自分に伝えるスピーチがなかったのなぜだろう。マンネリ打破のマイナーチェンジ?
でもかつてこのスピーチの素晴らしさでウィナーやエリミが決まってたところがあったし、私も好きな要素なんだけどな。残念。
そう、ジャッキーのこのスピーチがとても聞きたくてこのスピーチがあれば勝てるともちょっと思ってたし。
あと、ルーとミシェルとのポッドキャストもなかったね。

私、先週見終わって、今週のチャンレジも終わったときに「あ、これは史上初のTOP5でグランドフィナーレだ…!きっとそうだ!総当り戦???それとも5人ひとりひとりやってネット投票???あ、そもそもシェリーパイいなくなるから4人か!偶然とはいえうまいこといったな、こりゃ」って思ったんです。いや、そんなことなかったか…そりゃそうだよね…。
とはいえ、TOP4のバランスいいよね、キャンピー・ファッション・パジェント・コメディ(編集はいりまくりでシェリーパイの印象がうまくつかみきれてないけど)。
ジャッキーにグランドフィナーレに行ってほしかったなっていう気持ちがあったので、サシェイしたことで私自身少し混乱してしまったけどでもこれが結果だし、TOP3は全員大好きだし、とびっきりに素晴らしい3人。

ジャッキーの最後の言葉は「You only have one life to live,so better go out there and live it.」(人生は一度きり。とどまらずすすめ)
このステージにたっていることの意味を知り、行動にうつし、そして誇りを感じ、人を感動させたジャッキーのこの言葉はとても意味のある言葉。
私もジャッキーが伝えてくれたことでたくさん勉強になった。
ジャッキーはここで去ってしまうけども、とても愛らしくそして器用なクイーンなのでこれからもたくさん活躍して楽しませてくれるんだろうな。私はそれをとても楽しみにしています。

<ミニチャレンジ>
Viva Drag Vegasの即興衣装づくり
ウィナー→ジジ
<メインチャレンジ>
Viva Drag Vegas
ランウェイカテゴリー:Eleganza Extravaganza
ウィナー→ジジ ボトム→ジャッキー/クリスタル

【ep12 untucked】
晴れ晴れとした表情の5人。ルーから大絶賛してもらったこと、もうこれ以上できないって思うほどやりきった達成感で心地よい疲れに浸っているような雰囲気。
シェリーパイが今日は最後のアンタックドだから、好きだったアンタックドのシーンごっこやろうって言い出して、ジャッキーが間髪入れず立ち上がり「fuck you!fuck you!」って甲高い声で何度も繰り返す、これはハイディのマネ。
クリスタルは「ウーピーの隣に座ったときが一番好きな瞬間~、どうやったら彼女が言った言葉のすべてを脳に永久に保存できるの?」。
ジェイダはレスリー・ジョーンズがきたときにウィドウの酷評された靴にサインしたの最高だったってみんなで爆笑。AOCが忙しい中きてくれたのも感慨深いと。
ジャンが何度も押したドデカSHADEボタンの話になり、じゃあアンタックドで一番シェイドだった瞬間って質問になって、
ジャイダはエイダが激キレした時で、クリスタルはハイディとジジが険悪になった時。

ジャッキーは誰がボトムになるかわからないと言いながらもしっかりとリップシンクの準備をしていたのは、本当に誰かわからないから自分かもしれないと思ってたのか、それともどこかでボトムになることを覚悟していたのか。
でもクリスタルを含め、シャリーパイもジジもリップシンクの練習はやってた。みんな同じような気分だったのかな…

スタジオに戻る前に五人で手を繋いで円陣組んで愛と気合を送り合っているの見て涙出た。私、円陣見るの大好きなんですよ…。
S12のクイーンの円陣シーン、ル・ポールのドラァグ・レースで私が好きなシーンランキング作るとしたら上位にランクインしそうなぐらいいいシーンだった。

車に乗って去る時にジャッキーは「投票するんだよ!」と繰り返した。アメリカ在住ではあるものの投票権がないジャッキーのこの言葉はとても重要でとても重い。
ドラァグレースに出て優勝することが全てではなく、そこで何ができたかが今後のキャリアの大きな味方になるってことを何度か書いているのだけど、
ジャッキーはもちろん今後のキャリアの糧にもなるだろうし、何よりも過去の呪縛からの解放や、自分が誰なのか、自分自身の尊さ、アメリカにいることの意味を深く知ることができたということもドラァグレースに出て得た宝物なのではないでしょうか。
聡明で器用で仕切り屋で、美しくて強いジャッキーの未来が今まで以上に輝きますように。

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