ル・ポールのドラァグ・レース S12 Ep5 【Gay’s Anatomy】

<注意!>
■めちゃめちゃネタバレします。ウィナーもボトムも書きまくります。
■英語が赤ちゃんレベルの読解力なので、NetflixJapanに配信されていないものは翻訳に誤りがあることもあります。(その時はこっそり教えてくださるととても嬉しいです…)
■文章構成力もないので基本放送されているものをそのまま垂れ流し+感想で書いているようなテキストです。

ワークルームは重苦しい雰囲気につつまれていた。

サクラちゃんの涙声を思い出して涙ぐむジャッキー。
ブリダのボトムはドラァグレースに出場前からファンが多く人気者のブリダの覚醒を狙ってではないかという意見が散見されていたが、ブリダ自身も今後はギアをあげて取り組むと言っていた。
そしてジジのお祝いやニッキーをねぎらったあとに出てきた話題はエイデンについて…穏やかではない雰囲気です…何人かはボールチャレンジのボトムはエイデンだと思っているようで、それはランウェイの仕上がり具合もあるし、課題に取り組む姿勢について疑問を感じている人もいるようで、ブリダはみんなが洋服を製作しているときに早々終わらせたエイデンが休憩をとって寝ていたのも気になっているみたい。

ミニチャレンジ

クリスタルとウィドウが手を組んで「Team Missourri's in the house!」ってニコニコとワークルームに入ってきてかわいったらありゃしない。ジャッキーさんの私服が…変わっている。あれはペルシャではよくある服なのかしら。とてもお似合い。
5週間も男っ気がないでしょ~、誰がいい~?みたいな会話しているのどのシーズンでもよくある光景なんだろうな、楽しいな。
こういう場合の「trade」の使い方がわからなかったのでこの訳であっているかどうかは微妙ですが…(違っていたら教えてください!)

ミニチャレンジはピルを選ぶって運試しのものなので特におもしろいわけのではなかったけど、ピットクルーに聴診器あてられているときのジャッキーの目つきのエロすぎてエロすぎて…もう…よかった…

メインチャレンジ

メインチャレンジの配役はミニチャレンジのウィナーのジジとニッキー。
ジジとニッキーが配役を行っているときにエイデンのあくびショットが映し出される…ep4の昼寝でもめたのを思い起こす演出…?もー、悪意~。
あてがわられた配役にいまいち納得していないのはウィドウとエイデン。でもこの二人はなんだかんだで器用にうまくやり遂げそうな感じもある。

ルポールの巡回ではまたクリスタルのエル・デバージ絡みをしている、どんなけこのネタお気に入りなんだ。

リハではジェイドが苦労していた。意外…って思ったけど、即興劇のときも特に演技が上手ってわけでもなかったなと思い出した。
ジジがえらくウケててて、カーソンにもパーフェクトと言われたけども、そんなにもなの?って思ったのは私が元ネタを知らないからなのかな。おもしろかったのか、上手だったのかはよくわからないのだけど、ジジは白衣の下に着た緑のワンピースが秀逸だった。病院の白貴重のセットの中で誰よりもぱっと目をひく。これは元ネタでもこういった衣装なのか、もしそうでなくてちゃんと狙ってなのだとしたらまじすごいな、ジジは。あと猫ちゃんの使い方もめっちゃうまかった。やっぱジジおそろしい子。

ニッキーがフランス語で演技したときにカーソンに褒められて微妙な顔したニッキーがインサートされた。実際にこの時この表情をしたのかはわからないけども、ニッキーにとってフランスではなくアメリカで活動しようときめてアメリカで生活しているのはさぞかし大きな覚悟があってのことなんだろうし、そのあとも言葉や文化の壁で苦労しているだろう。
パーソナリティーが見えない、アメリカのショービスだけどもフランス語を話せばいい…あの表情にはニッキーの悪戦苦闘や悩みが見えた気がしてなんか辛かった。

エイデンは希望の配役ではなかったけどもでもゴーストの役はエイデンが一番似合ってたと思う。ブリダがツバが飛ばすのを愚痴っているの申し訳ないけど笑ってしまった。

ワークルームでシェリーパイが母親の話をしてたとき(カットされまくりだから誰かが話かけてたりしたら、あ…そうだよねシェリーパイだ…ってなる)、ジャッキーが唇を噛んで目に涙を浮かべて自分の話を始めた。
母親は教育熱心で、医者にしたがっていたがジャッキーはダンスや歌をやりたかった。でも男の子はそんなことするものではないと思われていたし、その結果母親はジャッキーが今ドラァグをしていることを知らない。
ジャッキーは母親が自分の本質をみとめてくれないと憤るわけでもなく、母親が望む姿になれなかった自分を責めているようで、ジャッキーのやさしさを感じそしてとても切なくなった。
ジャッキーを慰めるジェイダの言葉を聞いているウィドウも母親とのことを思い出し涙ぐむ。ウィドウが17歳の時に母親は車事故で亡くなった。その日ウィドウは母親と喧嘩をして家を飛び出して友達の家に身を寄せていたのが警察が家にきて母親の死を告げた。
ウィドウのビッグスマイルの影にそんな悲しいことがあったなんて…お別れもいえず突然二度と会えなくなるなんて悲しすぎる…

ランウェイのカテゴリーはPlanet of Capes。ケープだけでなく宇宙的な要素を盛り込まなきゃいけないのか?
ジェイダのルックは強気な赤い色がとても似合っていて、肩のところが特徴的にとんがっているのかと思ったら後ろはリボンのようになっていて素敵だった。
■ブリダ→悪くもよくもなく普通といった感じ。ミシェルにネグリジェみたいって言われててちょっと笑ってしまった。
■ジャッキー→ルーツでもある中東の民族衣装風。ベリーダンス的な腰の動きが…たまらなくセクシー。
■ジャン→パラシュートを広げるようにケープをひるがえしランウェイを元気に走るところが柴犬のようでかわいい。
■ジジ→今週もすぐにでもファッション雑誌に載れそうなほどのおしゃれ具合。形、色、腰あたりに入っているライン、小物すべてが素晴らしい、けどもフォルムが前回・前々回と似ているように見える。これがジジを一番美しく見せるフォルムであえてそうしているのかもしれないけども(しかも同じようなものとはいえ見ていて全くあきないってのも素晴らしい)
■シェリーパイ→エルビスプレスリーのようなルック。出てきた瞬間ステージを支配するかのような…スクリーンタイムほとんどカットされているのにこの印象の残りぐあいはすごい…
■ハイディ→ダイアナ・ロスっぽい感じがする。
■クリスタル→ミシェルが「フリーダ・カーロ」とつぶやいた。クリスタルは自分のルックをトロピカルプリンセスっていってて、なんかその言葉クリスタルにめっちゃ似合うなと思って笑ってしまった。
■エイデン→羊たちの沈黙モチーフ?でエイデンぽいホラーファンタジーの要素がはいってていい。
■ウィドウ→ジューシーなスイカだった。
■ニッキー→planet要素は誰よりも強かったが、逆にケープ要素が一番弱かった気がする。とにかく美しいことに変わりはないのですが。

出来上がったゲイ・アナトミーを見るとシェリーパイさんが別格だった。
でも誰かがすごい下手くそとかは全くなくて、全体的にレベルが高い。
なのでランウェイも含めて圧倒的なトップも、圧倒的なボトムも私には思い当たらなかった。

ウィナーはシェリーパイは納得。あんなにカットされててもなお印象に残りまくるのはすごすぎる。
ボトムに残ったジェイダ、ブリダ、ハイディ、クリスタル、ニッキーに誰が脱落すべきかの質問。出た…ドラマを作りたいのかもだけど、この質問つらすぎてやだ…
ジェイダはランウェイのルックからハイディを指名、ブリダとハイディとクリスタルはニッキーを。
ニッキーは自分の名前をあげた。だが他の子の名前をあげろと言われ、ランウェイの出来からハイディと名指し。
いや、ほんとつらい。自分の名前をあげないといけない心境になったニッキーや、穏やかでやさしい性格のハイディやクリスタルのつらそうな表情…すべてがしんどい。

ボトムはハイディとニッキーの二人によるリップシンク。ニッキーのリップシンクはDRU Kぽいというか踊るというよりはランウェイを華麗に歩くリリップシンクぽい。どちらかというとハイディのほうが戦っている印象はあった…上手い下手というよりは…。ウィッグが取れた時のリカバリーも見事だったよね。
ニッキーの脱落はとてもつらい、とても悲しい。先週のサクラちゃんに続きS12の推しクイーンが脱落で…もうとにかくテンションさがった…
S12は全体的にレベルが高すぎて圧倒的なトップも圧倒的なボトムも見当たらない、今回のチャレンジもそうだったと思う。
だからこそ自分のパーソナリティーを上手にアピールし、なおかつ聡明さ、器用さ、ファニーなところ、ファッショナブルなところ、他の人にはないところを出して、でも出しすぎもいけなく…ってむずかしいな!!ほんと歴代のシーズンの中でも全体的なレベルが高くてすごいコンペティションだな。
そんな中でもニッキーは私の中ではただのファッションクイーンでなくて、ちゃんと個性を感じてたようには見えたんだけど。
ニッキーのピリッと辛辣なコメントも、周りへのやさしさも、アメリカへ渡った野望も、全部ニッキーの個性として好きなんだけどな…
もちろんランウェイの出来はコンペティターの中でも常にトップレベルで、これから先のいろんなカテゴリーのニッキーのランウェイを見続けたかった。
ほんと残念で悲しい。

さて、来週は大番狂わせもあるスナッチ・ゲーム!!
S11のときのスナッチ・ゲームを思い出すと未だに胸が痛い…
器用な人ばかりのS12のスナッチ・ゲームはどんな感じなのでしょうか?

<ミニチャレンジ>
ピンクのピルあて ウィナー→ジジ・ニッキー
<メインチャレンジ>
ゲイ・アナトミー(アクトチャレンジ)
ランウェイカテゴリー:planet of the capes
ウィナー→(シェリーパイ) ボトム→ニッキー/ハイディ(ブリダ)

【ep5 untucked】

ランウェイで聞いた「誰が帰るべきか」という質問を再度アンタックドですると、ブリダは「エイデン」だと答えた。
今回のエイデンはお芝居もランウェイもそんなに悪かったとは思わないんだけどな…ブリダ的にはこのチャレンジでというよりは今までで蓄積されたエイデンへの不満を吐き出したんだろうな。
それをきっかけにエイデンが集中攻撃されはじめ…ニッキーも「今回はジェイダがセーフで、エイデンがボトムであるべきだった」といい、
エイデンも負けずに口撃をしたら、ハイディが(自分がボトムであることを自覚しているので)「時間がないから」といって席をたった。リップシンクの練習をしたかったのもあるけど、この雰囲気がつらかったんだろうな、やさしいハイディには。
同じく真っ直ぐでおそらくこういう論争や喧嘩を好まないジャンも席をたちハイディのもとへ行った。
ボールチャレンジのときのエイデンの昼寝についてニッキーが蒸し返してまた喧嘩がヒートアップした。
あの時の昼寝をよく思わず(まぁそりゃそうだけど)、それでいてエイデンが今回セーフだったことに納得いかない人は多いのか。
S2のタイラも昼寝でやり玉になってたし…今後ワークルームでは昼寝禁止…!
さすがにハイディがいい加減にして!ってキレて事態はさらに悪化…
ジャッキーが「これはル・ポールのベストフレンドレースではないけども、これは一人で行うレースではないので周りとの協調や共同が必要である」という言葉なるほどなとも思った。
(すべてを見ているわけはないのでわからないけども)エイデンは周りと溶け込むのが苦手なタイプなのか、そしてビッグシティ出身でない自分に対してどこか劣等感があるというかビッグシティ出身の周りを皮肉に思っているのか、正直かわいくないところがあるのかもしれないけど…それはそれでエイデンの個性なわけだし…むずかしいね、ほんと。
弱気になっているハイディを慰めるニッキー…おそらくこの時点で自分とハイディが戦うことは想定してただろうに…家に帰りたくない気持ちは二人ともあっただろうけどその気持ちがより強かったのはハイディで、その結果だったのかなとも思う、残念だけど。

大きな夢を持ってアメリカへ渡ったニッキーだけど、文化や言葉の壁を感じてかなりの重圧やフラストレーションを感じて辛かっただろうに、そこにきて個性が見えないなんて言われたらどうせいっちゅうねんってさらに自分を見失いかけてしんどかっただろうな。
でもワークルームに残された手紙(ハイディの言葉がとてもよかった「二人でリップシンクをしないといけないのは辛かったけど、これは二人の美しい友情のはじまりだから。あなたの美しさ、美しい魂を愛している。やさしくしなやかでいて。」)をよんだニッキーが自分はちゃんと個性や自分の気持ちを見せることができていたと思うといっていて見ているこちらも救われた気持ちになった。
そうだよ!私がニッキーを好きになったのは見た目だけじゃない、ってことはちゃんとニッキーの人となりをそれなりに感じることができたんだから。
ということはしっかり個性が見えてたってことだと思う。ニッキー、好きだよ…
ハイディにウィッグとストールを残すニッキー。
ニッキーのランウェイルック、にかっと笑う笑顔、少し皮肉がきいたコンフェッション…これを見れなくなるなんてほんとうにさみしい。

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