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雑記 2023/04/22

仕事で合法的に映画を観た。食事のシーンをかなり大事にしている映画で、特にチキンを食べるシーンで空腹がピークになり、ふたりでケンタッキーたべたいですね、って話してたら先輩がお昼ケンタッキーにしようって言ってケンタッキーに3人で車で行った。

車を出してバケツのチキンを2個・辛いチキン3個・ポテト・ナゲットを食べた。スーパーで2Lのお茶も3本買った。恥ずかしながら職場では年下役を買って出ているので(本当に年が1番下だしそれが円滑に行く方法だとわかっている)、本当に思っていたけどわざとらしく「すごーい家族みたい」と言ったら、ふたりとも笑ってくれた(このふたりだから言ったんだけど)。

あんなにおいしく食べたのに職場の蛍光灯のもとでは全くおいしくなさそうだったのでこうして文字に残してる。ほんとうにたのしくておいしかった。誰も死ななければいい(そしたらうちの仕事になんないけど)。

おいしかったのにー。

仕事を終えて、社用車で帰宅していいとのことだったので私の家とは逆方向だったけど好きな先輩を下北沢まで送った。

神宮外苑の樹木伐採のデモが行われるのを昨日Instagramで知り、神宮外苑の樹木にも坂本龍一への想いも至極薄くて申し訳ないので「とりあえず、通りかかるだけ…」と下道で神宮外苑まで車を走らせた。周辺は歩いて結構行くのに車では初めてで、あの辺を車で走るとMIU404を思い出す。

入り口がわからなくてぐるっと走らせていたら、急に視界に真っ赤に身を包んだ人が入ってきて思わず「マヒトだ」と口に出していた。「とりあえず通りかかるだけ」がはるか遠くに行って、車を駐車場へ停めた。

マヒトが居たのはステージ側で、私が通った道路はステージの真裏だった。私が到着したのはとうに19時を回っていたけれど、近くに行くと思ったより人がいて会場右手で署名活動をしていた。署名なんてしたことあるかな。オンラインで一度したくらいな気がする。

タイムテーブルがどうなっていたかわからないけれど到着して10分でマヒトと寺尾さんのステージが始まった。
寺尾さんのことは今回のことで初めて知った。例の如くいいものを言葉にすると陳腐になるので書けない。夏の曲がよかった。

ただ、2人のステージが行われている時どうしてもやるせない気持ちになったことを記録しておく。
私の前で(恐らく)男女(帽子を被っていてわからなかった)がInstagramのストーリーを撮り始めてたじろいだ。マヒトと寺尾さんの前から妙に喋るふたりだとは思っていたが、それは今回のことを話していたり、ステージ上の人の話をしていたと思っていたが、耳に入ってくる話は今話さなくても…という話ばかりだった。背景をマヒトと寺尾さんにして、女の子が笑顔でうつるというスリーショットだった。しかもかなりグッとくる音が流れている瞬間に撮っていたので、何もかもがわけがわからなくてこの場で怒っていいのかもわからなかった。たとえばもし、その人がストーリーに載せて、「こういうことがあったんだ。」と今回のデモのことを知る。その人が署名する。それで伐採が無くなったとしたら、今私がふたりを注意することは悪なんじゃないかと思った。その前にそんな勇気すらなかったけど。何回も「今する話ですか。端のほうでやってくれませんか。」と頭の中で反芻したけど、私はふたりに対して軽蔑した目を向け、やや大きめにため息をつくことができず悔しくて泣いた。私はスーツを着ていて、こんなに正しい服を着ているのにこんなにも無力なんだなと落ち込んだ。そりゃこんなごくわずかな場所でこんな気持ちになるなら戦争は終わらないと思った。戦争反対。
『一つにならなくていい。それぞれの理由で集まろう』という言葉を思い出す。わかんなくなった。

その後に演説したD2021の女性の方の話がとても良かった(名前記録してないし、録画しておけばよかった)。
『東京にはどんな印象がありますか。こうやって、なにかあれば人がこんなに集まる。それでもどこか寂しさを抱えている。私の好きな書店や樹木はたくさんなくなりました。』
『きっと、小池都知事も木を見上げて気持ちいいと思う瞬間があったはず。』

政治の話をするのってなんでこんなに疲れるんだろう、ダサいかんじがするんだろう、恥ずかしいんだろう、と、ぜんぜんおもう。誰とも話せないし、著名人のツイートにいいねしたりRTするだけだ。前まではそれだったけど、ちょっとだけこうして綴ることにする。明日は選挙に行く。東京に音楽を聴きに行く。

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