生活 20200608~20200618

Quarantineの題を外すことにした。何かが終わったわけではないと思うのだけど。終わったのか終わっていないのかわからないまま生活が続いていく。試しに生活と題をつけることにする。

6月8日(月)

また月曜日がやってきた。朝カーテンを開けると庭のトマトが地面に打ち付けられていた。とんでもなくかわいそう。昨夜の豪雨だろうか。支柱を2本ずつに増やしてあげる。しかし、根っこの幹より太く長い枝を伸ばしはじめていたりして、トマト、自分の重さを自分で支える気がそもそもないんじゃないか?と疑わしい。トマトだけじゃ自生できないと思う。とてつもなくアンバランス。わたしの育て方だろうか。人間の手間暇を換算にいれて生まれた人工的な植物なのかもしれないな、と思う。今読んでいるジル・クレマンの『動いている庭』となんだか呼応してトマトが見えた。

フランス語、数日かけてBILAN(復習問題的なパート)を解いたけどぼろぼろすぎてこの1か月はなんだったのだろう、と唖然としてしまう。単元ごとに問題解くぶんにはいいけど、全体を通すと身になってないということだな。6月は、5月の復習をしながらすすんでいかなければならなさそう。

Kindleのケースと保護シートが届いたのですが、けっこういい感じ。カバーは本体に取り付けるやつだとせっかくの軽さが台無し、と思ったのでフェルトのスリーブケースみたいなのにした。わりと成功だと思う。シートは紙みたいなざらざら感のあるやつにしてみた。これまたよさそう。ちょっとざらざらすぎるかもしれないけど。

髪を切りに行く。ドライヤーに何十分もかける日々がいやになってきた、夏。少し時間があったので、1年前ほどにできたらしいモスバーガーで野菜サンドを頼んでみた。レタスの間にハンバーガーの中身がはさんでありヘルシー風なのだけれど、幾重にも重なったレタスでは心もとなく食べづらいということを発見した。やっぱり、野菜は、内側にあるべきだった。美容院に入ると、手を消毒させられ青い手袋を着用するように言われた。LLサイズ。でかすぎ。よく考えたけど、髪を切られる側の人間は、そんなにあちこちべたべた触らないのではなかろうか。案の定雑誌は配られなかった。Kindleを持ってきて正解。にしても青い手袋......。店を出るまでやっぱりあんまり腑に落ちなかった。念には念を、だろうか。あとはマスクをしながら髪を切られるのも妙だった。切られている時に口許がぼけっとしていてもばれない点ではいいかもしれないけれど、やっぱり髪と顔の関係性は大事だと思うのでマスクなしで髪を切れる世界にはやく移行したいところである。

帰りに雑貨屋さんが開いていたので、夏らしいかばんとかわいい柄のバンダナを二枚買った。

6月9日(火)

10時、定例会。12時まで、ゼミ。後輩が発表するのをはじめてみたけれど、ゼミのまとめかたってとても人間性が出るなあと思った。わたしはざっくりざっくり大枠を掴んで話すのでなんだかいつも自分ありきの発表になる。彼女は、じっくり頭からお尻まで丁寧にみていくタイプの人なんだろうなあと思った。

後輩の卒論資料のために15時に大学へ行く約束があり、それまでだらだらとしてしまう。まるっきり三か月ぶりくらいの大学。いろいろ事前申請の紙など用意しなくてはならずなかなか面倒でもあった。引っ越しも片付けも終わっていない荒れ果てた研究室がそのまま遺跡のように残存していた。緑だった植物だけがパサパサの黄色に変わり果てていた。

2週間後にゼミの担当がまわってくるので、Artのぶっとい図鑑の担当部分を再読する。構造主義の復習パートのパワポはつくりおわった。めずらしくサクサク作れた。ずいぶん理解できるようになったからだと思う。成長を感じる。

6月10日(水)

最近再び夜寝れず朝起きられない生活をしている。

登記のいろいろを確認していたらオンラインから登記取得できるらしいことを知った。試してみる。祖母の家は古いのでオンライン化されていなかったけれど、試しに自宅の登記をダウンロードしてみた。しめて600円ほど。

フランス語テストの延期延期が続いて、やっと再来週には受けられそうとの連絡。この2週間はフランス語強化週間に返り咲き。とりあえず一ページ問題を解く。

ジブリの楽譜が届いたので(!)チェロを弾く!一番高い弦がギュンギュンいうので、弦変えた方がいいかもしれないなあなどと思う。弦楽器ってどうやってうまくなるんだっけ。忘れてしまった。音程もさることながら、弓の運びが60点以上にならない。じっくり思い出すしかないのだろうか。

6月11日(木)

夜にオンラインでエスキスを頼んだら、プレゼンは5分にまとめて、といわれるのでレジュメとパワポを作り直し。途中でマリオ・カルポ『アルファベットそしてアルゴリズム』を読み終わったことにより、若干のいろいろな修正。イラレで図を作って書き出して...ってやっていたけれど、最近keynoteでやってスクショでレジュメにもっていけば簡単だっていうことに気がついた。基本的にプロセスで修正が入る間はこうやって簡単に作成して、最終提出の前に図をイラレやフォトショで清書すればいいのだろう。ライフハック。

スライド直すの、結局丸一日かかった。1830からは先輩の卒業研究を聴講したりなんなりしていたからっていうのもあるけど。

2200、オンラインでエスキス。いろいろ不安で、先週あたりお悩み長文メールを書いて送っていたわたしであるが、今日喋って少し世界がクリアになった。このままやってみるしかない。「作者は事後に現れる」という本で読んだ言葉が背中を押す。

6月12日(金)

9時前に起床。でも結局、虹プロなど見ていたらすぐに10時。松竹の『新聞記者』が今日が最終日なので、どうしてもいきたかった。用意して出発をする。映画館に映画を観に行く、がこんなにうれしいとは。

松竹の席は2席ずつ空いて千鳥配置なので (従来もそんな客入りのことあるけど。笑 とても混んでいる日もあるが)、すごく贅沢な気持ちになる。満員の映画館で映画を見るスペクタルもあるけれど、ほとんど人のいない映画館で映画を見る方が好きだ。(ただ潰れないでほしいとは思う)

幕間がいつもより長く、30分。昨日おにぎりの動画を見た為、コンビニおにぎりの説もあったけれど少し歩くとタイ料理屋さんがワンコインのお弁当を出していて、すごくかわいらしかったので、自分の健康、心の健康、お店への投げ銭の気持ちでカオマンガイを買って公園で食べた。この公園、時々来ていたなあ。

映画館に戻る道中、再びタイ料理屋のお姉さんに会い、手を振ってくれた。おいしかった、またくる。映画と公園でカオマンガイの組み合わせ、めちゃくちゃいい。

6月13日(土)

おばあちゃんに会いに行く。とても元気そうだった。とても元気そうなのと裏腹に、「死ぬこと」に向かっていく生き方をとくとくと語っていて、少しさみしくなった。思考を絶やさず、叡智を積み重ねてきた人だから、こうして自分の命の畳み方を自分で考え決めていける時間があることは、彼女にとってなによりのことなのかもしれない。このコロナの間につくったマスクがたくさんの人に喜んでもらえて、また新しい縁もできたんだ、と嬉々として語る祖母は、86になっても自分の信頼しうる社会をきちんと構築していて、誇り高い人である。

夜、同期とスカイプ。計画についていろいろ聞いてもらう。むずかしいな。考えることまだまだあるのだろう。心折れそうなこともあるけれど、わたしが思うように進めていかなくては。

6月14日(日)

わたしはわたしがどうしたいかわからなくなってしまって、つらくなってしまった。こうやって考えている悩んでいる時間が無駄に思えて、だったら前へ進めよ、と思うのだけれど、なにも解決しないままに前へ進んでいくこと、進んでいるように見えて大きな後退のような気さえしてしまうのである。誰かの前で泣きたい。わたし、誰の前でだったら泣けていたんだろう。

6月15日(火)

頭痛がするday1

ほんとうになにもできなかった。月に一度くらい、こういうことが訪れる。生理と関係があることもあるし、ないこともある。こういう無気力の一日でわたしはひと月生き延びているのだと思う(ことにしている)。29日は、すくなくとも25日くらいは、とても健康に生きているので、それでいいやと思う(ことにしている)。

6月16日(水)

頭痛がするday2

TV5MONDEでTCFの例題があったのでぽちぽちと解く。リーディングは80%の好成績。文法がだめだめっぽい。総合的にはA2の終わり〜B1のはじまりあたりです、と結果が出た。そりゃそう。本番ではB1が取れるといいなあと思っている。

6月17日(木)

元担当教員の新しい勤務先までヘルプで遠出。下り電車で一時間という、立地。丸一日働いた(ただ働きとも言う)。

6月18日(金)



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