生活 20200620~20200630

6月20日(土)

虚無の土曜日。

6月21日(日)

都心ど真ん中最新ファッションビルに中高生のためのクリエイティブスペールがある(雑なオブラート)。わたしが大学時代を過ごした子どものためのワークショップの番外編として活動があるというのでのこのこ出向いてきた。数年ぶりに会う顔はうれしいし、小4~6まで共に過ごした子どもたちが中学3年生になっている、この、とんでもない気持ちはわかるだろうか。

残念ながらイベントを途中抜けをして、フランス語のテスト(TCF SO)をアンスティチュで受けてきた。そもそも3月だったものが6月になったのである。紙式のテスト用紙はフランスから送られてこないのでコンピューターになりました、と言われる。なかなか特異な状況やな。コンピューターでのテスト、終わると即結果が出て気持ちがいい。結果、B1(Listening B2/Writing B1/Reading A2)と出た。目標達成!いずれはB2が欲しいし、さらにいずれはC1が欲しいけれど、テスト受け始め初学者としてはまずまず大成功といったところ。これでDELFの目標も立てられるし。(わたしの学習歴はあまりにばらばらととっちらかっているため、いずれはまとめてみたいところです。)

ところで、私は読めるが、全然聞こえない(泣)そして文法はぼろぼろ(泣)と予想していたので、実感と結果がまったく伴っていなくて驚いてしまった。

恵比寿に戻って打ち上げだけ参加。楽しかった〜。

夜はフランスとスカイプ。今日は電波状況がよかった。笑 11時半すぎからはじめたのであっという間に日付を超える。早く寝ろ、と躾けられる。いつものこと。

[来月のフランス語の指針]

・B1用の文法のテキストがあと1(/52章)残っているので終える
・文法復習と総まとめ問題を解き直す(いつもぼろぼろなので)
・昨年一年愛用していた仏検3・4級用の単語集けっこういけそうなので、一周復習
・新しい単語集で語彙強化
・TV5MONDEのディクテ

6月22日(月)

友達に連絡をもらって、そうしたら急にぼろぼろと涙がこぼれた。泣かない、って決め込んでいたわけではないけれど、勝手に張り詰めたり、勝手にこらえたり、してしまうのだろうな、人間は。メモ帳に溜め込んだ言葉も、外に出してしまえばずっと気が楽になるものである。スタバカードありがとう。

雨の切れ間に菜園を確認。背が高くなりすぎたトマトが風にあおられ、ふねふねになっている。数週間前に立てた支柱の倍ほどの高さに育っており、太い木の幹があるならまだしもほっそい幹に枝をつけており、ほんと...あほやな...とトマトに思う。自重を計算せい!脇目にナスを確認すると、花の房から実ができていた!!!そんなそぶりも見せなかったのに!!!数日の圧倒的成長!!!わたしはほんとうにうれしい(ナスの母の気持ち)

6月23日(火)

先週に引き続いて前担当教員のお手伝いの名の下に本厚木まで出稼ぎ。まあ稼げないねんけど。交通費分しか。(こういう話をするといやな顔されたりすること、わりとあるのですが、わたしはします。考えずにはいられない。だれかのために無償で働くこと、時間と肉体(と肖像権)を差し出すこと、好意だけでどうにかなると思ったら大間違いなのでね!とかいいつつ、まあ、文句言わず好意差し出してしまうんよね、うん......これはまあ誰に頼まれるかによるんではないでしょうか。学びもあったし。学びがあるからとてよくはないんだけど。基本はお断りします。)

一週間準備してきたゼミも終わった。さようなら、デリダ。なかなか困難を極めつつも面白かったよ......

結局帰路が遅くなってしまい、20時に間に合わない。日曜日といい今日といい、日常が楽しいために、ギャップが大きい日々である。この気持ちはひとことではまとめられない。なんだろうね。むずかしいな、と思う。すごく疲れる。

6月24日(水)

昨日の夜と夜中の出来事を引きずっている。元気ではある。でも起きられない。起きて不用意にワイドショーをみると傷つく。この一週間ほどこの日記の習慣も抜け落ちていたため(後追いで書いてた)、なんだかめりはりさえ失ったのではないだろうか、という気さえする。でも元気ではある。

なにも成し遂げず夕刻。近くのドライビングセンターまで足を運ぶ。なんでまた、と言われそうだけれど限定解除をしたいのだ。この、今世紀最大の暇な時期に、うってつけのチャレンジだと思っている。じぶんでも変だな、と思う。日本じゃMTなんで運転する必要ないし、機会もないし、そう思って7年前にAT免許を取ったのにね。今すぐたずねられるわけでもない、本当にいけるかもわからない、ヨーロッパでの運転のために安くないお金を使おうとしているわけである。どういうつもりなのだろう、わたし。すべてが終わって、わたしが身一つになったときに、何にも使われていない運転免許証が一枚手元に残っている虚しい絵を想像してしまった。

鎖につながれる自分と自由に生きていける自分、ふたつ想像して、絶対に後者がいいって思っているのに鎖につながれに行こうとしているわたしってなんなのだろう。どうしてなのだろう。羽が生えたみたいに自由でいる人がうらやましいのよ、すこし。

6月25日(木)

誘い出してくれた友人とパフェを食べに行く。わたしはフルーツサンドを食べた。こうでもしないと元気になれないね。人生も、趣味も、いろいろあって難しいね、人間関係って結局そうだよね、難しいね、と言い合う。

四谷三丁目から新宿まで歩いたついでに、代々木公園まで歩こうと思って途中明治神宮に参拝などしつつ歩く。曇り、湿った空気、深い森のなかで、ああ、こういうのが日本の匂いだなあと思うのである。二年ぶりの日本の夏の足音が聞こえる。見覚えはあれど歩いたことのない道を辿り、線路沿いをつたって歩く。思い立って途中にある元バイト先を尋ねたら、懐かしい人たちがまだ働いていた。うれしい。おかえり、って言ってもらった。うれしいね。知っている人が住んでいる町に、住みたいなあと思う。タルトもおいしかった。ここで働くと全身バターの匂いが染み付くのよね。

6月26日(金)

フランス語をやったり本を読んだりしてみたけれどなかなか集中できない。ロラン・バルト『物語の構造分析』。

6月27日(土)

昼過ぎにオラファー・エリアソン展へ行く約束をしていた。なにより美術館に行くことができるようになった、という喜びとあわせて、オラファー・エリアソン展、結論から言うとわたしは好きだったな。環境、地球、知覚、問題の可視、現象、そのあたりのことを丁寧に考えていくと、フラグメント的な幾何学が生まれてくることもわかるし、一見自然につくられた氷河や植物の形も微視的にみると、幾何学があるように感じられると思う。

Allpress Espressoでコーヒー。Dragonfly BEER HALLでビール。6月は日が長くてビール日和です。曇っているけどほどよく暑くて、日本の夏。

6月28日(日)

昼過ぎからはTOEICの模擬受験をYoutubeで受ける。家で集中してテスト受けるの疲れる。しかし、日曜日に語学のテストを受けるわたしはとてもえらいのである。そもそも一番学力が高かったはずの大学一年で寝ながら解いたTOEICは660点とかで、イージーな英語のクラスに配属され、それはそれでイージーに単位をとったことが思い返される。大学院一年あたりでいよいよ危機感のあったわたしは駆け込みでTOEICをはじめて外部受験し、寝ずに解くと740点ほどになるのだ、ということを実感。さすがに留学後のわたし、それを下回るわけにはいかない...と思ったけど別に語学留学じゃないし英語圏じゃないし疑いつつ、今回。(スコアは非公式で、かつ、範囲しか算出できないらしいのだが)無事850点くらいはあったようです。ほっ。

冷静にこんなに「仕事」向けの例文ばっかりだったっけ?!!と衝撃を受けました。何も考えず解いていた過去の私よ。TOEFLを今度受験しようと心に誓ったのであった。。。(TOEICも目標としては900点台になるといいな、となんとなく思いますが、受けるかは分かりません)

6月29日(月)

朝から2時間運転。超難しい!なんなんだ!げっそり疲れる。悲しすぎてトマトの数を数えた。60個。徐々に赤くなってきていてかわいらしい。収穫時期を逃さないようにしなければ。

二週間ほど作業停止していたけれど、そろそろ、と重い腰をあげてインタビューの文字起こしをぽちぽち。4時間分ある。30分分しか終わらなかった。

Duolingoの再開。

6月30日(火)

恩師の第1作が竣工間際のために、見学に行ってきた。長らく建築学生をやっておきながら、こういう体験ははじめてで、ああ、描いていたものが立ち上がるって、こういうことか。何度かわたしに「学生のうちにも、線が実体になる瞬間を見せてあげたい。」と言ってくれたが、一度も叶わなかったわたしは、そういう瞬間にとにかく恵まれない疫病神なのではなかろうか、と思ったこともあったけれど、その言葉がやっと実感できた。(とはいっても、わたしが携わったプロジェクトではなく、そばで見ていただけなので、きっともっと違う感情もあるのだろうけど)
それから、立ち上がる前に全てを想像するのは、難しいことなのだろうな、と思った。何十年かかけて、鍛錬していくのだろうな。竣工おめでとうございます。

つけめんを食べて、眼科に寄って、コンタクトを作って、ユニクロで390円のシャツを3枚買って、帰宅。「一年前の診察でも言いましたが、あなたは人よりも脳につながる眼神経の端の窪みが深くてね」と言われた。覚えていなかった。

夕立のなかを自転車で、MT教習。絶望的にできない。10回はエンストした。MTとATって全く別の乗り物じゃないですか?意味がわからなくないですか?右手と左手と右足が別の動きをすることがいやでピアノを引くことを諦めた人間に、右手と左手と右足と左足を別々に動かすマニュアル車の運転は困難極まれり。明日で最後なので、本当にやばい。これでは卒検が通っても身のない技能になってしまう。運転できないぞ。昔は、資格さえあれば中身が伴っていなくても、と思っていた頃もあったけれど、本当にそんなことはないのだ、と大人になって実感をする。運転免許に限らず。(秘書検とかどうなのかしらね)帰って教習動画をYoutubeで見る、という気休め。

ハマスホイ展などのミュージアムショップを手がけられているEASTさんのインスタライブを見る。今日の23:59までオンラインショップで買えるよ、とのことで駆け込みで図録を買った。すごく観に行きたかった展覧会だっただけに、東京で行けずに本当に残念だった。3月、たくさんの行きたかった展覧会をすべて駆け込み予定にしていたために、見られなかったものがたくさんあったなあと思い返す。わたしは見られなくて悲しくて、でも誰かは見せられなくて悔しかっただろう。愛のあるミュージアムショップだった。よいショップのある展覧会は、よい展覧会。なおさら、足を運べず残念だったなあ。

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