生きねば

140字じゃおさまらなかった。頭もまとまらない。

海外留学奨学金界隈であれこれと問題が噴出している。要は渡航先のレベルが2上がった時点で奨学金停止、帰国要請があるけど、帰るのにもリスクがあるし、帰っても自主隔離にお金がかかる!ってことらしい。

たしかに、自主隔離先を嘘をつかずに見つけることが困難で、そうして何かあったときに自己責任が求められる息苦しさはわたしにもわかり、それは留学生だけの問題ではないのだけど、そういう後から追いかけてくる責任問題を解決して欲しい気持ちはある。

しかし、それと奨学金停止+帰国要請の話はまた違う気もする。

そもそもこうしたリスク管理のあーだこーだ小難しい事務的なルールは契約書に書いてある。危機レベルが上がったらお金はもらえません、帰ってきてください。やはりそういう最悪の事態を想定していなきゃいけなかったのだよな。

「感染するリスクではなく、もはやどこで感染するかを考えなさい」という言葉の重みが分かる。これはうちの学校の留学担当者に言われたことである。
海外に留まって感染したとき、①身寄りがいれば②自分で生計を立てていれば、どうにかなるかもしれないけれど、そうでなければたったひとりで閉ざされた世界を生き抜く術を見つけなくてはならない。ただでさえ「国に見放された」と感じている昨今の留学生状況なのだろうが、より「国に見放された」と感じるだけな気がしてならない。
国の土地に足をつけていないということは、そういうことなのかもしれない、と最近よく思う。

奨学金をもらって留学するにせよ、そうでないにせよ、別に留学しないにしても、やはり自分の身を自分で護れるくらいの能力とお金が必要だ。
社会的弱者に社会保障を、はわかる。重要過ぎるトピックだと思う。他者を思いやる気持ちだけでなく、いつかなにかあったときの自分のためのセーフティーネットとしても。
留学を贅沢品にしない、もわかる。あらゆる経験を、いろんな人が平等に受けられたらいいなあと思う。政府が支援してくれる奨学金はその点ですごく意義を感じる。
でもやっぱり自分の身が護れるならば自分ですべきだし、留学はエクストラなのだと思う


生きるのは大変だ。でもああだこうだと手を尽くして生きるしかないのだよな...


ウイルスのために大変な思いをしている方々、現場で闘われている方、患っておられる方、亡くなったたくさんの方と家族、世界中に平穏が訪れますように。
わたしの大切な人と大切な人の大切な人にも平穏を。

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