後進には希望、相手には敬意、仲間には勇気を
ふがいなく時間を溶かしている週末ではあれど、今週末は土曜日も日曜日も空気がきもちよかった。
ちはやふるの結びを観る。
しのぶちゃんがいて、よかったなあと思う。わたしの周りにもいつも千早みたいな人がいた。今もいる。わたしにはなれないなあ、と指をくわえて見ている。奏ちゃんみたいにもなれない。千早のすごさをスッと受け入れて、自分にないものを認めて背中を押していけるようなやさしさみたいなものがない。しのぶちゃんは、あんなに才能があるけどずっとひとりで、プライドもありながら、嫉妬したりしてしまう、わたしの至らなさが転写されたような、人である。それなのに、千早は躊躇いもなく話しかけてくれて慕ってくれて引き上げてくれて、(その眩しさがさらにいやになってしまったりしそうなものでもあるけど)そういう無邪気な明るさをなんの気なく受け入れてしまうような不思議な引力のある人だ。わたしには、救いに見えた。
ところで、後進には希望を、相手には敬意を、仲間には勇気を。とてもいい言葉だなと思って噛み締めている。本当に強い人は他者に分け与えられる。
変な話だけど、いろんなものを買い占めたり、我先にと席さえ譲れなかったり、後輩は仕事ができないからと決めてかかったり。こんなときだから、こんなときでなくても、できるかぎり、あたたかい気持ちでいたいね
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