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デュエパオタクカード大全 9/19追記

オタクカード、それは「特定の状況でピンポイントに使える」「万人が見向きもしない使い方」をするカード。

今回はデュエパという多人数戦フォーマットにおけるオタクカードを紹介していきます。

9/19 追記 各文明に3枚ずつオタク在庫を追加しました



光文明

《天光の精霊 ミハイル》

《天光の精霊 ミハイル》以外のクリーチャーに破壊耐性を与える、一見用途不明の激キモカードです。
8マナという重さも去ることながら、『DM-09 覇道帝国の絆(闘魂編第4弾)』収録以来一度も再録されていないカードです。

何に使うのかと言えば、主に攻撃関連の無限コンボに使用します。
《無限掌》効果を持ったクリーチャーで攻撃誘発、バトル勝利誘発を繰り返すサンドバッグを作ろう、という意図のカードになります。
『23RP3 魔覇革命』収録の《パトファール-P4/サイレント・サイレン》でも同様のコンボが出来ます。

全てのテキストがヤバすぎる


《ジャスティス・カーテン》

光文明界最軽量の「アンタッチャブル」付与の呪文です。
いわゆる「リーダー系パートナー」の場持ちを良くするためのカードです。
ここで「リーダー系パートナー」とは何かと説明します。それはデッキにおける役割(コンボ/ビート/コントロール)の中心を担うパートナーを指します(例:《炎渦双奏 タイダル&バーン》《邪龍ジャガイスト》《禁時混成王ドキンダンテXXⅡ》など)

パートナーや、場に残したいクリーチャーを守れるアンタッチャブル付与カードの中で、《暴輪ノ裁キ》や《堕呪ルアグリ》などの同型呪文との選択となりますが、こんなカード入れる時点で前者二種入っとる。

擬似アンタッチャブルの《歓楽のタギャースツ》などの誘導型とは若干用途が異なります。


《奇石 イシガネ/センキン・ウォール》

使うのは主に呪文面です。

攻撃時能力で呪文を使えるクリーチャーとの組み合わせでクリーチャーに擬似警戒を付与します。
黒入りのクリーチャーデッキとは特に相性が良く、白の呪文回収、サーチ、黒のクリーチャー回収に引っかかります。
またブロッカー付与もとても偉く、相手ターンの多さからシールドへの1点2点が割と死に直結しがちなデュエパでは横の小型が1点止められるだけでも偉すぎます。

中盤の牽制から、終盤の詰めまでゲームレンジによって強さが変わるカードです。終盤に打たれるとクソデカため息が出ます。

《G.A ペガサス》

自然呪文をサーチできる中型ゴッドです。片割れは光クリーチャーサーチの《G.E レオパルド》。

いわゆる「三角サーチ」ができるクリーチャーでETBから《ディメンジョン・ゲート》をサーチしてそのまま任意のクリーチャーにアクセスできます。
その他でも自然呪文付きツインパクト獣や、《母なる星域》→《第七神帝サハスラーラ》への進化など自然の呪文が絡む動作全ての潤滑剤です。

ちなみに上面が自然クリーチャーで、下面が自然以外の呪文の場合はサーチ対象に含まれません。


《暁の守護者ファル・イーガ》

墓地呪文回収の始祖です。

同型クリーチャーがあまりにも多数存在しますが、こいつは何故か『DM-02 進化獣降臨』以来一度も再録されていません。
出したら自慢しましょう、イェ〜イ。

ちなみにガーディアンデッキ組む時でも《黙示聖者ファル・レーゼ》や《神託の守護者ミント・シュバール》がいるので無理に入れる必要はないです。(ファルピは自壊しちゃうのでタースケルケルヨとの相性が良くない)


《Disヴァルチャ》

1マナでブロッカーかつフリーズまでする1マナ比ではグッドバリューなクリーチャーです。

デュエパーティーはとにかく1ターンの行動回数が求められるので、1マナかつ1枚で二回分の攻撃を止められる今カードはいぶし銀の強さを見せます。

特に終盤の詰めと耐久両方に出番があるので、ゲームが長くなるほど強くなるカードです。マナ武装と所詮1マナというバリューの低さの都合で三色デッキでしかお呼びがかかりませんが、この1マナちょい足し二面止めのせいでぼくは2度辛酸を舐めさせられました。

《処罰の精霊ウラルス》

自分のクリーチャーの数だけシールドを表向きにする激キモカードです。

相手と自分の盾確認をして政治や安全確認を行ったり、「表向きにする」能力があまりにもキモいコンボを産む、出た瞬間に何か疑った方がいいクリーチャーです。

基本的に後者の表向きにする能力をベースにコンボするカードなので、《神託の精霊アルメリック》や《クリスティ・ゲート》などの確認ヨシ!をしたり、相手の盾を表向きにして《閻魔大王》《煌龍 サッヴァーク》の耐性兼焼却元にしたりなど表向き関連の様々なコンボが可能です。

もちろん政治カードにもなるので上手く「安全な盾」をスナイプ、生成しましょう。後手番の相手が勝手に殴ってくれるかもしれません。


《光器左神ラブパレード》

今イチバン熱いゴッドです。
ファルイーガより強い!

今この瞬間にも強化されており、なんと「メカ」なんですね。メカですよ、メカ。
同じメカ内で呪文回収といえばデバウラ伯ですが、グレートメカオーは光との結び付きがあまりよろしくありません。ですが、メカデルソルは光のサポート、しっかりあります!

皆さんご存知裏技サイクルの《光器の裏技ディーヴァ・ライブ》ですね。

詠唱!回収!詠唱! コラ、二回アンタップするんじゃねえ!!

メカ内でも光との結び付きが強い墓地回収なので、ゴッドノヴァ以外でも働けます。週3~4、8時間OK、接客経験あります。


《シンクロ・シールド》

またしてもメカで追い風の一枚です。
盾追加に反応してメカ・メクレイドを行う94nm4やエルナリクと相性がよく、かつターン終了時アンタップする能力持ちがちょこちょこいるのも相まってシナジーを形成しています。

元はタップを主目的に見られていたカードで、光臨とはデザイナーズっぽさを感じさせます。サグラダファミリア、翔天の他各種メタリカ、シキソクゼック、ラゼルズバイラル等、様々なクリーチャーの能力を即時起動できます。

盾追加方面ですと、《超運命 アミダナスカ》が代表的です。手札に引いてもマナを使わず展開出来るため爆発力を増幅させます。

シンクロサイクルの中では代替コストと能力と文明が非常に噛み合った一枚であり、様々なカードとだいたいトモダチ。


《「終焉」の頂 オーエン・ザ・ロード》

オタク界(グルメ界七つの文明のうち八つ目の文明)では割とメジャーなんですが、オタク以外に採用してる奴いないので多分知られてないだけです。

召喚時に山回復と盾3枚追加と自分の全てのクリーチャーに真・エスケープを付与します。(なんか最近真エスケープのキーワードを使ってる不遜な奴がいます)

ゲーム終盤での詰み性能が高く、LO勝利かダイレクトアタックを視野に入れる段階で召喚された場合にとんでもないリカバリーをするので、状況によっては投了も視野に入ります。攻撃面でも真・エスケープによって1回の除去耐性は保証されるためドカドカ殴っていけます。

三色までは採用候補に入るので、白系ミッドレンジを組む際には注目したい1枚です。


《光器アマテラス・セラフィナ》

メカの......アマテラス!!

デッキから呪文を唱えるので様々なコンボが可能です。4コスト以内に収めれば何枚でも良いので気分は遠足のおやつ。(ちびまる子ちゃんの遠足のおやつ回がまる子の性格全部出てて好き)

最近では《ダウンフォース・サーキュラー》を唱えられますが、まあ〜〜ヘイト高いのでおすすめはしないです。

例として《ラトリエ・ロブション》のデッキの場合は《蝕王の晩餐》と《堕牛の一撃》の組み合わせで蘇生と墓地コストの調整が出来るので一考の余地ありです。

組み合わせはいくらでもありますので、自分でオタクコンボを生み出してください。


水文明

《ミラクル・サーチャー》

《炎渦双奏タイダル&バーン》デッキで非常に注目されている一枚です。

ブレイク自体はタイダル&バーンが行っているため、誘発条件を満たし2ドローが可能になります。
このカードの弱点であった「ドローしたカードがそのターン中はプレイ出来ない」部分を呪文誘発のブレイクによって即時使用可能なリソースに変換できます。

またドローモードを選択せずともドローができることから、序盤の手札補充から終盤の詰めまで全ての場面で幅の効く奇跡の噛み合わせを実現しています。


《エニグマ・カスケード》

《魔素縫合 アモデゴラス》との相性が良いカードです。

任意の枚数の手札を捨てて、かつドローまでできるため《強欲の開拓》もビックリなバリューを誇ります。アンタップインなので即時リソースに変換できます。

手札が非常に潤沢になるカラーなので、4マナから大量のブーストと大量のドローが可能となりますのであとは好きに《不死鳥縫合 ブラック・ビックバン》でも使って勝ってください。


《アナライズ・チャージャー》

デカすぎるチャージャー。

7マナかつチャージャーというのがミソで、これは《ソーシャルマニフェスト2世》との組み合わせが格別に良いです。

バズレンダを任意回数使った後に唱えることで2世とクリーチャー1体をバウンスでき、唱えた後はチャージャーなのでマナへ戻ります。毎ターン7以下呪文をマナゾーンから複数枚唱えられるため、様々なコンボが可能となっています。
山札切れだけは気をつけましょう。

《ブルータル・リベンジャー》

メタモーフでダイヤモンド効果を得る水文明クリーチャーです。

水単で実質スピードアタッカーは珍しいから使ってみな、という言葉に乗っかったオタクが使ってみたらまあ普通に弱かったらしいです。

「そら弱いやろ。」「は?」

現場からは以上です。


《回収機兵カイゾック》

シールド確認して盾落ちケアを可能にします。
光ならいざ知らず、水文明でこれができるという唯一性が評価されています。

まあ7マナやけど.......。

いやメカオー回収できるし......。

コンボデッキではマジでコイツか《覇王ノワールモナーク》とかが選択肢にはいるので入れざるを得ない場面がなんか出てきます。ホンマ ムカツク ナァ ホンマ!!

《時空工兵タイムチェンジャー》

色んな進化周りのコンボデッキに出張ってきたコンボの寵児です。通常ではモモキングダム退化で一瞬だけ話題になりましたが、デュエパでは今が旬です。

《不敬合成王 ロマティック・アルキング》との組み合わせがめちゃくちゃ良いです。
アルキングの下に任意のクリーチャーを二枚仕込むので、自前のEXライフだけで丁度仕込んだ枚数分踏み倒せます。またアルキングから踏み倒しても非常に強力です。アルキングが解体され仕込んだカードが墓地に行ったとしても、進化GV・Ωのおかげで実質サーチが行えています。

能動的な自壊手段を用意しなければ微妙なカードになりますが、用意できればバリューの非常に高いクリーチャーです。

《センジュ・スプラッシュ》

山札を減らさずにマナのカードを山札に移動できるカードです。同型は《コラプス・ウェーブ》のみです。

ランデスカードとして見られることは少なく、もっぱら「マナから山回復してえ〜」という時にお呼びがかかる場合あります。ここまでする人間はかなり切羽詰まってます。

4マナであることから《コラプス・ウェーブ》と比べて踏み倒し手段は豊富ですが、このカードはデッキに採用するカードではなく「1枚単位でしか無理だよ」という気付きを与えるカードであり、構築を見直す原点に立ち返れる導です。いいからその《フェアリー・Re:ライフ》抜けっ!


《キサナティック・X》

水でバトルができます!すごいなあ。

主に火文明を採用出来ない水自然デッキで見かけるカードです。《呪帝電融 カーペラー・キリテム》との相性がよく、《龍装艦チェンジザ》などから放たれます。

水文明で強制バトル、破壊除去、タップというあまりにもイレギュラーな一枚のため火文明が無いデッキであれば採用候補に食い込みます。よくも悪くもただの強制バトルなので脳死で入れる一枚ではありません。

《サイキック・ユー》

相手と自分でエメラル能力を使える1枚です。

相手への指定は自分が行うためピーピングハンデスが成立します。加えるシールドも指定できるためEXライフやギャラクシールド、シールドプラスで重なった盾などを安全に狩り取れます。ただ主目的はピーピングハンデスです。
自分に関しては自分で全て指定できるためエメラルとして機能します。

この一枚でピーピングハンデスと盾操作ができるため、4マナ呪文でピーピングハンデスしてた闇がかわいそうになってきます。

《キュート・ウィスパー》

かわいいよ...。




《全力艦長 イカリ》

シールドゴー界の雄です。

シールドゴーの中では非常に強力なカードです。ETBではクリーチャーバウンス、シールドゴー中はドローと、テンポを取ることへの執着がものすごいです。このカードは一度破壊されてシールドに行くことが仕事なのですが、《暴走龍 5000GT》で焼かれるパワー3000が非常に好相性です。

またシールドゴーの性質上、《デーモン・ハンド》を代表とするクリーチャー除去では自分ターンのバトルフェイズ中においては全く触ることの出来ないアンタッチャブルな置物なのでドローが止まる事態はまず起こりません。


《ユニバーサル・鮫・アンド・シー》

自分クリーチャーにアンブロッカブルを付与するD2フィールドです。

たった2マナかつ、除去に工夫が必要なフィールドですが、書かれているテキストは非常にシンプルです。紹介するからには一芸があり、まずこのゲームのキモを説明する必要があります。

それはこのゲームの戦闘絡みの攻防が「シノビ」を中心に回っていることです。「ニンジャ・ストライク」はターンを問わず、条件さえ満たせばいつ誰でも使用宣言ができます。故に手札を抱えている相手がいる場合、必ず「シノビ」がいる前提で動かざるを得ません。

特に最近は《聖カオスマントラ》を中心にシノビが機能していることもあり、ダイレクトアタックを止められるブロッカー5コスト以上シノビは重宝されています。そんな中で一際輝くテキストが「自分のクリーチャーはブロックされない。」です。カオスマントラの唯一の弱点はニンジャ・チェンジを行っても既に攻撃しているクリーチャーは止められないことです。

シノビが絡まない普段の戦闘でもクリーチャーの面処理や、強力なブロッカーを無視しての盾へのマジレスアタックなど輝く場面が非常に多い一枚です。



水にオタク多すぎん?

《神羅カリビアン・ムーン》

呪文を相手の墓地からなんでも奪います。

《偉大なる魔術師コギリーザ》との違いはやはり「出た時」「攻撃する時」「離れた時」というバカみたいな誘発頻度でしょう。出た瞬間に二回は必ず起動するためもう勝ちまくり唱えまくり。

まあ究極進化クリーチャーなんですが......。

しかも、マナに置いた瞬間におもしろカード、失笑カードと化します。なんでかって言うと、ここで紹介してるクリーチャーなんだからもう察して欲しいんですけど、すべての能力が相手依存なので出力が超不安定です。なんなら究極進化までして唱えたカードが3マナ呪文とかもザラにあるので広い心を持って使いましょう。
もちろんクリティカルな札として使用する場合は無類の強さを誇りますので、使用の際は墓地を確認しましょう。5マナ呪文でも数唱えられたら十分及第点です。


《最終命令:3150-1059》

オタクの間ではめちゃくちゃメジャーなカードなんですけど、市井に全く伝わってないので紹介します。

呪文版Nワールドです。以上。って言いてえ〜
流石にデュエパでのNワールドの強さに言及しないとこのカード始まらないので説明します。

デュエパは手札がもう尊大なまでに溜まるゲームなので、6枚だから1枚ハンデスやねえ〜とかの比では無いほどの枚数をハンデスできます。またNワールドの本質なのですが、手札の質をリセットさせることができます。特に準備時間が膨大に存在するデュエパは手札の質があまりにも高過ぎるきらいがあります。そういった際に割と《ロスト・ソウル》が持て囃されがちですが、あれは黒系デッキやハンデス対策カードによってケアが可能であり、かつ対象プレイヤー1人のみに絞るので唱えた側の損失が大きいです。手札の質を落とすだけならばNワールドで十分であり、ロストソウル程のヘイトや損失は生みません。

ここまでNワールドについて語ってアレですが今は《最終命令:3150-1059》について改めて紹介します。
このカードを採用するデッキはこのカードを非常にサーチしやすい色でまとめています。《ロジック・キューブ》が入る光文明との混合です。Nワールドがクリーチャーである利点もありますが、同能力を利用するのであれば今カードの方が適任です。様々な手段で踏み倒せるのはもちろんですが、特に光水火の呪文デッキは手札が爆速で減ります。手札がある時は動けなくてまごまごしている時なのでリセットと5枚ドローが非常に体に染みます。

キリコ³でめくれるとうれしいね。


《No Data》

置きドローと盾仕込み、盾落ちケアができます。

ターン終了時に盾をいじれるので最低限の仕事はできます。オタクはみんなこのカード知ってるんですが、普段通常しか触ってない人間は知らんカードです。ハンデス握ってたオタクは一部入れてたかな?

まあ旧枠カード(革命編登場)で、かつ能力もかわいいので上の置きドローが見逃されがちです。アウトオブ眼中。人間は知らんカードに頭使いたくないのでしれっと宣言してドローし続けましょう。

はい、今教えたので上記戦法は使えなくなりました。


闇文明

《友斬のマジ・スマーン》

デュエパはオリジナルやし、サイキック・クリーチャーなんておらんが......。

とお思いでしょうが、コイツは自壊することが仕事です。このカードは「1コスト」「デーモン・コマンド」「自壊デメリット」というなんか意味わからんシナジーの元で完成され尽くしたクリーチャーです。

これは《悪魔神デスモナーク》とのコンボで非進化デーモン・コマンドを踏み倒すコンボの一翼を担っています。
このコンボは進化クリーチャーと非進化クリーチャーを同時に出すカードを使用して初めて成立するコンボなのですが、《「命」の頂 グレイテスト・グレート》を用いることでコンボパーツをマナと墓地から調達、かつ1+6で丁度7にもなるためエキスパンションを越えた奇跡のコンボが成立します。

コンボ以外の用途が無いため、見えた瞬間に「デーモンコマンドデッキだな」と察することが出来るので見せるタイミングには注意しましょう。

《イモータル・ブレード》

クロスされていない間、全てのクリーチャーにスレイヤーを与えるクロスギアです。

全てのクリーチャーを虐殺マシーンに変えることも然ることながら、クロス中の攻撃時クリーチャー回収が《牙神兵ガンガン・マンモス》とのシナジーを生んでいます。
水文明を含まない闇火の二色デッキの場合は無限攻撃の火付けとなるため、戦闘補助からリソース、コンボまで使える優秀な一枚です。デュエプレから《炎刃 イダテン・アクセラー》が輸入されたため後述のクロスギアサーチと範囲が被っている都合で追い風となっている一枚です。


《凶刻の刃狼ガル・ヴォルフ》

2年前くらいにデュエマフェスに来てくれたお友達にニッコリしてた人。

このフォーマットは全てのゲームにおいて「シノビ」が欠かせません。終盤の戦闘は特に手札にあることを前提に動く必要があります。

そんな時にニッコリ駆けつけてくれるのがガル・ヴォルフです。「シノビ」をハンデスして、かつ盾まで焼却できる。その上手札を確認までできるので、ゲームプランの組み立てに大きく寄与します。ボディがWブレイカーなのがエロいですね。
デーモン・コマンドというのもミソで前述のデスモナークコンボから射出できるのでワンショットコンボにとって非常に厄介な《聖カオスマントラ》をぶち抜けます。盾焼却は相手が選びますが、ダイレクトアタックまでの確定数を2枚以上減らしているので十分な働きが可能です。

また《ディメンジョン・ゲート》でサーチしたカードを指定したり、雑に「ドラゴン」指定でも機能してくれます。


《破壊王エメラルド・バベル》

ハンター着地誘発で《リアルとデスの大逆転》を放てるクリーチャー。

《「勝利」の頂 カイザー刃鬼》からの踏み倒し先として選択に入ります。
ヘイト分散に一役買うカードですが、勝利刃鬼からの射出の場合はヘイトコントロール云々言ってる暇ないので、順当に相手の盤面の弱体化を狙いましょう。
勝利刃鬼が出るまではヘイトコントロールに務め、召喚に漕ぎ着けた場合は盤面に唾をつけまくれます。
《勝利のリュウセイ・カイザー》が絡むとタップキル番長にもなるので役割の多い一枚です。


《不死帝ブルース》

デスパペットとアウトレイジの墓地召喚を可能にする大型アウトレイジ。

やはり毎ターン墓地からニンジャストライクできる《裏斬の取引 パルサー》との相性は抜群です。
ハンデス耐性、リソース回収、軽減クリーチャーの多いアウトレイジとのシナジーなど定着すれば無類の強さを誇ります。

まあ定着しないからこんなとこで紹介されてるんですが。

《超神星DOOM・ドラゲリオン》

超無限墓地進化の大型進化クリーチャーです。

コイツ色んなコンボに行けるんですが、蘇生だけなら《グスタフ・アルブザール》でも同じことできるのでわざわざ紹介しません。

DOOMの特徴は軽減持ち、かつ超無限墓地進化の進化元に何の指定もないことです。
後者の指定無しについては《邪神R・ロマノフ》が該当しますが8マナ必要であり、1マナで召喚できるDOOMとは差別化が為されています。

素材指定の無い超無限墓地進化のメリットは好きなクリーチャーをDOOMの真下に仕込んだ上でクリーチャーを複数枚下に送り込めることです。あとは《シャドーウェーブ・サイクロン》などでDOOMを引き剥がせばコンボ開始です。あとは自由にどうぞ。


《暗闇の裏闇市》

これ0マナ8ドロー出来るので《サイバー・ブレイン》よりお得です。《Ancestral Recall》2.6枚分ですよ!?これは上位互換ですね間違いない......。

実際妄言かと言えばそうでもなく、《凶鬼06号ガシャゴズラ》や《ダウンフォース・サーキュラー》、《ドラン・ゴルギーニ》など絡めればリカバリーが効きます。白黒に欲しいドローを解決する札なので、意外とバカにならないです。

あと《邪魂転生》《邪魂創世》も含めて《煉獄邪神M・R・C・ロマノフ》のお友達です。仕事が終わってさっさと自壊したいパートナーであれば役立ちます。自壊ギミックの《帝神龍装ティーゾリス》では貴重な0マナ自壊なので重宝します。


《モノクル=ドクトール/「すべてを見通す眼だ」》

新3コストチャージャーサイクルの一角です。

自分に及ぼす効果は《ボーンおどり・チャージャー》相当ですが、相手プレイヤーのデッキも2枚切削します。いやもうオタクはいっつも山札枚数気にしてます。限界ギリギリまで掘り進めたいので次ターンのドロー含めてリカバリー可能な枚数まで掘ります。その計算を一気に狂わせるのがこのカードです。

各プレイヤーへのデッキ破壊といえば《ブラッディ・クロス》が浮かびますが、こちらはチャージャーである点が非常に偉いです。初動枚数に含められるフィニッシャー兼マナに鎮座しているカードなので有事の際はマナから引っ張ってLOを狙えます。


《ブータン転生》

破壊を条件としたクリーチャーサーチです。

これ《緊急再誕》より強いです。エグザイル・クリーチャーを破壊した場合はデッキからドロン・ゴー先のエグザイル・クリーチャーをもってくれば即時ドロン・ゴーが成立するんですよね。まあデザイナーズ・コンボですが。

今のデュエマ主流層の直撃世代は中学生の勝太くんだと思うのですが、エグザイルクリーチャーはデュエプレでギリギリ知ってても、こんなカードのデザイナーズコンボなんざ知らないと思われるので紹介しました。E3の話題してる奴はなぜかほぼほぼアラサーだもん.......。

真面目にオタクカード考察すると、パートナーゾーンにご帰宅願いたいクリーチャーに使えます。《煉獄邪神M・R・C・ロマノフ》なんかは代表例ですね。あと黒の自壊って何かと有用なものはバリュー出すためにクリーチャーの数を求められるのですが、《ブータン転生》はピンポイントかつ最小限に抑えられるのでリソース管理面でも頭使わなくて済みます。

《ブータン転生》の破壊前提としたテキストが抱える問題はこのカードが闇文明ってだけ解決しているので難しく考える必要もないです。


《漆黒の深淵 ジャシン帝》

あまりにも強すぎる故にオタクの歯牙にかかってしまった。

攻撃トリガーのクリーチャー蘇生に何故か文明指定がないので、なんかアビスとかいう括りから出てきてしまった人です。一応闇4枚の枷が用意されていますが、ガシャゴズラとかいうスーパーカードが僕らに見えるとこでウォームアップしてたので意味なかったです。むしろコイツはタマシード状態の方が都合が良く混ぜ物だと調整が効くので、やっぱりアビスじゃないです。

《Mの悪魔龍 リンネビーナス》射出したり、《ドラン・ゴルギーニ》下で《爆輪男》でも出せ!結局闇しか出してねえ!


《マキシマムザ亮君(暴天覚醒MAXIMUM神羅曼象)》

かつてはバトライ刃から出てました。

一見はメタ範囲が狭そうですがまあ呪文って「・(中黒)」多いです。これが出た瞬間対面のオタク全員が手札を顔に近付けるバカみたいな光景が誕生します。お前が始めた物語だろ。

このカードのいやらしい部分が「すり抜ける余地」が用意されている部分です。すり抜けられる余地なんてほぼ無いのに「『・』が無い呪文採用せんとか構築ミスやなあ」とオラつく権利が与えられます。オタクホンマシバくぞ。


火文明

《無限掌》

1マナで様々なコンボを可能にする一枚です。

近年は破壊耐性を付与するカードが増えたのもあってか、耐性付与などの準備をせずとも無限攻撃のコンボが可能です。
相手クリーチャーを殲滅することも可能なのでコンボをせずとも強力な作用をもたらします。

《超龍ジャバハ》

イラストがかっこいいじゃないですか。

話はそれだけだ、帰れっ。



《ボルット・柴郎・バルット》

クロスギアサーチの一枚です。火文明で任意のクロスギアを持ってくるカードは5マナの《東風の賢者ギュルカス》、破壊時に場に出す《烈火イザヨイ・グレンオー》など、癖のあるカードばかりですが、軽量かつ紫電サポート付きのカードはこのカードを置いて他にありません。

《炎刃 イダテン・アクセラー》、《竜牙 リュウジン・ドスファング》や《銀河弓ANOTHER》などを持ってこれます。
何よりなのですが、クロスギア補充のカードはn枚山札を見て1枚回収というものが多く、必ず1回は欲しいカードが2枚以上見えたりします。

そういった泣く泣く見送ったり、パートナー帰還のペナルティで山札の下に行ったクロスギアをピンポイントで回収兼デッキシャッフルが行えます。
オタクの間ではこのサーチ全般に伴うデッキシャッフルも「隠された能力」として使用する場面があります。


《勇者(仮)じーさん》

ジョークカードですが、レギュレーション設定によっては使えます。

相手の攻撃を1度止めたあと爆発する、ギャグみたいな性能ですが破壊すること自体がトリガーではないので破壊耐性を付与するだけで攻撃を中止し続けられます。《ダウンフォース・サーキュラー》との相性は言わずもがなです。

攻撃中止を選択する場合はくるっと一回転する処理は強制なので、三半規管を鍛えることも決闘者の務めです。

《絶頂神話カツムゲン》

クライマックスドロンゴーで勝手に出てくる中で特に強力な一枚です。

相手の盾枚数の増減に合わせてパワー13000での強制バトルを行うカードですが、長らく盾操作カードに恵まれずにもっぱら相手の盾を普通にブレイクして有利状況でマウントを取るか、ブレイクさせて政治させるカードでした。
ですが、ディスペクターの共通能力「EXライフ」によって状況が一変します。ディスペクターとバトルすると、登場時と破壊時にそれぞれ盾の増減が行われるので12999以下のディスペクターの生存を許さない自動キリングマシーンが完成します。

注意点として、バトル対象は「盾の増減が発生した相手」がコントロールする「相手のクリーチャー」のみです。Aの盾増減が行われた際に、Bのクリーチャーを対象にはできません。またバトル効果は強制なので、勝てない相手しかいない場合は勝手に自爆します。違う、カツムゲンが勝手に!!

《フィーアカノン・ワイバーン》

ゴッドオブアビスから新進気鋭のオタクが参上。

能力自体は強制バトル付きのトリガークリーチャーですが、これのキモはバトルするクリーチャー2体を盤面全てから選べる点です。
バトル勝利時能力はもちろん、相手クリーチャー同士で潰し合いもできるので見た目以上にやれることの多い一枚です。

シールドトリガーかつ手打ちも視野に入るコスト帯が非常に偉いのも好ポイントです。


《バーチカル・ワイバーン》

おそらく火文明トリガー史上最も強力なカードです。S・トリガー・プラスの12000スクラッパーが魅力的に映るかもですが、コイツのキモは元から持っている下の能力です。

自分が攻撃される時に、相手を指定して最小パワークリーチャーを破壊できます。手打ちでも強力な防御カードかつ詰めの一手にも使用可能なので、デュエパーティーのシールドトリガーに求められる要素の「手打ちもできる」を十分に満たしています。
また自分が攻撃されることのみが誘発条件なので、《絶頂神話カツムゲン》とは違い、攻撃してきた相手以外も破壊の対象に選択可能です。


《焔流トレーニング》

攻撃時能力を2回誘発させる呪文です。

考えうる限りでもまあ悪さしかしませんが、大体はカードのプレイに関連する攻撃時能力に使用されます。要は2マナの《焔流トレーニング》を3マナ以上の何かに変換出来ればおいしいよねって話です。

更にアンタップ手段を用意出来れば、常に2倍量のカードが湧き出ます。呪文詠唱系であれば《無限掌》《フル・コマンド》で何度も誘発できます。
リーダー系パートナーの攻撃補助に回すのであればこのカードを引き込むだけでコンボ開始できるので、得られるリターンと比べてハードルがあまりにも低いです。


《勝嵐電融 トルネビウス》

今日おれは「W・ブレイク」しに来ました!

赤単ディスペクターにはスタートデッキの時点で最強の《炎機混成 ボルスレン・バスター》がいますが、このトルネビウスにはスゴ味がある!

実はコイツ、赤単唯一の「アース・ドラゴン」なんですよ。はい、もうお分かりですね!そう!




《超神星ライラ・ボルストーム》ですね。

別に元からアーマード・ドラゴンだから関係ない?ぶっ飛ばすぞ。


《武闘将軍カツキング》

アンタップキラーの大型エグザイル・クリーチャー。最近デュエプレがE3終わったところなので知名度もだいぶ上がりました。実装前は誰もエグザイル知らんのでニチャついてるオタクが観測されていました。

無限掌とのくっつきの良さとジスタジオにマジレスパンチできることがかなり"""""味"""""です。
処理してもドロン・ゴーで後続を呼び出すので厄介な一枚です。ちなみにぼくはこれ使ってるので攻略法とか載せません。自分で調べろ。甘えんじゃねえ。


《無法の裏技ドドンガ・ドン》

G・ゼロ:アウトレイジのバフを与える呪文です。

これは《ダイヤモンド・ソード》と同じ系統の呪文であり、召喚酔いをしていてもそれを上書きしてアンタップクリーチャーを攻撃できます。マッハ・ファイターとは異なり、タップクリーチャーには攻撃できないので注意しましょう。

《無弦皇ジャッキー》との噛み合わせがよく、即時†アウトレイジ・メクレイド∞†ができます。またエグザイル・クリーチャーは「何故か」ETBではなく攻撃トリガーが多く、それらの能力を十分に活かすためには必要になります。ドロン・ゴーを活かすための自爆特攻もできますが、パワーアタッカー+3000がもうとんでもなく邪魔です。(ジャッキーへの使用には大助かり)


自然文明

《ビクトリー・アップル》

フォートEの中でも汎用性に富んだ1枚です。

踏み倒しには作用しませんが、2マナという軽量かつボディ持ちでマナ回収が行える敷き詰め過ぎなカードの上、『映画ドラえもん のび太と謎のパワー2000』です。
マナ召喚が可能な場面では墓地回収すら視野に入るため見た目以上にフォートEは機能します。

特に優秀な点としてマナ回収に伴って「山札を減らさない」点です。
《白米だんしゃく》は汎用ブースト兼マナ回収ですが、山札残り僅かな場面では《お清めシャラップ》を唱える時に山札を必ず2枚以上残す必要があります。そういった場面で山を削る白米は詰み状況をいとも容易く引き寄せます。
デュエパーティーはやり込むほど山札枚数を気にするゲームに変貌するので、マナ回収墓地回収があるからと気を抜けば死にます。


《魂の呼び声》

種族サポートカードで一見普通のデッキにお呼びがかからないように見えますが、種族デッキ以外でも使えば使うほどこのカードのエロさが染みます。

3枚選択して山に仕込みますが、別に3枚選択する必要はありません。これは指定タイミングが山札を見る前かつ、山札が非公開領域だからこそ成立する処理です。
対象種族が必ず3枚ある状況を確認前から把握するのは不可能なので、無かった場合を想定されてか3枚未満でも処理が行えます。また非公開領域であることから本当に3枚未満しか無かったのかの証明も不可能なので、これらから実質「3枚まで選ぶ」処理と同一になります。

これを実際に使うとして何を宣言するかですが、種族デッキはもちろんのこと、シノビ指定であったりも可能です。
また初動カードが種族でくくれる場合も同様で、「ジュラシック・コマンド・ドラゴン」「グランセクト」「ドラゴン」を指定すれば1ターンを犠牲にする代わりに安定したマナブーストを可能にします。
直近ではメクレイドの確定札にしたり、連ドラ、革命0トリガー、ガチンコジャッジなど山札固定はあらゆる可能性を自分の意思で確定できます。


《ハッスル・キャッスル》

ビートデッキを支える実家です。
後続の補充で常に悩む自然文明を昔から支え続けてきました。最近はクリーチャー以外のカード除去手段が豊富なため置物系のカードの中でも城は再評価されています。

自前でブレイク置換の回避能力を有するので場持ちがよく、ブレイク置換によってダイレクトアタックまでの確定回数をずらせるため貼られれば非常に対処に困るカードです。

《ベニジシ・スパイダー》

最近めちゃくちゃアッパーが入ったクリーチャーです。
《真槍電融 ソウル・ヴァイラックス》や、革命チェンジ:ジャイアントとの相性が抜群に良いカードとして注目されています。

勝手に出てくるのでマナを使うことも無く、かつマナブーストまでするので、手札に戻せば何度もリベンジチャンスが誘発できることから以前よりバウンス手段を用意できれば強力なクリーチャーでした。それが今っちゅうわけです。

《カンクロウ・ブラスター》

呪文へのアンタッチャブルとパンプアップを全体に付与できます。
自然のビートは特に手札はないのにマナはクソ余ることがおおく、そういった都合で6マナとかいうクソ重呪文でも機能します。

何より自然でのアンタッチャブル付与はこのカードをおいて他になく、呪文Gストライクやデーモンハンドを貫通できます。

パワーへの補正はかなり控えめなので、アンタッチャブルとブレイク枚数増加を主眼に運用しましょう。


《オットコマエ・ピーマン》

《大神砕ジオ・アルデバラン》とはマブダチ。

スペースチャージ:自然でナチュラルトラップを放つアルデバランはマナブーストが除去に直結するためブースト付きクリーチャーとは大体友達です。

その中でもこのピーマンは唯一無二のマブです。ほかのマブは《カラフル・ダンス》や《侵革目 パラスラプト》ですが、その中でも真のマブダチと呼べるクリーチャーはピーマンのみです。

ピーマンが持つ特性は「山札を減らさない」の一点です。アルデバランパートナーのデッキは《青銅の鎧》の同型は大体友達なのでほぼ全種連れています。なので爆速で山がマナに変換されます。パラスラプトは山にこそ触りませんが、回復元の墓地をマナに叩き込むため実質山を大量に削っています。


《大勇者「ふたつ牙」/ビースト・チャージ》

下の《ビースト・チャージ》を使います。

既に同名呪文は存在しますが、《ディメンジョン・ゲート》に引っかかることが最大の特徴です。

2マナ余分に払う必要はありますが、シノビなどを複数枚抱えたい場合にはブレイク枚数分サーチできるため自然とは思えないほどの手札補充が行えます。

ビーストフォークが入る場合は進化速攻も視野に入るため、自然では苦手な即時打点生成にも寄与できます。


《バイブスブチアゲ・クラーケン》

フィニッシャーです。
強制バトルと盾焼却を行えるので貫通力が高まります。最低でも4マナは追加コスト払って出したいところです。初期のバズレンダクリーチャー特有の異常に重いコストが目立ちますが、初期組の中では使える方です。
横に殴れるクリーチャーがいればそのままダイレクトまで行けます。

貫通力が全てなのでこれ以上書くことないですね。《ウシキン・チャンネル》の話をします。(?)

アンタップキラーを付与するのと、バトル勝利で1ドローできます。渋いですね〜。好きですよ。
青緑って実は緑の能力に傾倒し過ぎて手札ないんですよね。

「日本の緑は絡むとマナリソースばかりでダメだな!」
あっ、あっ、《SHUWA(WA・ソソーダ)》ちゃんだ......。


ドローにはバトル勝利しないといけないのですが、自前でアンタップキラーとパンプアップを付与させるのですごい福利厚生が手厚いんですよね。一方的にリソース差を付けられる痛さと怖さを教えてやるっ!青緑には珍しいドロー特化のカードでした。


《蟲偵電融 ゼノジェント》

自然単色で貴重な盾追加ができます。《歪悪接続 ヨー・バルディ》は本体性能に乏しく、《雷乱接続 サンダニカ》に関しては意味不明、またディスペクター以外だと《装刃レオ・インパクト》のようなシールド・プラスが精々です。

本体がジャイアント・インセクトなのでサポートが厚く、《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》を載せればEXライフとの繋がりを断ち切れます。盾回復に乏しいので小粒の1点が死ぬほど痛い自然ですが、最低限のマッハファイターによる露払いが骨身に染みます

キーキーの実の全身キーワード蟲ですが、替えのきかないカードだと変に能力を持って噛み合わせの悪い方がキツいのでまあコイツはこれで良かったと思います。見ているか《冥光連結 ピカガジラ》。


《二角の超人》

ぬぅおおおお!! 大地の恵みを!!
エピソード3で登場したジャイアントです。
ジャイアントデッキにおける潤滑剤となり、実質2ドローというのも自然単ジャイアントでは強力です。

「ジャイアント」の強化により、クリーチャー本体の性能や展開能力は上がりましたが、自然単ジャイアントのマナ回収は以前コイツに頼っています。現在こそ水を取り込み、ドルゲユキムラを採用出来るようになりましたが、《チアスカーレット・アカネ》パートナーの場合は少ない手札を潤すために必要です。マナ召喚を可能にする能力こそありますが、ターン1の制約によって手札が無ければ動けないこともしばしば起こっていました。ジャイアントの切札である《甘味の超人》によるマナアンタップを十分に活かすためにはマナと手札両方が必要なので、マナ整備と手札補充を同時にこなす今カードは需要の隙間にすっぽり収まった形になります。


多色

《メガ・ドラゲナイ・ドラゴン》

カード指定除去と山回復、対策ができる、赤緑のドラゴンとは思えないほど手が回ります。多分後ろ手から肩触れるくらい柔軟。

とにかく赤で山回復!?という点があまりにも規格外でしたが、最近は《コッコ・武・ルピア》にお株を奪われがち。連ドラ系では現役です。もうオタクはいっつも山回復手段に四苦八苦しています。


《五元のロードライト》

パートナーに置くカードです。
完全に色目的のパートナーです。故にキャストされることはありません。

一見無害そうですが、オタクが様々な選択肢からこんなカードをわざわざ置く目的を探るべきです。見えているカードのみで判断してはいけないのです。
最初から59枚で戦おうとしている意図が見えた場合は必ず「秘密のパートナー」を疑いましょう。「秘密のパートナー」とは見えてしまえばコンボの全容やヘイト集中を受けるため、山札内に隠された真のパートナーを指します。

この《五元のロードライト》は5色クリーチャーの中で唯一のバニラクリーチャーです。なのでヘイトを少しでも向けたくない意図がここから読み解けるのです。

《常勝ディス・オプティマス》

デュエパーティーでは同名カードの二度うち禁止のルールがあります。そんな中このスペースチャージ持ちのクリーチャー群は常に危険視される立場にあります。

マナゾーンに指定文明カードが置かれた時に誘発するため、誘発タイミングが何度も訪れます。ゲームレンジの長い今フォーマットにおいてスペースチャージとの相性は格別です。
その中でもこのカードは盾落ちを完全にケアできます。呪文回収も有効的に作用し、かつては呪文ループも可能にしました。赤が入れられない色ではお呼びがかかることもあるカードです。


《族長の魂友 ワチャゴナ》

D2フィールド射出と防御を兼ねる革命チェンジ獣です。

D2フィールドは強力ですが、時に悠長であり除去もされやすいです。しかし、このカードはそういった悩みを一気に解決する札です。
あとはクリーチャー除去にのみ神経を注げばよいので、耐性を付与できればD2フィールドを維持し続けられます。

自前でウルトラセイバー多色を付与できる《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》、呪文アンタッチャブル+パンプの《革命のD ビッグバン・フェスライブ》などワチャゴナを維持しつつゲームを有利に進めるD2フィールドを展開すれば尊大なまでのTブレイカーが役立ちます。

《ドキンダム・アポカリプス》

全てのクリーチャーに封印を乗せます。

このカードができることは多面除去とLO勝利です。特に後者は《聖カオスマントラ》の登場から多面展開系デッキへの回答を得たため、カウンターの封印LOが狙いやすくなっています。
クリーチャーであるため《ドルマゲドン・ビッグバン》と比べてシールドトリガーからのカウンターがしやすいですが、自分のクリーチャーも封印の対象であるため完全にこちらに軍配が上がるという訳ではありません。

使い方さえ見極めれば一枚でゲームをひっくり返すポテンシャルを秘めています。《神羅ヘルゲート・ムーン》や《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》で強制LOも視野に入ります。


《トミカタウン》

自分のスピードアタッカーに警戒とブロッカーを与えます。

《永遠のリュウセイカイザー》《スカイ・ジェット》《ボルシャックの古代神殿》などで付与すればビートにおけるダメージレースで優位に立てます。
第二に優れる点はこのカードの区分が「T2フィールド」であるため、「D2フィールド」のルールに抵触せず共存が可能であることです。

このカードがその他カードとの一線を画す部分はカード除去以外で除去されない点とブロッカー付与と警戒付与を同カードのみで成立させている点です。

ブロッカー付与も警戒付与も光文明の《Dの牢閣 メメント守神宮》と《ルベル・ゴルギーニ》の二枚で実現可能ですが、自前でスピードアタッカーを持つことの多い火と光火の多色クリーチャーはお膳立て無しで恩恵を得られます。


「破壊の赤!スクラッパーレッド!」「知識の青!ブレインブルー!」「魅惑の緑!トラップグリーン!」「閃光の黄色!スパークイエロー!」「強欲の紫!ハンドパープル!」「ブレイクあるところに我らあり!シールド戦隊、トリガージャー!!」

《地獄スクラッパー》《サイバー・ブレイン》《ナチュラル・トラップ》《ホーリー・スパーク》《デーモン・ハンド》から二枚を選択できます。もうこの1枚だけで2枚分のバリューがあります。

1マナ余分に払えば《ラスト・バイオレンス》が唱えられますが、呪文の7と8には越えられない壁があるので手打ちの機会に雲泥の差があります。

状況に応じてモードを選択出来る柔軟性は様々なカードが飛び交う多人数戦では重宝します。基本的にシールドトリガーは破壊を伴うカードの方が多く破壊したくない対面でも選択せざるを得ませんが、スパークやナチュトラを選択出来る柔軟性は評価されています。またスパーク系トリガーは良くも悪くもスパークとしてしか機能せず、シールドトリガーかラストターン以外では機能しません。
そういったそれぞれの代表トリガーが抱える問題を一つに凝縮することで無理矢理解決した1枚なのです。


《エル・セミファイナルのマスク》

元デュエマ生徒会長、デュエチューブ公式お兄さんのチアリさんが考えたオタクカードです。
公式お墨付きのオタクカードなので紹介しますが、割と忖度抜きにオタクカードです。

3枚分のルーティングを行うカードでこれだけでも利用価値があるのですが、これを採用する意図は至極単純にただ「場に置く」ためです。手札が0枚の状態であれば墓地からクリーチャーを召喚できる置物なので手札を切りまくる構築にする、という訳ではなく逆に手札を溜めまくるデッキに投入します。

これの使用用途はハンデス対策です。手札を溜めまくるデッキは《ロスト・ソウル》の槍玉に挙げられやすく、これまで《貝獣パウアー》や《時の秘術師ミラクルスター》などで対策してきました。しかし、呪文デッキならまだしもクリーチャーコンボデッキには日の目が当たらずこれまでハンデスが飛べば上記カードで迂遠なリカバリーを行わざるを得ませんでしたが、このカードの登場で直接的なリカバリーが可能になりました。

ありがとう、エル・セミファイナル。誰も知らんクリーチャー。


《真槍電融 ソウル・ヴァイラックス》

ティムールカラー気鋭のちょうどいい感じにビートできるクリーチャーです。
このちょうど良さがデュエパーティーでは良く働きます。

まず同カラーの主要パートナーは《竜界電融 N・EXT》と《禁断竜王 Vol-Val8》ですが、前者はマナアンタップによるキリフダッシュ、後者は圧倒的スタッツによる押し込みが得意です。どちらも非常に攻撃的であり、一度走り出せば止まらない貫通力がウリです。

このソウルヴァイラックスも強力なのですが、良くも悪くもソウルヴァイラックスで殴ることを主眼に据えたデッキになります。全ての能力があまりに素直なんですね。オタクは割と素直なカードが大好きです。

素直だからこそ、上記カードよりもヘイトが少ないのでちょうどいい感じのビートというわけです。動きまくったらヘイト稼いでしぬってこと。ちなみに「これ以上はヘイト高くなるからここまでにしようかな」と言っている人間は大概手遅れです。


《強瀾怒闘 キューブリック》

《神出鬼没 ピットデル》に続く無償でディスカードができるクリーチャーです。

対象範囲に火文明も含むので即時捨てたい赤のカード筆頭の《終剣連結 アビス・ハリケーン》を無償で捨てられます。召喚であることから置換メタカードに引っかからず、バウンスで対象メタカードをどけつつアウトレイジ系コンボが開始できます。

しかもそれにスピードアタッカー付きのボディが付属しているので言うことなしです。令和やなあ。


《𝑼𝒍𝒕𝒊𝒎𝒂𝒕𝒆 𝑻𝒂𝒕𝒔𝒖𝒓𝒊𝒐𝒏》

ビーストフォーク限定構築で最強だった

デカ〜〜〜〜〜イ!!説明不要!!

𝑼𝒍𝒕𝒊𝒎𝒂𝒕𝒆な《𝑻𝒂𝒕𝒔𝒖𝒓𝒊𝒐𝒏》、《𝑼𝒍𝒕𝒊𝒎𝒂𝒕𝒆 𝑻𝒂𝒕𝒔𝒖𝒓𝒊𝒐𝒏》

ワールドブレイカーというデカさと、横のクリーチャーに露払いを課す尊大なまでの能力がオタクを震え上がらせた。
アンタップキラーやマッハファイターの能力についておさらいしますが、「そのターン〜」とターン指定が含まれるものは召喚酔いが解けます。

《ジオメテウス・無限・ドラゴン》はブロックされなかった場合に手札からドラゴンを出せるので尊大にワールドブレイクの奇襲ができます。ジオメテウスムゲンドラモン。その場合、アンタップキラーが完全に貫通力底上げに貢献します。

𝑼𝒍𝒕𝒊𝒎𝒂𝒕𝒆𝑻𝒂𝒕𝒔𝒖𝒓𝒊𝒐𝒏》は《𝑼𝒍𝒕𝒊𝒎𝒂𝒕𝒆𝑻𝒂𝒕𝒔𝒖𝒓𝒊𝒐𝒏》のために

みんなは《
𝑼𝒍𝒕𝒊𝒎𝒂𝒕𝒆𝑻𝒂𝒕𝒔𝒖𝒓𝒊𝒐𝒏》のために


《兵繰凄の鎖 サイノ・ブサイ》

サイ of サイ。ゴリオ・ブゴリの前のキング。
タップorアンタップ能力と攻撃誘導、アバレチェーンで破壊耐性を付与します。護国の要やなあ。

一人で全てのシナジーを形成しているので回り出せば非常に厄介です。特にすぐに殴り出せる火文明とはマブです。本人が殴るだけでもかなり厄介というか、それが一番強いまであるので立ち上がりさえ上手くいけば一生居座ってくれます。タップ状態で封印されたとしても、封印解除された際に本人の常在効果のせいで勝手に1打点受け止めるのでやりたい放題です。

またETBのタップorアンタップでブロッカーのタップ、タップクリーチャーのアンタップによって貫通力もかなりのものになっています。《蒼き団長ドギラゴン剣》からも出るのでもうなんだかすごいことになってきたのじぇ!!自然の王なんて蛮族やしこんなもんか?(ヘイトスピーチ)

《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》

使うのは上です。

これ自体は使い方なんていくらでも転がってるので言うことないのですが、一つだけオタク的注意点があるので共有しておきます。

オフライン、つまり対面で行う際の注意点ですね。









ウォズレックを入れて「未開封パック」を用意しないのはプレミです。

こぞりてなんて使う奴おるんかって?おるからプレミ言うとんねん!!!!!!!!!!!!!!


ゼロ文明

《「魔力」の極 ダークマター》

何故か「極」の名を持つ出自不明のゼニス。誰だコイツ!?

下敷きの呪文枚数に応じて呪文コストを軽減するので、大型呪文を最小1マナで使用可能になります。《インビンシブル・テクノロジー》を使用すれば任意の呪文がタダ同然となり、コンボの火付け兼即時打点でのフィニッシュをもたらします。エターナルΩで呪文回収もできますが、墓地の呪文枚数が減少してコンボ失敗にもなりかねないので安易な自爆は考えもの。

既存ゼニスの出るだけで仕事するものとは違い、カードとの組み合わせを前提としてデザインされていますので、入れる場合は《クリスタル・メモリー》《ロジック・スパーク》はガン積み推奨です。


《ちょっと☆きゃわ☆じょらごん》

カワイさナンバーワン♡

現状カワイさは《自由の末弟 トド松》(カワイさ+1)と競っている状況なので、未だ一番は決まっていません。
キミがカワイイと思うジョーカーズ(シリー隊長)を下に送ろう!

盤面を選ぶ際にもっともカワイイクリーチャーを選ぶので、このクリーチャー以外への擬似アンタッチャブルとなります。
そしてこのクリーチャーが離れる際に、代わりに下のジョーカーズを墓地に送る耐性とETBを使えるジョラゴンお馴染みの能力を使えます。

除去耐性を持ったアンタッチャブル付与なので見た目以上に凶悪です。まあジョークカードがリアリスト気味なのはいつものWotCです。

《怒流牙忍法 次元隠しの術》

最高にリアリズムな除去カード。マジレスカード。

「ぱんどら」へクリーチャーを送るので、オリジナルはおろかアドバンスでも救出が難しくなります。ほぼほぼ不可能です。
非常に厄介なクリーチャーに対するマジレス回答になり、地味に同コストの召喚を制限する効果もぶっ刺さります。

除去カードは使わされた時点でかなり歯痒い思いをしますが、これに関しては使われた側も結構なダメージを負います。再利用不可にさせるのでできるだけクリティカルな選択をしたいところです。



《黄金龍鬼丸「王牙」》

ハンター大流行の時代に現れた11マナハンター!

刃鬼から出せばただのスピードアタッカー!勝利刃鬼からは出ない!アンノウンではないのでシンフォニーからも出ない!うわぁ、すごいカードですね......。(アンドゥイン・リン)

ハンター、エイリアンにエターナルΩを付与するため、じみ〜〜〜〜〜〜〜〜に効きます。具体的には苦虫を噛み潰したような顔されます。そしてこの13000未満破壊がまあ〜〜〜〜〜ブロッカー破壊に役立つわけですわ。使うとね、強いんですよ。本当ですよ?オタクウソつかない。強さは保証します。


おわり

今回紹介するオタクカードは以上です。割とメジャーどころのカードを紹介しました。これ以上書いてもぼくが疲れるだけなのでここで締めたいと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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