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何事も飽きるという話と、絵のモチベーションについて

マシュマロで質問を募集してみたところ、
「何事もすぐに飽きてしまう。なるさんが絵を描くモチベーションを保つ秘訣は?」
という質問をいただきました。ありがとうございます。

飽きるとは

初めに、質問という形で「何事もすぐに飽きてしまう」と送ってくださるくらいなので、
飽きることが悪いことであると思っておられるのではと推測します。
ですけど、まずそこを前向きに考えてみてほしいなと思いました。
そもそも飽きるということは、

・自分が楽しいと思う気持ちに敏感(楽しくないとそれにすぐに気が付く
・他に興味が移る好奇心の強さ
・当初の目的を達成している可能性がある

こういった特徴があるのではと思いました。
敏感ではないと、楽しかったことが辛くなってきても続けてしまい、
知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでしまうことがありそうですし、
好奇心が強いということは、楽しく生きられて良いことだとも思います。

目的を達成している可能性

個人的に今回特に思ったのは、目的を既に達成している可能性もあるということ。
飽きたことが、実は目的を達成していたから「飽きた」と感じているかもしれません。
この場合ですと、恐らく自分では気づいていない本来の目的があって、
例えば「生活を良い感じに彩りたい」という潜在意識があったとします。
そのために掃除に凝ってみたり、食器を買い揃えてみたり、
絵をたくさん描いて飾ってみることを始めたり、
良い音楽を探して、良い音響設備を整えてたくさん流したりしたとします。
あくまで目的は潜在意識にある「生活を彩りたい」ですので、
彩るための手段である掃除や食器や絵や音楽は、
ある程度充実すると、彩るための収穫は得ている状態となり、
それほど追及することもなくなる。これを、飽きだと感じているかもしれない。
つまり、何事も飽き性ということは色んな興味を追及しているのだと思いますが、
本来の目的をより良くするために他の興味へと移るわけで、
飽きではなく、達成しているのだと考えても良いかもしれないです。

もし色んなことをやってみて、どれもこれも飽きて辞めているのだとしたら、
試してみたことを全て紙やメモに書き出してみて、
共通点を探ると、自分が何を求めているのかが見えてくるかもしれません。

絵のモチベーションについて

長くなりましたが、絵のモチベーションについて考えてみたところ、
僕にとって上記で言うところの潜在意識にあたる目的というのは、
「好きな音楽アーティストに憧れているから」だと結論付きました。
僕が凄く好きな音楽アーティストは、
年配となっても新しい作品を出し続ける人が多く、
そんな姿勢に憧れているので、自分も何か作品を出し続けたい、
その気持ちでずっとやっています。
根底がそこにあるので、作品を出さないという選択肢がありません。

そのため、僕も同じく「飽き」という意味で言うと、
ゲームは色々なゲームをプレイするのですが、
よほどおもしろいと感じたゲーム以外はすぐに飽きてしまいますし、
マンガもアニメも嗜みはするものの、飽きてしまうことが多いです。
ただ、これらは楽しむために手は出しているものの、
大前提として「新しい刺激を吸収して絵に生かす」という目的で嗜んでいるので、
飽きたとしても吸収はしたと解釈しているため、問題ありません。

というわけで、質問者さんも飽きの底にある意識に目を向けてみるのも、
選択肢の一つとしていかがでしょうか。

(質問はこちら↓から、いつでも是非とも。)

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