メンタル関係の書籍🈞 その弐⑰

CASE15 他人のことに口出しをしたがる

上から目線でアドバイスしてくる友人に辟易している本ケース。
学生時代のお姉さん的な関係が続いているこのケースでは、
「お母さん病」「お姉さん病」という、女性にみられる性質が顕著に表れた友人への対処法が述べられています。
自分の領域と相手の領域の区別が曖昧になりやすいのは、
いつの時代も、社会から察することを求められてきた女性の性からくるものだと感じます。
「細やかで、気遣いができる」ことを求められ、
それは結果として、相手の領域への配慮に繋がるのだと。
そして、この傾向が強く表れるのは「女」度の高い女性であるとも。

自分と他人の区別をしにくいのか、なぜ相手の領域にまで入り込んで決めつけたり助言したりしてしまうのか、という事を考えてみると、
女性はそういう役割を求められてきた、という事に行き当たります。
「気が利く、細やかな女性」と言われる人は、
相手の顔色を読んで、求められていると思えることができる人。
つまり、「女性らしさ」として求められているものの一部は、
「相手の領域」を侵害する性質のものだと言えます。

整理|整頓 女子の人間関係/水島広子


整理|整頓 女子の人間関係/水島広子
サンクチュアリ出版

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