お金関係の書籍 その参⑨

第11章 期待を過大評価する

期待はそのモノやサービスの質を客観的に底上げし、実際に期待をすることによって、満足感が高まり、それ自体の価値を高く評価するようになると述べられている。
ブランド品がその典型で、これまでの実績と評判を後ろ盾に、それそのものの価値を高く積もろうとする傾向がある。又、評判に科学的根拠のある説明が加えられた上で、何かのサービスを利用したとすると、どうやらそのように感じ、私たちの生理機能もそのように変化するのだと仰られている。
ただ、大きな期待値と現実の満足度とのギャップがかけ離れていると、それは失望となって跳ね返ってくる恐れがあるのだとも述べられています。

この章では、私たちの想像と妄信による期待は、モノやサービスの価値を高め、実際の満足度と効果に大きく影響を及ぼすことを強調されているチャプターとなっております。


無料より安いものもある お金の行動経済学/
ダン・アリエリー&ジェフ・クライスラー 櫻井祐子訳


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