お金関係の書籍 その参⑧

第10章 言葉と儀式の魔力に惑わされる

私たちは常日頃から、世の中に存在する商品やサービスに付加され、それ自体に華を添えるキャッチコピーやセールストークに心動かされ購入へと至る場合が往々にしてあると述べられている。
まったく同じ2つのものやサービスがあったとする。
例え、同じ出所で同質のモノであっても、一方がその来歴とともにそれらしい専門的な用語が並べられ、どれだけの工程を経て手間暇を惜しまずに、今日のこの日に提供されるに至ったのか…
その上で、そのモノをあなたが享受する場面を想像させるような説明がされると、そこまで言うのであれば間違いないと感じ、私たちの支払い意思額は、そこに費やされた言葉に比例して上がっていくのだと仰られている。

この章では、随所に様々な分野における誘い文句の実例を交えながら、本質を見極めるための知恵を教示されたチャプターとなっていると感じます。

無料より安いものもある お金の行動経済学/
ダン・アリエリー&ジェフ・クライスラー 櫻井祐子訳

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