お金関係の書籍 その弐㊤

『三千円の使い方』

第1話


本書籍は、一家の4人の女性一人一人に焦点を当てて、それぞれのライフスタイルの中で、同じ金額のお金であってもその使い方次第で、それぞれにとって価値が異なっている。そんな、何気なく付き合ってきたお金の尊さを、一人一人の女性を取り巻くライフイベントを小説調にして、ストーリー仕立てで解明していく内容となっています。

第2話


第2話では、高齢者にとってのお金との向き合い方を、夫に先立たれ、70を過ぎた年金暮らしの女性を通して考えていく内容となっています。
結局、お金はいくらあれば不安が解消されるのか、そして、有り余るほどのお金があってもあの世へは持っていかれないこと。この2つのテーマに対するあなたなりの落としどころを探すキッカケとなる内容になるのではないでしょうか?

第3話


第3話では、幼い子を持つごく平凡な夫婦にスポットライトがあてられ、子供のため、そしてこれから自分たちの家庭を築いていくための出費を賄うために、今できることは何なのかを、共に考えさせられる内容となっています。また、堅実で倹約家の妻が直面する虚しさ等、物欲の意味を自問する機会となるエピソードになるのではないでしょうか?


三千円の使いかた/原田ひ香
中公文庫

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?