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UTMF2018 〜ギリギリガール いぐレポw〜


UTMF2018 いぐレポw
Facebookで「2年前の思い出」で出てきたので、noteにコピー。
悪天候や事故やらで、一度も100km超え挑戦がかなわず、80kmから、いきなり2倍の160km。自ら止めることを選びさえしなければ完走できる。完走したらきっと皆驚くだろなー。そんな楽しみだけで、完走した46時間。
いつか誰かが100マイル挑戦する時に、少しでも勇気になれば。何かひとつでも励みになればと想い、ここに残します。せっかくの当時の感情なので、一言一句そのまま記録。なんと約5000文字。フェイスブックで5000文字って。ブログでも長いけど 笑

UTMF2018
ULTRA-TRAIL Mt.FUJI
168km 8,100mD 46hours/Limit
45h40”20 (Aid Time about 5h) 

UTMF STY おつかれさまでした!

たくさんの応援、本当にありがとうございました!
完走した実感が湧かないまま、はや1週間が過ぎました。

消え去りつつある当選からの感想の想いの記憶をウルトラ長文にてw
なんと原稿用紙10枚分w

GWに書いていたものの投稿を躊躇してました。
興味ある方がいたら読んで下さい(ˊᗜˋ*)

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人生初の100km超えどころか2晩に及ぶレース。
最高17時間しか走ったことない私が45時間。
丸2日間。

人生最大のチャレンジに
今回、はじめてリタイアを考えました。

悔しさが残ってしまい、完走したことを素直に喜べなかった私が、
今回いちばん嬉しくて涙したメッセージ。

いぐちゃん100マイル完走ほんまにおめでとう!凄いし強い!
メンタルもつよいわー!
途中いろいろ闘いがあるやろうに、
エイドで笑顔で過ごせるのはいぐちゃんの強さやと思う。
ほんまにおめでとう!

めっさしんどかったのに、いろんな場所で撮ってもらった写真が
自分でも驚くほど笑顔で。

今回も、たくさんの人にパワー貰いました。

小辺路完走したらエントリーできるよと一緒にエントリー、レース中もずっとゴールで逢えることをお互い信じて疑わなかったひろこちゃん。

STY完走後サポートにまわってくれて、リクエストしたセブンの揚げ鶏(笑)とコロッケ、カップヌードル買ってきてくれた、いっちーと岩根ちゃん。

合計30時間の誘導ボラから、ゴールを見れないかもと言ってたのにゴールで待っててくれたタダシ。

122km地点公式ボラの志保ちゃんの笑顔を見た時の安堵感は、きっと一生忘れられない。

途中一緒だった関西美女トリオのまるちゃん、よしこさん、もりえちゃん、そしてるみ姉、大谷しほちゃん、つげさん、まつひろさん、アディ、亀仙人、そしてひらりんのサポートで実況写真アップしてくれたさっちゃん、ちゃりらん屋ボランティア、たまちゃんよっちゃんみむらっちに西尾さん大脇さんのサプライズ応援、挙げきれない多くの皆がいて。

ホントどれだけ心強かったか。
本当にありがとう。

完走した最大の理由。

「いぐならきっと完走できるよ」

そう根拠なき皆の言葉を信じていたから。

私はきっと誰よりも皆の応援をエネルギーにする力がある。んだろな 笑

これまてま月間100ぐらいしか走ってこなかった私。
UTMFは言霊やミラクルでは完走できないよ。と、
何人もの人に言われて。

坐骨神経痛による弊害に、途方にくれてたこの数年。特にこの夏からは脚への影響が半端なく。今更身体を恨んでも仕方ないし、そのためにおやまをはじめたのになんて欲張りな私w

せっかく当選したんだから、チャンスを楽しもう。自分にできることを、続けられることを楽しむ。と、決めたのが年末。練習嫌いの私がとっしーの一言で影響されてはじめた1日3kmRUN。

たかが3km、されど3km。

3kmで完走できるとは思ってなかったけど、何もしないよりマシ。毎日3km走って完走できなかったら、後悔しない。そう決めて、雨の日も雪の日も、フルマラソンの翌日も、二日酔いの日も、熱がある日も、歩いてでも。

10kmRUNだと、昨日10km走ったから、と思ってしまうけど、3kmだと、「昨日3kmしか走ってないから」と思えることが続いた。
これが続くコツ。5kmだと続かないし、足が痺れるし、汗のかかないペースで。

他に動き続けられる身体づくりとして、土日にお誘いあったおやまは行く(一人では元から行かないw)。おやまは極力走らない。訓練校まで往復7km歩く。階段を使う。減量する。きちんと食べるて痩せる。食事の見直し。食事制限はしない。禁酒もしない。時間を作る。

サブ4のためにサチコ練や長居ウィンドに行ってみたりしたら、自然と過去最高走行距離だったり。身体のために月間距離を稼ごうとしない(実際累積は月末にしか見ないようにしてた)。まわりに惑わされない。ありのままの自分で楽しむ。これが、私がFに向けて決めて3ヶ月実行したこと。結果的に頑張らないで楽しむスタンスが良かったのかもしれないナ。

おやまはこの半年40kmが最高、何をしても痛みが消えず、絶望的。
ロング練出来ぬまま焦るも、焦っても仕方ない、大丈夫、今更私の実力は変わらない、と。

Fへの絶望から、少しの希望に変わったのが、1ヶ月前の薫さんのトレイルキャンプ。ホントに参加して良かった。参加してなかったら完走してなかったかもしれない。

そしてゴールするイメージが湧いたのが3日前。

そこからやっと準備、前日出発の当日入り、仮眠2時間半。
準備不足、睡眠不足w

2016幻の17kmSTY、雨のコース変更美ヶ原、台風な信越、大雨の小辺路、事故で中止になったFTR。100km走ったことものいまま、やっとやっとの晴れたこの日に、ご褒美な富士山に感動。

自らやめることだけは絶対しない、笑顔でゴールするとのぞんだUTMF。

進むか、やめるか。
ただそれだけ。
ただそれだけを考えた168km。

私の辞書に自ら辞めるという言葉はなかったけど、今回初めてリタイアを考えました。

人生3度目のロングナイトトレイル。まさかの電池トラブルでぱにくる。
景色好き、前後での会話が成り立たない、下り走れないから、数十人、ぃゃ百人以上に譲った長い道のり。ホント虚しさ以外のなにものでもなかった 笑

なんでエントリーしたんだっけ?
ぐるぐる一晩自問自答w 

そーだ私はUTMFのことを伝えたかったんだ、と。4年前のUTMFゴールに感動して、それからレースにではじめたけど、一緒にはじめた友達よりダントツ遅くて、よっぽどトレランやめようかと思ったけど、遅くても楽しんだらいいんだよって薫さんの言葉がこの数年、支えにあったからこそ。チョップの皆はいつも見守ってくれてた。遅くても続ければいつか走れるようになることを証明したかった。感動を伝えたい、感動を与えれるランナーになってみたかった。それが今回の挑戦のいちばんの理由。前に進めばゴールできる。這ってでも前に進もう、と。

最初の50kmで脚終わるわ 笑、ライトの予備電池がつかないわ、ウェアのチョイスミスでプチ低体温で寒気が止まらないわ、朦朧として幻覚みたり、関門忘れていたり、と色々オチはあったけど、まだ半分のロードで、車に乗ってる完走した土井ちゃん夫婦に会えたりw、皆でコンビニ寄ってアイス食べたり、知らぬ人に起こしてもらったり、もりえちゃんや杓子に居たずーみんのアドバイスで、関門間に合ったりと、ホント「人に助けられた」私らしい旅でした。

まさかの最後のラスト5kmのおやまで、痛みで一歩も歩けなくなって。
刻々と迫るリミットに、泣きそうになって。
痛みをうみだしているのは自分自身、168も走りゃ誰だってどこか痛い。待ってくれている皆が居る。ラスト3.5km。歩いたら間に合わないよ、と。結局ギリギリかぁ、と 笑

皆の力があったからこそ、の完走。

マッサージサービス、毛布のある仮眠所、エイド飯は残念やったけど、恵まれた天候、月夜に浮かび上がる富士山、山の上から夜明けの美しい富士山を見れたこと、完璧なマーキング、全てに感謝です。

今回は、「誰よりも楽しむ!」よりも痛みが勝ってしまったので、悔しさが残ってしまったけど、自分の限界に挑戦することは、つくづくメンタルマネジメント、マインドコントロールだな、と思い知らされました。

完走の実感も湧かぬまま、まわりの感情に惑わされてしまった時に貰った冒頭のメッセージで、笑顔で楽しむことを理解ってくれた人が一人でも居たことが嬉しかった。

正直、他のレースと比べて関門はめちゃくちゃゆるいけど、これは鏑木さんの意向かな。Fに出るポイントだけじゃ、経験値は足りなさすぎる。山を舐めてる、大会だからこその甘えがあったことも反省。

もうマイルはおなかいっぱいだし実感とうらはらに身体はボロボロだけど、エイドを笑顔で過ごせる自分でよかった。そして山を嫌いにならなくて良かった 。写真はいっぱい撮ったけど、殆ど記憶にございません 笑

直前に読み直したヤマケン本にかいてた言葉。
人間は潜在能力を10%も使ってない。
いかに自分の潜在能力を引き出せるか 

皆が完走できると思ってくれている自分を信じる。その信じる力が強かっただけだと思う。

あと胃の強さ 笑

2015、2016と皆の悔しい想いをたくさん感じてきました。
私も以前はSTYの選手で、UTMFなんて走れる日がくるなんて思ってもなかった。実際、80kmが私の最高距離だったし。

今回、大会が無事開催されて良かったけれど、やっぱりマイルはそんな簡単に完走できるものでもなくて、私の憧れてきた人たちのDNFは、正直、自分の完走以上に複雑な感情もあって。

正直、レースの意義も私にはいまだにわからない。でも誰であれ何にであれ自分の限界に挑戦する姿はやっぱりかっこいいと思う。

挑戦するか、しないか。

その悔しさは挑戦していなかったら味わうこともない。挑戦すること、スタートに立つことだけでも意義がある。人生が豊かになる。

経験値も全く足りず、意地になってしまって完走したこと、私の練習量やコンディションそのものについてまわりの感情を色々感じて完走後凹んでしまって、誰かに嫌な想いさせることもありうるから投稿自体も迷ったけど、褒めて、とか、メンタルが強い、とか脚が痛いのに、とか我慢自慢とか、努力をバカにしてるとか、そんなことを言いたいわけじゃない。

挑戦すること自体 楽しむこと自体が素晴らしいこと、自分の限界に挑戦することは、人間誰しもが、可能性を秘めていることを改めて知るチャンスであって。そして可能性は自分が制限していること、その可能性が無限大なことも自分次第で、自分自身が信じてあげることが、何より強いってことを知ってほしい。そしてまわりの愛がその自分の想い以上に強いことも。

そのことを伝えたかった。

マイルを完走したことが凄いってより、そのことに気づける舞台なのだと思う。

そのことが伝わることを願って投稿します。

もしも私の投稿に、例えば1日3kmで走れるわけない、とか、言い訳めいてる、とか何かしらがひっかかった場合、それはその人のメンタルブロックじゃないかな。そのブロックが外れるといいな。

筋トレもキライだし、練習できないかわりに、たくさんダイエットの本とかは読んだよ。でも書いてることは皆同じw
 痩せ方を書いてるわけじゃないw

もしもUTMF出られるなら、サポートは是非つけてください!
私は当選した時は完走すると思っていなかったからつけなかったけど、もったいないことをしたや。UTMFは日本最高峰のお祭りだから、一人でも多くの人に楽しんで欲しい(ˊᗜˋ*)

そして誰か一人にでも、この鏑木さんが日本でマイルレースを実現したUTMFへの想いが伝わればいいな。

並大抵の想いでは、こんな大会を開催出来ない。

レースレポを書くはずが…超脱線。
まとまりのない文章でごめんなさい。
ギアや写真はまた改めて。

応援、ご愛読、本当にありがとうございました。

喋ったら一瞬やのになー。
飲みにいこーぜー 笑

#いぐチャレ
#皆の応援がエネルギーになる
#いぐサプ
#チリツモ
#全てを楽しむ心
#自然と全ての人たちに感謝
#24時間270度の富士山
#3年越しの富士山をありがとう
#想いを伝えたい
#阿蘇は旅RUN
#Fは完走すると思ってなかったから笑
#またも用意してない
#旅が楽しみすぎる



この世界は愛と優しさで溢れている。BASHARのワクワクの法則の人生実験をしながら、あの頃の私に伝えたいことを発信していきます!