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第17回 朝日アマ名人戦県大会(朝日新聞社)

杉田俊太朗さんが3連覇
       準優勝は浦野貴之さん

 第17回朝日アマチュア囲碁名人戦の県大会(主催・朝日新聞社、日本棋院県本部)は5月7日、長野市松岡のリサイクルプラザで開き、小諸市の杉田俊太朗さん(26)が3連覇を遂げました。7月1、2日に日本棋院東京本院で開催される全国大会に県代表として出場します。
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 県内4地区の地区予選には計63人が参加し、地区代表16選手が県大会に出場しました。大会はスイス方式4回戦で行われ、3勝同士の決勝に進んだのは杉田さんと上伊那郡南箕輪村の若手、浦野貴之さん(26)。
黒番の杉田さんが競り合いを制し、中押し勝ちを収めました。
 3位には杉田さんに敗れたものの3勝した大町岳陽高校3年の北澤明良大さん(17)=大町市=が入りました。出場選手の中で最年少は伊那市西箕輪小4年の青木惟智くんでしたが、残念ながら4敗でした。
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 杉田さんは県内の各棋戦で優勝を飾っており、全国大会でも活躍。2022年は第68回アマ本因坊戦で全国3位でした。今回の朝日アマ全国大会では「ベスト4に入れるよう頑張る」とコメントしています。
 
今年の県十傑は次のみなさん
第1位 杉田俊太朗(小諸市)
第2位 浦野 貴之(南箕輪村)
第3位 北澤明良大(大町市)
第4位 福岡 昭秀(茅野市)
第5位 チャ ヒョンホ(上田市)
第6位 羽田 晋一(長野市)
第7位 原  光王(坂城町)
第8位 米山 勝博(中川村)
第9位 石割 八洋(長野市)
第10位 米倉 丈博(松本市)


決勝戦を振り返る杉田さん(右)と浦野さん




さて、オフィシャルな記事と併せ、ここからは私個人の感想も少し書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

このアマ名人戦は、10位入賞までを県十傑として表彰してくれる大会で、とても人気があります。他の県大会は3位までが多いですからね。
なにしろ、十傑という言い方がカッコいいですよね(*'▽')
ある分野で優れた能力を持った10人の傑出した人物・・・!
しかも「県十傑の1人」と言ってしまえば2位も10位も同じなので、そういった部分でもお得ですね(笑)
ぜひ多くの囲碁ファンの目標になる大会として、今後も続けていけたらと思います。

それと、対局等の個人的な感想を。
まず私の1局目は今回最年少参加の青木君でした。オール互先の大会で、ベテラン勢の多い南信予選を突破して県大会初出場とはお見事でした。
打ち方がとてもしっかりしていましたし、元気が良くてマナーも良く、こんな子供がいるんだなと非常に感心しました。
伊那市の中村先生の囲碁教室で教わっているそうです。やはり、教えている方がしっかりしているので有望な子が育つんだなと感銘を受けました。
今回はさすがに他の参加者が強かったと思いますが、貴重な経験だったと思うので、今後もぜひ囲碁を楽しんで続けていってもらいたいと思います。

もう一つ、最年長の中村富治さんとも3回戦で対戦がありました。
いつものようにお元気そうな姿を見れて何よりでしたが、碁のほうも熱戦になりました。
もともと戦う棋風なのに加え、独特の手を打つタイプですよね。一般的には多少損という手でも、自分の棋風に合った手をマイペースで打っていく姿にいつも感心します。

碁は序盤で僕のほうに大きなミスが出てしまいました。


僕が白で、下辺の1子を抱えられたところ。右上に向かうシチョウはどちらが良いでしょうか?

シチョウは黒が良いんですけど、僕がシチョウを読み間違え、白石を1つ逃げてしまうという暴挙がありまして( ゚Д゚)
亀の甲で抜かれ、一気に苦しくなりました。
しかたがないので昔、誰かが言っていた「ポン抜き1目、亀の甲は2目」という格言(?)を自分に言い聞かせ、右辺にシチョウアタリを連打してなんとか勝負形に・・・。途中は潰れコースもあったもののなんとか立て直して、接戦の末に1目半勝ちとなりました。
内容は悪いが根性で勝つという、これはこれで僕らしい碁だったと思いました。

では、次回は5月14日のアマ本因坊戦・地区大会の記事を掲載予定です。
お楽しみに!

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