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不正は不正 〜早くもリスク顕在化

水戸京成百貨店による雇用調整助成金の不正受給が明らかになった。これは民間企業の不祥事に止まらないリスクをはらんでいる。

水戸市は本年7月の新しい市民会館を水戸京成百貨店の向かいに開設する。水戸芸術館、京成百貨店を含めて「ミトリオ」という地域愛称を用いて、市街地活性化に取り組むことになっている。

そのプランが明らかになったときから、私は民間施設である水戸京成百貨店を取り込んだ内容に疑問を持っていた。

不祥事や倒産などの民間企業として想定できるリスクを考慮しているのか

という点である。それが新市民会館・ミトリオの稼働前に早くも顕在化したことになる。

新市民会館の開業にからんだ企画を当初のプランで進めれば、行政が不正をはたらいた企業にメリットを与えることにもなりかねない。白紙に戻せばコア施設の新市民会館の開館は地域のニュースとしては、間違いなく大きくトーンダウンするだろう。

既に京成百貨店に対する厳しい意見も聞いている。1,000円2,000円の金で泣く人もいる中で、3億もの助成金を不正に得たのだから当然だ。
行政はこれらの声を過小評価してはいけない。

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