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syudynote
食べる
この日曜日はあっというまに過ぎてしまいました。
朝2時間ほど仕事をしたとはいえ、この時間の短さは何なのでしょう。
わかった。
カニをほじっていたんだった。
市場に買い物に出かけたら、香箱ガニ(ズワイガニのメス)が。こんな季節に?と思いましたが、食材とは出会いがすべて。2匹398円、しかも少し動いている。これはご縁だなと思い、大きいのを選び連れて帰る。
昼ごはんは茹でてレモンで。卵勝ち。
夜ごはんはお味噌汁に。卵巣勝ち。
1.5時間×2回。そりゃ、一日、何もしないうちに終わってしまう。
美味しくいただきながら、ほろりとしました。
「ほろり」ぐらいならいいのですが、いがらっしは日常のちょっとしたことから生の深淵をのぞき込んでしまうことが多くて困ります。
体の大部分を次の世代でいっぱいにしている、その個体の生の絶頂期。そんな「時」をいただいちゃうんだな、と。海底でも大量に折り重なってぞもぞ蠢いているだけの生とはいえ、そんな「時」を持つのだな、と。
そして私もそんな「時」があったな、と。
子を産むというのは生体としてなんと奇跡的で光栄なことなんだろう。
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