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【特別レポート】iFreeレバレッジNASDAQ100(2021年9月版)

投資家のみなさまへ

大和アセットマネジメント、CIO(最高投資責任者)の熊原です。

3か月ぶり2回目の特別レポートです。前回からの3か月間で基準価額は29,796円(2021年5月末)から29%上昇し、38,481円(2021年8月末)になりました。また、純資産額も1,133億円(2021年8月末)と前回の786億円(2021年5月末)から44%増加しました。ファンドの企画立案時から推進してきた者としては、投資家のみなさまが投資成果を享受していることや投資している方が増えていることについて、心から嬉しく思います。
新しい投資家の方々も多数いらっしゃるようなので、今後も分かりやすい情報発信に努めたいと思います。
この度、「よくある質問と回答について」を作成しました。当社HP上でご覧いただけたらと思います。

■基準価額の推移

1_基準価額の推移

■リターンの要因分解

2_リターンの要因分解

・いずれの期間も、ファンドリターンの大部分は「指数変動率の2倍」によるもの
・「指数変動による効果」と「為替ヘッジのコスト」による影響は限定的
 ・「為替ヘッジのコスト」は3ヶ月で-0.03%、1年で-0.24%

当ファンドの3か月、1年における基準価額の変動を要因分解しました。両期間ともにNASDAQ100指数が上昇したことから基準価額は上昇、変動要因の大半が「NASDAQ100指数の変動率の2倍」によるものでした。一部の方々が懸念しているような「逓減」、「減価」はグラフの「指数変動による効果」を見ていただければお分かりいただけるかと思いますが、「指数変動率の2倍」に比べると、相対的に小さな影響でした。「為替ヘッジのコスト」も同様です。

■純資産総額の推移

3_純資産総額の推移

■純資産増減の要因分解

4_純資産増減の要因分解

■累積投資家利益額

5_累積投資家利益額

純資産額は、2020年1月以降、増加基調が鮮明になり、2021年8月末では1,133億円になりました。また、当ファンドへの投資を通じた投資家のみなさまのリターンである「投資家利益額」は、これまでに約430億円まで積み上がりました。仮に、同期間に同金額が「世界の株式市場に幅広く分散投資されたインデックスファンド」に投じられていたとしても、このような結果にはなっていません。良い投資先を選定するのは大前提ですが、レバレッジを活用することで、このような成果を達成することができました。

■ナスダック100指数の概況

6_指数の推移&主要指数との比較

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■四半期決算概況(2021年4-6月期)

・ 当四半期のNASDAQ100構成銘柄は前年同期比で大半の銘柄が大幅増収・増益となりました。

・前年の業績が新型コロナウイルスの影響で低迷していたことから、前年同期比での増収・増益の達成は比較的容易であったものの、クラウドやネット広告の拡大、リモートワークの普及やチャットアプリの定着といった、生活環境の変化がプラスに寄与し、水準で見ても過去最高水準となりました。一方で、巣ごもり需要で急拡大していたネット通販の成長に陰りが見えたことはマイナス材料でした。

・医薬品(モデルナ、リジェネロン、ギリアドなど)では、新型コロナウイルス関連のワクチンや治療薬の販売増が業績拡大をけん引しました。

・セクターでは、特に、コミュニケーションサービス(アルファベットなど)や、一般消費財・サービス(テスラなど)が好業績のけん引役となりました。サイズ別では、引き続き大型銘柄の好業績が目立ちました。次世代通信規格「5G」対応「iPhone」の販売やサブスクリプション(定額課金)サービスが好調だったアップル、クラウドサービスや「YouTube」向けのデジタル広告が大きく成長したグーグル(アルファベット)、納車台数の拡大とコスト削減により記録的な好決算を発表したテスラなどが、注目を集めました。

■ナスダック100指数主要構成銘柄の決算概況

7_アップル&マイクロソフト

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10_Nvidia&モデルナ

当ファンドの設定来、NASDAQ100指数は比較的大きな変動を伴いながらも上昇しました。
過去5年間を振り返ると、NASDAQ100指数は、世界株の代表的な指数である「MSCI 全世界指数」や米国株の代表的な指数である「S&P500指数」と比較しても、相対的に大きく上昇しました。5年間で、NASDAQ100指数構成企業の時価総額は約3倍になり、純利益額は約2倍になりました。
また、2021年4-6月期の四半期決算は、クラウドやネット広告の拡大、DXの進展などにより売上高、利益額ともに非常に良好な内容でした。NASDAQ100指数の推移については、変動を伴いながらも上昇しています。4、5ページの個別企業の決算内容を見ていただければ、指数の上昇が指数構成企業の業績向上を伴った動きであることが、お分かりいただけるかと思います。

■保有ポジションのイメージ図

11_保有ポジションのイメージ図

・実質的な保有セクター、銘柄及び金額と原資のイメージを貸借対照表の形式で表しました。

・当ファンドはレバレッジを活用する仕組みとなっているため、貸方サイドおよび借方サイドの大きさはそれぞれ純資産額の2倍になります。

・貸方サイドの合計額は、自己資本に相当する純資産額に、レバレッジがもたらす効果である純資産額と同額の外部資本を加えた額になります。

・借方サイドの保有セクターは情報技術、コミュニケーション・サービスが中心になり、個別銘柄ではアップル、マイクロソフト、アマゾン、グーグルなどです。合計金額は純資産額の2倍になります。

■ファンド純資産100万円あたりのオーナーシップ保有額

12_オーナーシップ保有額

当ファンドは、実質的に「みなさまから拠出された自己資本に加えて、自己資本と同金額の外部資本を活用する」というスキームとなっている点が、他の多くのファンドと異なっております。当ファンドを100万円保有すれば、アップル、マイクロソフト、アマゾン、グーグルの株式をそれぞれ15~22万円程度ずつ保有し、更にその他のNASDAQ100指数構成企業の株式と併せて合計200万円の株式を保有するのと、実質的に同等になります。つまり、レバレッジをかけることで、限られた資金を効率的に活用することができる仕組みです。7ページを見ていただけると、NASDAQ100指数構成銘柄が現在の世界経済の中心に位置する超優良企業の集合体であることが確認できるかと思います。

■積立投資実績①

13_毎月末1万円積立投資

14_損益状況

・当ファンドに対して、毎月末の基準価額で1万円の積立投資を行った結果です。

・上段のグラフは毎月積立投資した結果の元本込みの金額ですが、下段は元本を除いた損益だけを取り出したグラフです。

・2018年10月から2021年7月までの34か月間の月末1万円積立投資による結果は、2021年8月末時点で投資元本340,000円が907,358円になりました。
この積立投資による内部収益率(月次)は5.3%となり、年率換算では85.1%でした。

■積立投資実績②

15_積立投資実績2

16_月末に1万円投資した結果

・上段は、当ファンドの設定来、月末の基準価額で1万円ずつ積立投資した場合に、各月の投資金額1万円が2021年8月末時点でどのような結果となったかを試算した表です。
・下段は、各月の投資金額1万円が、2021年8月末にかけて具体的に何円になっているかの推移を表したグラフです。
・最も結果が良かったのは、設定2か月後の2018年12月末に投資したケースで、49,756円になりました。途中で最も大きく下落したのはコロナショック前の2020年1月末に投資したケースで、コロナショックによる下落局面で5,523円まで下落した後、最終的には24,912円になりました。

当ファンドが設定された2018年10月以降、「月末の基準価額で1万円ずつ積立投資した結果」について掲載しました。コロナショックの局面で一時的に純資産額が投資元本を下回る局面もありましたが、概ね良好な結果になりました。2021年8月時点では、投資元本340,000円が907,358円になり、この積立投資による内部収益率(月次)は5.3%、年率換算では85.1%でした。毎月末に投資したそれぞれの1万円の時系列での推移も示していますので、参考にしていただけたらと思います。

■おわりに

「NASDAQ100指数を構成する超優良企業群のオーナーシップを効率的に保有する」。これが、当ファンドの本質的な意味合いです。また、当ファンドはレバレッジをかける際に金融派生商品を活用するため実際に出資するわけではないのですが、当ファンドを、自己資本に加えて外部資本も活用する「効率的な出資ツール」とする捉え方も可能かと存じます。
投機、投資ではなく「出資」。「出資」となると、時価すなわち日々の換金可能額よりも、出資先企業の成長性、将来性がより重要になってきます。当ファンドを出資ツールと捉えることで、ファンドの保有期間の時間軸のイメージや日々の値動きに対する感じ方も変化すると思います。また、「出資」ですから、投機家、投資家ではなく、マインドとしては「資本家」ということになります。当ファンドの保有を通じて、「資本主義のもと、資本家として、アップル、マイクロソフト、アマゾン、グーグルといった資本主義の頂点に立つ企業群を部分所有する。そして、これらの企業の長期にわたる成長の果実を、資本家として享受する」。このように考えてみてはいかがでしょうか。

「NASDAQ100指数」は、本レポートに記載の通り、アップル、マイクロソフト、アマゾン、グーグルに加えて、いわゆるハイテク株以外も含めて多数の超優良企業で構成されています。投資家のみなさまのポートフォリオの一部に当ファンドを加えることで、ポートフォリオ全体の資金効率が改善される可能性もあるのではないでしょうか。みなさまにとっての選択肢の一つとして、ご検討いただけたら幸いです。

■iFreeレバレッジシリーズの本質がもっと詳しくわかる特別サイト

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当ページ記載の企業についてあくまでも参考のために掲載したものであり、個別企業の推奨を目的とするものではありません。また、ファンドに組入れることを示唆・保証するものではありません。


ファンド(投資信託)のリスクについて
ファンドは、値動きのある有価証券等に投資しますので基準価額は変動します。したがって、投資元本が保証されているものではなく、これを割込むことがあります。

信託財産に生じた利益および損失は、すべて受益者に帰属します。投資信託は預貯金とは異なります。

基準価額の主な変動要因については次のとおりです。
「株価指数先物取引の利用に伴うリスク」、「価格変動リスク・信用リスク(株価の変動、債券の価格変動)」、「為替変動リスク」、「カントリー・リスク」、「その他(解約申込みに伴うリスク等)」

※ ファンド保有期間が2日以上の場合の投資成果は、通常「2倍程度」になるわけではありません。

※ NASDAQ100指数が上昇・下落を繰返した場合には、当ファンドの基準価額は時間の経過とともに押下げられることとなります。

※ 基準価額の変動要因は、上記に限定されるものではありません。

※ くわしくは「投資信託説明書(交付目論見書)」の「投資リスク」をご覧ください。

お客さまにご負担いただく費用
iFreeレバレッジ NASDAQ100の購入時や運用期間中には以下の費用がかかります。(2021年9月現在)
詳細につきましては、「投資信託説明書(交付目論見書)」をご覧ください。

お客さまに直接的にご負担いただく費用

購入時手数料
販売会社が別に定める率
<上限>2.2%(税込)
信託財産留保額
ありません。
お客さまに保有期間中に間接的にご負担いただく費用

運用管理費用(信託報酬)
運用管理費用の総額は、日々の信託財産の純資産総額に対して年率0.99%(税込)
その他の費用・手数料
監査報酬、有価証券売買時の売買委託手数料、先物取引・オプション取引等に要する費用、資産を外国で保管する場合の費用等を信託財産でご負担いただきます。
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※購入時手数料について、くわしくは販売会社にお問合わせください。

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