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資産運用は魅力がいっぱい?メリットとデメリットを解説

資産運用に興味があるものの、「資産運用=危険」という印象を抱いていてなかなか一歩を踏み出せずにいる方も多いと思います。

資産運用は早く始めた分だけ資産を多く増やせるため、誤った認識を取り除いて、少しでも早く一歩を踏み出すことが重要です。

この記事では、資産運用のメリットとデメリットを解説します。

◆資産運用のメリット◆
会社から支払われる給料の受取先として、銀行口座を開設している方も多いと思いますが、普通預金口座に入金されたお金は一定期間預けると利息が付与されます。

銀行は預かったお金を貸し付けたり、運用したりすることで利益を得ています。その利益を預金者に利息として還元しているため、預金も立派な資産運用の1つです。

誰しも当たり前のように預金をしていることを考えると、「資産運用=危険」という認識が誤ったものであることが分かるでしょう。

確かに、資産運用は判断を誤ると、資産を減らす可能性がありますが、それ以上に得られるメリットが大きいと言えます。資産運用の主なメリットは以下の3つです。

・効率良く資産を増やせる
・インフレ対策につながる
・経済や税金に関する知識を得られる

それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

◇効率良く資産を増やせる
収入を増やそうとしても、会社からもらう給料はそう簡単には増えません。ダブルワークで収入を増やすことも可能ですが、働ける時間は限られており、給料だけで資産を増やすのは困難と言えます。

しかし、預金の場合は銀行に預けるだけ、国債や社債といった債権の場合は取得するだけで約束された利息を得ることが可能です。

また、投資信託の場合はお金を預ければ代わりに運用して運用益を還元してくれる、不動産投資の場合は管理を管理会社に委託すれば大きな負担をかけずに家賃収入が得られます。

自分で株式投資やFXを行う場合は時間と手間がかかりますが、運用方法によっては時間や手間をかけずに資産を効率良く増やせるのが大きなメリットです。

◇インフレ対策につながる
インフレとは、物価が高くなることです。物価が高くなる一方、お金の価値が下がるため、インフレが発生した場合、お金のまま所有していても損をするだけと言えます。

資産運用の中には、資産をお金のまま運用するケースもありますが、株式や不動産といった他の資産に変更して運用するケースもあります。

お金を株式や不動産などのモノに変更しておけば、インフレの状況下ではこれらのモノは価値が上昇するため、インフレリスクを抑えることが可能です。

現在は物価が低いデフレ状態にあり、今後インフレに転じる可能性が高いことを考えると、資産運用でインフレ対策を行うことは必須と言えるでしょう。

◇経済や税金に関する知識を得られる
資産運用で扱う金融商品は景気の影響を受けて価格変動が生じます。そのため、これまではニュースを意識しなかったという方も、資産運用で安定した収益を得るには経済の知識が必要不可欠なので、自然と経済の知識が身につくようになります。

また、資産運用で利益が生じた場合は、税金を納めなくてはなりません。確定申告で必要な手続きを行わなかった場合、追加で多額の税金を納めなくてはならない可能性もあります。確定申告を通して、税金の知識が身につくことも資産運用のメリットの1つです。

◆資産運用のデメリット◆
資産運用が安全なものであれば、「資産運用=危険」という誤った認識は生まれません。

誤った認識が生まれるということは、資産運用のメリットだけを鵜呑みにして資産運用を始めたものの、デメリットが原因で大きな失敗をした人がいるということです。

そのため、資産運用の失敗を未然に防ぐためには、デメリットを把握した上で始めることが重要と言えます。資産運用の主なデメリットは以下の2つです。

・元本割れのリスクを伴う
・様々なリスクを伴う

それぞれのデメリットについて詳しく見ていきましょう。

◇元本割れのリスクを伴う
株式や投資信託などの金融商品は大きな利益が期待できる一方、元本が保証されておらず、運用に失敗すれば資産を大きく減らすことになります。

普通預金や定期預金、個人向け国債などの金融商品は元本が保証されています。そのため、元本割れのリスクを伴いませんが、得られる利益が小さいのが特徴です。

このように全ての金融商品が元本割れのリスクを伴うというわけではありませんが、もし元本割れのリスクを伴う金融商品を選ぶ場合は、余裕資金の範囲内で行うといった工夫が求められるでしょう。

◇様々なリスクを伴う
「資産運用=危険」というのは誤った認識と言いましたが、何の知識も身につけないままで資産運用を始めるのは危険です。その理由は、以下のような様々なリスクを伴うためです。

・価格変動リスク:金融商品の価格が変動することによるリスク
・金利変動リスク:金利と債券価格の変動によるリスク
・信用リスク:元本や利子が予定通り支払われないリスク
・為替変動リスク:外貨建ての金融商品の価格が変動することによるリスク
・カントリーリスク:国の信用リスク

リスクの高い金融商品は、価格変動が大きいため、大きな利益も期待できます。そのため、リスクとリターンは表裏一体の関係と言えます。

このリスクを把握しないまま、金融商品を選ぶと、大きく資産を減らす可能性があるため、複数の金融商品を運用する、購入のタイミングをずらすなどのリスク対策が必須と言えるでしょう。

◎まとめ
結婚、出産、車・住宅の購入、子供の進学、老後など、人生には様々な多くのお金がかかるライフイベントがあります。これらのライフイベントを安心して取り組むには、資産運用で資産を増やすことが必要不可欠です。

しかし、資産運用には効率良く資産を増やせるというメリットがある一方、リスクによって資産を失う可能性があるといったデメリットがあります。

そのため、なかなか一歩を踏み出せずにいる方も多いと思いますが、リスクは事前の対策である程度は抑えることが可能です。

正しい知識を身につけてから資産運用を始めれば、安定的な利益も期待できるため、まずは勇気を出して一歩を踏み出しましょう。

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