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第20回(2020年12月8日)

毎週火曜企画、第20回目を始めていこう。

前回はバイリンガルの女性歌手の楽曲を紹介した。

今回は昭和の有名歌手の楽曲を紹介したい。

今回紹介するのはこの曲だ。

♪心の瞳(1985)/坂本九

この曲は昭和を代表する歌手・坂本九の1985年5月22日に発売されたシングルレコード「懐しきlove-song」のB面に収録されている楽曲。坂本九が東芝EMI(当時)から独立して発足したレコード会社・ファンハウス(当時)から発売された唯一の作品にして、坂本九の生前最後の作品となった(坂本は1985年8月12日に日航機墜落事故により死去した)。

この曲は2020年8月12日深夜(13日未明)に放送された「乃木坂46のオールナイトニッポン」にて3期生の久保史緒里が学生時代の思い出の曲として取り上げた(奇しくも放送日は深夜のため厳密には日付が変わっていたが、放送上での日付が坂本の命日であった)。

曲自体は当時坂本がシンガーソングライターの時代の到来に苦悩していた中で、坂本が等身大の本当に伝えたいことを曲にした理想の音楽だったという。

亡くなる日(1985年8月12日)に、NHKのスタジオで収録された公開録音で羽田健太郎の伴奏により披露された。この曲ができた時、「コンサートでアンコールで歌う曲ができた」と喜んだが、墜落事故でコンサートでの披露の夢は叶わなかった。

坂本の死後、千葉県市川市の中学校の音楽教師が生前最後の坂本の収録ラジオ番組を聞いて合唱用に編曲し、現在では合唱曲として有名となっている(1985年当時、校内暴力が横行しており非行やいじめや不登校などの問題が多発していた)。

ということで、今回はこの辺にしておこう。

学生時代、合唱で歌ったであろう曲にもドラマがあることを知るいい機会になったのではないだろうか。

では、今回はこの辺で。

次回(第21回)は来週(12月15日)に投稿する予定だ。

暖房をつけっぱなしで寝ないように。

では、また来週。

2020.12.08 #020

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