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第32回(2021年3月2日)

毎週火曜企画、第32回目を始めていこう。

前回は少し時期は去ってしまったものの2月らしい曲を紹介した。

今回は少し「変わり種」なこの曲を紹介していこう。

今回紹介するのはこの曲だ。

♪星条旗よ永遠なれ(1896)

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この曲は、元アメリカ海兵隊音楽隊隊長のジョン・フィリップ・スーザが1896年に作曲した楽曲(行進曲)である。

この曲は、2020年11月11日深夜(12日未明)に放送された「乃木坂46のオールナイトニッポン」内で2期生の鈴木絢音が学生時代の思い出の曲として紹介した(鈴木は学生時代、吹奏楽部にいたため「部活で演奏した曲」としてこの曲を取り上げた)。

曲自体は1896年のクリスマスに作曲された。作曲者のスーザが妻とのヨーロッパ旅行中にスーザが率いる楽団「スーザ吹奏楽団」のマネージャーであったデイヴィッド・ブレークリーの訃報を受け、アメリカに帰国した。そのアメリカへの帰路の途中でこの曲が出来上がった(スーザは自分の頭の中でこの曲を作り上げたとのちに自伝で語っている)。

スーザは亡くなるまでほぼすべてのコンサートでこの曲を指揮したが、録音された音源は2つしかない(1つは1909年に商業用として録音されたもので、もう一つは1929年11月10日にラジオ放送用に録音されたもの)。

この曲が作曲された91年後の1987年12月、アメリカ合衆国の「国の公式行進曲」(National March)として制定された(アメリカ人の愛国心の象徴ともいえる曲であるため)。

ちなみに、この曲はアメリカのサーカス・劇場では「災害行進曲」とされているため災害時以外の状況下ではサーカスの楽団はこの曲を演奏することがない。

今回はこの辺りにしておこう。

「味変」としてこういった曲を紹介してみるのもいいかもしれない。

現代の楽曲を紹介するのもいいが、こういったクラシックな曲も「古き良き」という感じがしていいかもしれない。

では、今回はこの辺で。

次回(第33回)は来週(3月9日)に投稿する予定だ。

花粉症の時期に差し掛かるので花粉症持ちの人はお気をつけて。

では、また来週。


2021.03.02 #032

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