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1周回って冷静になる、失敗しない平屋の間取り

こんにちは、イエサカです。

さて、

「新築するなら将来のことを考えて平屋にしたい!」

「土地も広いし、平屋にしよう!」

「平屋を営業から提案された!考えもしなかったけど、いいかもしれない。」

「平屋の方がもしかしたらコスパいいかも!」

なんて思っている方いませんか?

今回は、平屋を検討したい!方に間取りの注意点などご紹介します。


平屋の間取りで考えるポイント5選

①プライベート空間をパブリックスペースと離す


寝室は、LDKから距離を離す。

例:玄関ホールを中心に、LDKと寝室をゾーン分けする。

 この時、夫婦の寝室と子供部屋の位置関係も気になります。ゾーンがかぶる場合は

 廊下・収納(WIC・クローゼット)やトイレなどで部屋と部屋を仕切ると良いでしょう。

 LDKに隣接して子供部屋を配置するのも良いと思います。

 朝起きない時、起こしに行くのが大変なんですがLDKに隣接している子供部屋なら

 声も届くし、様子を見に行くもの簡単ですね♪(子供にとっては…どうでしょうか?)

 将来は空いた子供部屋を夫婦それぞれの寝室にしたら、LDKからすぐに寝室なので

 移動が少なくて良いと思います。

 さらに、子供部屋は当初LDKと隣接していればプレイルーム・スタディースペースとして

 使うこともできるので、リビングの大きさが広くなくてもよくなります。

②廊下をケチりすぎると後悔する場合も


最近は、住宅の高断熱化が進んで廊下のないプランが多いと思ます。

なんだったら、廊下は玄関ホールだけみたいな家もあります。

ただし、廊下をなくすことで困ったというオーナー様もいました。

そのオーナー様は?

キッチンから直接脱衣場にいけるようにしたのは良かったのですが、

脱衣場の出口付近にあるトイレは、脱衣場を通っていかないといけませんが

脱衣場を使っている際は、LDKを迂回して玄関ホールまででてから

さらに廊下を移動しないと行けないそうです。

間取りにもよりますが、間取りを決める際に動線が遮断されるようなシチュエーションがないかどうか

チェックしておきましょう!

③窓の位置・高さは大丈夫?


平屋で気にしたいのは、居室の窓の位置・高さです。

寝室では、防犯上あまり大きな窓は気になりますし見られる可能性があるので、隣地からどのようにみられるのか?を確認してから窓の大きさ・位置を考えましょう。

住み始めてから、お隣のLDKと鉢合わせしていてカーテンが開けられないとか結構ありそうです…

窓を開けて過ごしたい人は、窓は大きくせず半開できるような窓や内倒し窓なども良いと思います。

ポイントとして、平屋の居室の窓 高さ 大きさ 家具配置 要注意 シミュレーションは内から外から両方の目でチェックしてしましょう!

④暖かい部屋を目指すなら、マンション中部屋理論で!


展示場で行われたオーナー様向けイベントで

イエサカさん「この展示場のLDK 暖房何度設定ですか? うちも同じタイプの家なんですけど体感温度が高く感じるのでどうかなぁと思いまして?」

「○○さん〇〇℃設定ですよ♪」

「えっ!本当に?うちと同じ設定温度なのに、なぜだろう?」

〇〇さんの家のLDKは、東と南に大きな窓があり外部に接しています。

展示場のLDKは東側は玄関ホール・水回り

西側は、和室・洋室につながっていて

LDKが外部に接しているのは南面の窓部分だけなんです。

その分、熱の逃げが少なく各部屋も暖房をしているので

体感温度が高く暖房効率が良くなったということになります。

言わば、マンションの中部屋が暖かい理論と同じことを

展示場で体感されたわけです。

もちろんデメリットもあります。

閉塞感があります・・・

やっぱ2面の窓があると圧迫感が少なくて、部屋も明るく感じます。

最近の高気密・高断熱のコアな意見交換の場では、できるだけ窓を無くしてUa値を

高くするなどありますが、抜け感のないLDKは、閉塞感があるので個人的にはいやですね… 寒いですけど…

⑤お弁当箱ハウスにならないように


皆さん、限られた予算の中にできるだけ効率よく間取りを計画されていますが

良く詰め込んだな~この図面 この設計士お弁当詰めるのすげー上手なんだなぁ~

施主のいうことすべて予算に入れ込んだんだなぁ~みたいな図面を見かけます。

「決して悪いわけではないんです。」

「でも、あまりにも詰め込みすぎ・・・窮屈」

「ゆとりの空間、も大事」「住んだら分かりますよ」

例えば、廊下の突き当りの場所に収納にしてしまえば、確かに収納量は増えます。でも窓とカウンターを設けると窓の外には、植栽をライティングして見えるようにしたり、廊下が真っ暗にならない明り取りの役割だったり、季節の良い時期には窓を開けて風を通したり、カウンターには季節の小物を置いたりなど楽しめます。

お弁当ハウスにならないように祈ります!

まとめ

今回は、平屋についてお知らせしました。

まだまだお伝えしたいことはたくさんありますので、第二弾で

お伝えしますね。

① 居室の配置は、プライバシーを考慮する。子供部屋はLDK隣接プランは遊ばせておく部屋が少なくコスパUP

② 廊下は、シチュエーション別で動線の支障が出ないか確認しておく。取るべきところは取ったほうが良い。

③ 窓の高さ、大きさ、位置は内外両方と家具配置でチェック

④ マンション中部屋理論を使って暖かい部屋をどこに作るか?決めよう!

⑤ 詰め込みすぎは、面白くない家になりますよ!

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