床材ってどんな種類があるの?
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さて、今回はお家の床材について解説していこうと思います。
床材はほとんどの方がわかると思いますが、簡単に言うと、地面を歩く”床”の材料の事です。笑
この床材は選びは家づくりをする上で、とても重要で色合いや材質が変わるだけで部屋の空間がガラッと変化します。
例を見てみてください。
AとBを比較してみてください。
床だけ色合いを変えていてそのほかは全て一緒です。
しかしAとBを比較してもだいぶ雰囲気が変わってくるのがわかると思います。(スミマセン、濃い茶色を出したかったんですが、技術不足でグレーになってしまいました)
Aはナチュラルな感じでBはモダン的な色合いを醸し出しています。
だからこそ、むやみやたらに様々な色を家に使うというのはおすすめしません。しっかり家に合った床材を使用して統一感のある家づくりをしてください。
今回の記事では、床材の色合い含め、主に他のご家族はどのような床材をしようしているのかなど合わせて解説していきたいと思います。
そして具体的に多く使われている無垢材の種類に関しては、次回の記事で解説させていただきますので、興味がある方はお待ちください。
では主に家づくりの床材として使われているものはどのようなものになるでしょうか?
・フローリング
・クッションフロア
・コルク材
・塩ビタイル
になります。
それでは1つずつ解説をしていきます。
1.フローリング
ほとんどの家で使用しているのがこのフローリングです。
フローリングはざっくり分けると無垢フローリングと複合フローリングに分かれていて、最近特に選ばれているのが無垢フローリングです。
(無垢フローリングの種類に関しては次回詳しく解説します)
ざっくり言うと、1枚モノの木を加工したものが無垢フローリングで合板などを組み合わせて作ったものが複合フローリングです。
≪無垢フローリングのメリット≫
本物の木を使っているので、だんだん色合いが変わって家の空間に味を出してくれます。前述でもお伝えした床の色合いだけでも室内の雰囲気が変わることと同じで時間の経過とともに床自体も色濃くなっていきますので、長く楽しめることです。
また、臭いが気になる方は調湿効果、なるべく暖かい家に住みたいという方には断熱効果などお家の中を快適に過ごすための機能が多くついているのが無垢フローリングです。
≪無垢フローリングのデメリット≫
複合フローリングと比べて費用が割高になってしまいます。原因として本物の木をしっかり使っているということが挙げられます。さらには本物の木は生きていますので、呼吸をします。なので湿度や熱などによっては隙間が空いてしまったり、反ってしまったりすることがあります。ただし生活に影響が出るほどではありませんので、そこはご理解ください。
続いて複合フローリングのメリット・デメリットについて解説していきましょう。
≪複合フローリングのメリット≫
まず第一に安価だということです。複合フローリングは無垢フローリングと比較してもだいぶ安価で購入をすることが出来ます。
その次に手入れがしやすいということが挙げられます。複合フローリングは言葉通り色々なものを組み合わせたものです。なので加工をする際に傷やへこみが起きないように処理をされています。よく床に硬いものを落としてしまって床を凹ましてしてしまった経験はありませんか?そういったことが起きてしまった時でも複合フローリングであれば、傷つかないケースが多いですので、お子様が何回モノを落としても、床に叩きつけても安心ですね!
≪複合フローリングのデメリット≫
デメリットとして挙げられるのは、やはり時間がいくら経過しても見栄えが悪くなるだけで味わい深くならないことでしょうか(イエログ筆者の意見)
もちろん複合フローリングは言葉悪く言ってしまえば「作り物」ですので味わい深くなったり色合いが変わったりすることがありません。なので物足りないという方も出てくるかと思います。
※結論、ご家族それぞれ好き嫌いがあると思いますので、一概にどっちが良いというのは控えますが、もしフローリングを選ばれるとしたら快適性や充実を望むなら無垢フローリングがおススメで、価格をなるべく抑えたかったり掃除の手間などをなるべく少なくしたいという方は、複合フローリングがおススメです。
2.クッションフロア(CF)
クッションフロアは建築業界でCFと略されることが多いので覚えておきましょう。住宅会社がふとCFと答えてしまったら「ピンポーン‼クッションフロア‼」と答えれば少しだけ笑いが取れると思いますので、ぜひ使ってください。
冗談はさておき、クッションフロアもフローリングと同じで聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
よく見るのは建売住宅やアパートの床材に使われていたり、洗面所やキッチンなどの水をよく使うところにも使われているのを多く目にします。
ここまで話して分かってきたと思いますが、建売住宅やアパートに使われているイコール費用が安価で済むし、施工(工事)をすることもとても簡単なんです。フローリングのように1枚1枚貼っていくのとは別でシート状になっているものを床一杯に敷き詰めて最後カッターで帳尻を合わせるので工事だけでなく工事期間を少なく済みます。
さらには耐水性にも優れているため、トイレやキッチンで多く使われることが多く仮に水がこぼれてしまってもすぐ拭けば元通りになりますので家事楽が出来るでしょう。
ですが、注意が必要です。
これは実家の実体験ですが、CFは劣化が早いのがデメリットです。イエログ筆者の実家では洗面所にこのCFを使っているのですが、こぼれた水を拭き取らずそのままにしておきました。するとCFの下が腐ってきて穴が開いてしまったんです。そういう意味ではいくら耐水性があるからと言って、CFの中はそうではありません。CFの下から腐ってしまう可能性もありますので出来るだけ水などは放置はせず拭き取るようにしましょう。
3.コルク材
コルク材とはワインなどのコルクと一緒でその素材を板状に圧縮加工して出来た素材です。
あまり使われているケースを見ないコルク材ですが、意外と機能に優れていることがわかります。どのような機能があるかというと耐火性・耐水性はもちろん断熱性や調湿性など様々です。
うまく伝わるように言葉にしてみましょう。
『肌触りがなめらかで歩きやすい。さらには暖かくその足音も聞こえにくい。万が一、水などをこぼしても拭き取れば元通り。』
いかがでしょうか?
すごい商品に出会ったと思った方もいたのではないでしょうか?
そんな魅力的な物でもデメリットが存在します。それは
・傷などが目立ってしまう
・施工できる業者が少ない
・意外と高い
になります。
ざっと見ても費用は無垢材と同じぐらいか、少し安いぐらいの施工費になってしまうので、「だったら無垢材の方がいいや」と思われる方も多いのが現状です。
4.塩ビタイル
塩ビタイルとは言葉の通り塩化ビニール性の素材でできたタイル状の床材です。
見た目にはシックでモダンな物や木の色合いを映したものなどデザイン性の優れています。
CFと同様、価格を安く抑えることが出来、デザイン性も優れていますが、なんといっても『冷たい‼』『硬い‼』というところです。タイルに顔を当てて「ヒンヤリしていて気持ちいい~」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、それぐらい床が冷たくなってしまいます。なので快適性を求めるというよりは、家のデザインと調和をさせることにこだわる方に向いているかもしれません。
最後まとめに入りますが、今回は比較的多く使われている床材について解説をさせて頂きました。
それが以下の4つになります。
・フローリング
・クッションフロア
・コルク材
・塩ビタイル
モノによってそれぞれメリット・デメリットがありますが、一概にこれがダメというものはありません。
ですが、あなたがこれから選ぶとなったときに気を付けてもらいたいポイントは『家のデザインと合っているか』『自分が何を重視しているのか?快適性?価格?見た目?』をしっかり見極めたうえで判断してください。
イエログ筆者個人としては圧倒的に無垢フローリング一択です。笑
では次回は『無垢材の種類について解説をしていこうと思います』
もし興味があれば引き続きご覧ください。
ではまた次回!
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