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古民家Cafeのトイレ事情

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農家の納屋で細々とCafeを営んでおります。

いつかは田舎の古民家でカフェなぞ開きたいなぁ…と漠然と考えてらっしゃいますお花畑ピーポーの皆さまに、お花畑の民を代表しまして実体験をご披露致します。

 カフェなぞ開こうと思えば、メインのお客さんは当然女性かと思われます。男性は付き添い程度、付け合わせのパセリほどと思って差し支えありません。 
 では、女性客に来てもらおうと思ったら…。
やはり化粧室が快適でなければいけません。いくらオシャレな店内でも、眺めがよくても、映えるsweetsがあっても、トイレがボットンでは、夏場にハエが飛び立つようでは、お客さんは寄り付かないと考えてよいでしょう。

 ですから、もしこれから物件を選ぶという状況なら、下水の状況をよく確認して選んでください。 
下水道があれば水洗が使えます。  都会デス。
浄化槽があれば水洗が使えます。  都会デス。

両方ない。汲み取りです。   田舎デス。
しかし、汲みとり式 = ボットン かというと必ずしもそうではなく簡易水洗という手段があります。用を足した後に便器の横についている水鉄砲式ホースでチョロ〜っと水を流すアレです。
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今、ボットンでも簡易水洗にすれば大丈夫。

さらに簡易水洗以外でも堆肥化するという方法があります。
コンポストトイレとかバイオトイレとか呼ばれているもので、両方とも排泄物を堆肥化するという点では同じです。厳密な定義はハッキリしませんが、ザックリとバイオトイレは電動、コンポストトイレは人力で処理みたいなイメージ。 
 かつては肥溜めで作った堆肥が主要な肥料の一つとなっていて、江戸時代には農家が都市部の長屋などから屎尿を購入することも行われていて、上手く資源循環されていたんですね。 もし畑が近くにあるようなら堆肥として使えるといいですよね。

【コンポストトイレ】の情報

 コンポストトイレは既製品もありますが、自作されている方も多い印象。
ツワモノになると畑に穴掘って、布で囲いをして用を済ますことも…。

【バイオトイレ】の情報

バイオトイレは攪拌のモーターや分解の熱源にヒーターを使うパターンが多い。工業製品っていう印象です。

ちなみに当店は大央電設工業株式会社のバイオトイレR−21を使用しています。
お客さんは驚きと共に面白がってくださる方がほとんどです。


さらに母屋の方にも正和電工のバイオトイレもあります…

よっぽど興味がある方は、前もってご連絡いただけましたら母屋の方もご案内致します。

まとめ

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もし汲み取りの物件で客商売するならば、堆肥化っていう選択肢もあるよー。というお話でした。

お近くの方は見に来てね(コンポストトイレは調べてね)‼︎

#こんなニッチな話ダレが読むのか…w


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