周りは大きな親方だらけ 16歳の“童顔”行司が緊張の物言いでも堂々たるやり取り「落ち着いてるなあ」「たのもしい」

<大相撲一月場所>◇十日目◇23日◇東京・両国国技館

周りは大きな親方だらけでも、その雰囲気は堂々たるものだ。序二段九十七枚目・大国山(朝日山)と序ノ口三枚目・嶋村(荒汐)の一番は、両者が投げの打ち合いになり際どい勝負となったことで物言いに。行司にとっては差し違えがあってはいけないと緊張の協議になったが、16歳の若手行司が臆する様子もなく親方衆とやりとりする様子に「落ちつているなあ」「たのもしい」と驚きの声が飛んだ。この一番を裁いたのは、序ノ口行司・式守風之助。2007年生まれの16歳で、採用されたのは昨年6月。まだキャリア半年という駆け出しの行司ではあるが、その毅然とした態度は午前中から取組をチェックするようなコアな相撲ファンの間でも高評価がこれまでも出ていた。
大国山と嶋村の一番は、ほぼ互角の立ち合いから嶋村が相手の隙を見て両差しに。土俵際で左からのすくい投げを打ったが、これに合わせて大国山も体を預けてきたことで、両者がほぼ同時に土俵に倒れ込む際どい勝負になった。この瞬間を体勢を低くして確認していた式守風之助は、スッと軍配を嶋村に挙げたものの、土俵下で審判を務める親方から物言いがつき協議に。もともと小さな式守風之助ではあるが、体重だけでも倍はありそうな親方衆にぐるりと周囲を囲まれることとなった。親方衆があれこれとやりとりする中、不意に声をかけられた式守風之助だったが、手振りを交えながらこの協議に参加。16歳かつ童顔ではあるが、キリッとした表情で会話に加わって様子を見たファンからは「風之助落ち着いてるなあ」「若手行司さん可愛い」「かわいいけど、たのもしい」という声が寄せられた。なお、協議の結果は式守風之助の軍配通り、嶋村の勝ちとなった。【ABEMA TIMESより】
若人は素晴らしいですね!
こういう方々がドンドン出てきていただくのは日本にとっていいですね


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