ロシェル・カップ氏が原告団長の神宮外苑再開発認可取消訴訟が昭和の左翼市民運動になっている問題を指摘する 6 他人の話を聞きたくない昭和左翼市民運動家たち
さて、2024年5月17日(金)東京地裁での第四回弁論の後の、衆議院第二議員会館で行われた報告会の話に戻る。
フロントデスクメンバー
報告会という事で、フロントデスクメンバーは、
右から
原告代表としてロッシェル・カップ氏
原告訴訟代理人の山下幸夫弁護士
手伝いという神楽坂キーストーン法律事務所の農端康輔弁護士
意見書を書いた埼玉大学名誉教授 岩見良太郎
が座る。
また横には、撮影やらなにやらマメにうごく世話役の長谷川氏がいる。
この長谷川氏は、60代か。いかにも町会に一人くらいいる、マメな世話焼き係と言った感じ。(リーダーではない)
進行は、最初は弁護士から裁判の説明があり、質疑応答、次に意見書を書いた岩見氏が説明をして質疑応答。
意見を言う人に怒りを示す昭和左翼市民運動家たち
ところが最初の質疑応答の段階で、最近の盛り上がりのない神宮外苑再開発反対運動と神宮外苑再開発認可取消裁判に不満を持って来たのは私だけではなかったようで、まず最初にある女性が、地球温暖化対策として、街中の木の重要さを、独自調査結果を語りだした。彼女の主張は、その観点も強調すべき、という全うなものなのだけれど、彼女が話すにつれ、部屋の中の昭和左翼市民活動家たちの空気が、お前の話は聞いてないよ、という怒りに満ちて、怖い。
その怒りの空気の中で、気持ちのある女性たちが彼女に続いて、2-3人提案を述べ、一人の身なりのしっかりした女性は、他の活動ともっと連携すべきと強く主張された。(私もそう思う)この連携を主張された方は、他にもいらした。
他人と連帯をしたがらない昭和左翼市民運動家たち
ところが長谷川氏、みなさんそれぞれで活動してくださいというばかり。この言葉は複数回聞いた。
弁護士も、これは報告会だから、他の発言はしないでくれという。
他人の言葉に怒りを表す人達が、弁護士と一緒になって発言は質問だけにしようと、ルールを作り出す。
こわーい。
いわゆる「不寛容な日本人」の生態、むき出し。
昭和左翼市民運動家って、社会に自分の主張を聞いてくれ、と活動しているのに、どうして自分は同じゴール意識を持つ人達の話を聞きたくないのか?どうして他人が意見を話すと怒りを示すのか? この矛盾が彼らの本質を表している。
「みなさんそれぞれで活動してください。」という言葉は、言い換えれば、
自分達は自分達の好きなようにやらせてくれ。という我儘でしかない。神宮外苑再開発認可取消裁判を推進している昭和左翼市民運動家たちは、せっかく意見を言ってくれた人の意見も大切にせず、報告会と称して自分達の言う事は聞いてほしいけれど、他人の話を聞きたくない、他人と連携したくない、という。
この姿勢を見ると、彼らは本気で神宮外苑再開発を止めたいのではなく、世間で話題になっている神宮外苑再開発の反対なら自分達の言い分が思い通りに通って、勝利の名誉を自分達のものにできるだろうという、自分勝手な動機しか見えない。残念すぎる。
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