東京都総務部法務課のアホと8時間20分も電話で話したお話

東京都庁は、RPゲームなのだろうか。まともに話せる相手にたどり着くまで、出てくる奴を一人一人倒して(論破して)先に進まなければいけないらしい。

東京都に勝訴したが、民事裁判では裁判に勝訴しても、勝訴側からアクションしなければいけないとネット情報を見ていたから、確定から1週間様子を見たけれどやはり連絡がないので、法務部の連絡担当者に連絡をして、心身障害者福祉センターと審査請求で間違った採決をした法務の担当者を教えてもらった。(法務の方は電話してきた)

どっちも、話をした瞬間に「上司に代わってレベル」。しかも法務の方は、たった「上司に代わって」の話を付けるまでに、なんと電話で8時間20分も話をしてしまった。15時18分から夜中の0時近くまでである。

バカじゃないだろうか。


ちなみに国際線のヨーロッパ路線に長年乗り慣れている私は、フライトで12時間13時間我慢するのに慣れていて、イギリスやヨーロッパに長いと昔はなにかと待たされる事も珍しくないし、8時間弱など、全くノープロブレム。成田からモスクワにも至らない。

電話相手は若くないおっさんの声で、都民の苦情撃退歴戦錬磨だったのでしょう。「行政不服審査会の答申も、審査請求の採決も、当時として検討すべき事を検討して適正になされたから問題ない」を壊れたレコードのごとく繰り返す。

これに対して私は、それは建前、そもそも調査をして報告しなければ、問題ないと言えない。今回は、答申、採決でも裁判と同じ情報があった。にも関わらず、答申、採決と裁判結果が違うという、もし問題があれば、あなたが嘘をついた事になる、
あなたたち教えてチャンんが欲しがる「答え」が出たのだから、調査をしてなぜ違ったのか、検証すべき。調査してより改善を行わなければ、あなたたち何百回でも同じ間違いを繰り返す。
その建前誤魔化しは、昭和の一般市民には法律知識がなかった時代には通用したかもしれないが、現在はネットで法律を検索して一般市民でも当否を確かめられる時代だから、時代に合わせた精緻な説明をすべきを延々と繰り返す。

苦情撃退歴戦錬磨のおっさんは、こちらが何かを言うと「ご意見承りました」しか言わないから、途中で私も、お前「承った」というなら、何を承ってきたのか?詳しく説明しろ、と言うと、もちろん聞き流しだから、要約すると・・など抜かすから、要約じゃなくて、細かく説明しろ。

・・とこんな感じをぐるぐるぐるぐる8時間20分。

つくづく理解したのは、こういうふわふわした建前をふわふわしか言えないやつって、全ての情報をふわふわし変換してるのね。

例えば具体的に問題を説明して、その直後にお前どう理解したか言ってみろ、と言っても必ずふわふわした表現になる。

まあ途中でガチャ切りしなかった生真面目さは褒められるけれど、
こいつ、最初の数時間は張り切って楽しんでたんだよね。何を言われても、「ご意見承りました」としてそれを建前に落とし込んで「当時として検討すべき事を検討して適正になされたから問題ない」に集約する自分のスキルに酔っていて。いかにも日本の受験勉強あがりの程度だ。
ところが、夜8時9時になって、同僚が帰り出した頃からだんだん焦ってきた。にも関わらず、作戦変更ができない。上手くいかないやり方を止められない。最後の1時間くらいは、私もお前、もう上司の名前を言えば。って言ってあげたのに、せめてもの意地とばかりに、そこから粘る。
最後はショボーンと、上司の名前を言ったけれど。

相変わらず負けを認めるより自滅を選ぶ日本人

いやー以前に読んだ、藤井 非三四氏の「陸海軍戦史に学ぶ負ける組織と日本人 」
https://www.amazon.co.jp/gp/product/408720457X/ref=ox_sc_saved_image_?smid=AN1VRQENFRJN5&psc=1
という本に、「こんちくしょう、これでどうだ、と意地になって負け戦を止められない」日本軍の敗因がが紹介されていたけれど、そのまんま。
加えて、自分と同じ思考停止じゃない人間が存在するという想像力の欠落が致命的。

第二次世界大戦も、あれだけ空襲で人が死んでも反乱できなかった市民と、アメリカに原爆を落とされるまで自分達で戦争を終わらせる事が出来なかった軍部の日本人。
なるほどまた同じ事を繰り返して、もっと壊滅的に人口が激減して壊滅的に経済が落ちぶれるまで、多くの日本人はふわふわ思考で今のやり方考え方を変えたくないのでしょう。

変われない日本の敵の理解が深まりました。

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