ずっと正月台本 当パンあいさつ

ダウ90000第三回本公演『ずっと正月』配信期間も無事終了しました。観ていただいたみなさま本当にありがとうございました。思っていたよりも観ていただけてめちゃくちゃ嬉しいです。何回も言いますがトータルでは黒字なので安心してください。台本を販売します。よかったら読んで観てください。

岸田戯曲賞だめでした〜(ノミネートしてもらったのは第二回本公演『旅館じゃないんだからさ』です)ノミネートの段階で超びっくりしてたけどいざダメだと悔しいものですね。ずっと正月がノミネートされるかもしれないし、どっかで取れたらいいなと思ってますが、取るために作風変えるみたいなことはないのでみまもっていただけたらありがたいです。僕は「面白いだけ」って言った人の意見を一つも踏まえることなく次の作品を作ります。そんなつもりもないし、全然それでもいいし。早く審査員の方の講評を聞きたいですね。どうしよう面白くもなんともないとか言われてたら。

活字ならではの面白さみたいなの、僕の台本だとそんなにないかもしれないけど興味のある方是非読んで観てください!


【当パンあいさつ】

去年の初詣が思い出せない。少しの間お守りがリュックに入っていたから行ったことは間違いないが、誰とどこに行ったかぼんやりと思い出しては果たして本当に去年の思い出かわからなくなって答えを出せずにいる。おみくじはなんだったろう。浅草寺は凶が多いらしい。今まで凶が出た回数が多いとかじゃなく、凶の割合が多いらしい。なんでそんなことするんだろうか。調べたいけどおみくじは調べるものじゃない。そんなことを考えながら部屋の掃除をしていたら、机と壁の間から埃まみれのお守りが出てきた。バチが当たった感じの一年ではなかったからお守りっていらないかもなと思った。
本厄が終わっていたことを、後厄の年の初詣で気づく。そんなに気合を入れてないから初詣が混んでいたことはない。気合を入れた年の初詣だけは、人ごみの記憶で覚えていられそうだ。なにか記憶に残そうと境内を歩き回ったが、巫女が走っていたことしか覚えていない。すごく好きだと思っていたが、たまにくるものだからいいのかもしれない。結局お守りは買わなかった。どうせ大切にしないから。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします



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