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陽の当たる場所
君がいた場所。
ここには太陽が降り注ぎ、
気の向くままに場所を変えて、
穏やかな風を感じながら、
まどろむ場所。
光と風に導かれながら、
少しずつ伸びる方向を変えて、
痛む体を横たえながら、
深く眠る場所。
君がいるはずだった場所
西日に照らされた木彫りの象は、
行き場がなくなり、ぽつんと佇んで、
その役目を終えた。
少し待っていてね。
私は、少し先に旅立って、君がいた、
あの暖かな「陽の当たる場所」を
探しておく。
その場所でも、また深く抱きしめて、グーッって君小さくが泣き、伝えたかった想いを聞こう。
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