2024/8/2 現状報告

研究室に通うのが辛い。教授は自分のことを露骨に避ける。例えば、予定を調整するときにおれの名前を呼ばなかったり、挨拶をしても目を合わせなかったり、研究の内容を一生懸命説明しても理解してもらえなかったり。研究の説明に関して、おれの説明が悪い時もあるが、間に入った博士の先輩が教授におれと全く同じ説明をした結果、理解できたと言ったり。明らかにおれは教授の中でできない子だし、何を言っているかわからない子だし、そう思われていることが露骨に伝わってくる。研究室にいる他のメンバーもそういう教授からの空気を察知して、かわいそうな扱いをしてくるのが耐えられない。おれが本当にそういう扱いをされるのが妥当なほど馬鹿だとしても、そこまでされると心が折れてしまう。というか、折れてしまった。
大学院を中退して、結果どういう仕事につけるかはわからない。多分、大学入学次に思い描いていた仕事はできないけど、現状を冷静に分析すると、自分に適性のない仕事をする未来が、もっと自分に適性のない仕事をする未来に変わるだけだとは思う。
逃げてばかりの人生だというわけでもない。受験も、部活も、大学の卒論も、一般人から見たら褒められるくらいの強度で乗り越えてきた。この辺に自信はある。そんな経験を経ても、やっぱりおれはもうこれ以上頑張れないと思う。睡眠時間は10時間を超えないと頭がスッキリしないし、ふとした時に研究室のメンバーの前で教授の言葉を待つ沈黙の時間を思い出すし、何より、頑張れなくてもなんとか半年やり過ごせばいいやと思っている自分も嫌いだ。
あと半年死ぬ気でなんて思い込めない。そもそも今の精神状態で、文章は頭に入ってこないし、きっと今書いている文章だって後から読み返したら支離滅裂だ。今、心が大丈夫になるような逃げ道ばかり探している。
頭はぼーっとしているのに心が冷え切って眠れない。

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