なぜ僕は苦しい道を進みたがるのか

僕は苦しい道を進みたがる。部活、大して実績もないのに親元から離れて強豪校へ進学した。進学、数学の能力が足りていないことがなんとなくわかっていたのに理系を選択した。アルバイト、コミュニケーションに難があったのにどういうわけか接客業だった。さらに進学、研究生活にどうも身が入っていないのに大学院へ進学した。そして就職、激務に耐性がある、と胸を張って言えるとは言い難いながらも、そういった業界で働くことを希望している。
なぜなのか、某人材会社の面接で聞かれて僕はハッとした。普通の人間であれば、自分の得意なことを伸ばそうとするはずだ。僕であれば音楽、芸術、ひとの心への興味、プログラミング。最近、これらの要素のうちいくつかを掛け合わせて事業を行なっている企業をよく目にするようになった。しかし、ここまで就職活動を進めるまで、そういった企業の存在に気づくことはなかった。調べようともしなかった。なぜなのか。就職活動が難航して改めて企業を選ぶことをしなければ、もし、インターンでお邪魔した企業の選考にそのまま参加したり、もっと今まで受けた企業の選考を対策していれば、この奇妙な状況に気づくことはなかった。なぜなのか。
その答えを考えている。

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