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THE YELLOW MONKEYとの出会いと「JAM」という曲

 今回は僕の大好きなバンドとの出会い、そして楽曲である「JAM」について書いていこうと思います。

THE YELLOW MONKEYとの出会い

 僕が生涯追っていこうと心に決めたバンドは3組あります。B'z、The Birthday。そしてTHE YELLOW MONKEYです。彼らとの出会いは16年末の紅白歌合戦でした。恥ずかしながら、出演することはおろか再結成していたことも知りませんでした。当然「JAM」も聴いたことがなかったです。ぼんやりと年末の雰囲気に浮つきながら演奏を眺めていました。 

 えー、演奏後、まもなく同楽曲をダウンロードしました。今でも忘れない位の衝撃でした。当時の記憶は鮮明に残っていますが言語化に成功したことはありません。強烈な歌詞と胸に突き刺さる演奏と歌声。全員のとてつもない気合いがこれでもかと伝わってきました。すみません。これが限界です。とにかく、初めて感じたくらいドキドキしたんです。ときめいちゃったんです。

 帰省の帰り、高速バスで妻に「こういうバンドだったなんて!こんな曲あったなんて!」と興奮混じりに話したところ、全く同じ言葉が返ってきました。元々B'zが縁で出会ったというのもあって、音楽の周波数が近いんだろうなと感じました。僕たちはその日からイエローモンキーのファンになって今に至ります。それからは夫婦でスペシャの招待イベントに参加できたり、東京ドームライブ(17、20年両日)、GSツアーにも参加できました。彼らの軌跡を辿って、今4人が集まっている奇跡に胸を熱くした夜もたくさんありました。また今度書きますが4月27日の東京ドーム「shine on」にも参加しましたよ。最高でした!

「JAM」という楽曲について

 この楽曲は僕にとって一番好きで、最も大切で重要な楽曲です。これまでたくさんの人が議論してきたり、話題になったり代表曲として扱われることが多いこの曲。今更ですがその流れに乗せて僕の気持ちや解釈を形に残しておこうと思います。
 「JAM」は優しくて寂しくて、それでも僕たちに寄り添ってくれる、まさにアンセムにふさわしい楽曲だと思っています。それでも、本当に色々な解釈をされていますよね。特にこのフレーズ。

あの偉い発明家も 凶悪な犯罪者も
みんな昔子供だってね
外国で飛行機が墜ちました ニュースキャスターは嬉しそうに
「乗客に日本人はいませんでした」
「いませんでした」 「いませんでした」

 本当に色々と書かれていますよね。全て個人の思ったことで正解なんてないと思います。僕としては、この楽曲において重要なのはここではないと思うんです。うまくいかないこと、ただただ人肌恋しいとき、わけもわからず辛いとき、色んな姿かたちで寄り添ってくれる歌。包み込んでくれる歌じゃないかなぁ。
 僕は何もかもが不安定で拠り所がないとき、たくさん聴いていました。だからでしょうか、あなたに会いたくて、理由も分からず寂しくて不安で苦しくて。会えなくて、それでも会いたくなって胸が苦しくて、もどかしくて。そんな夜を一緒に抱きしめてくれる、寄り添ってくれる歌であり、歌詞だなと強く感じています。
 時にそういうもどかしさは、些細な小さな事象にも過敏に反応してしまうんです。うまく言えません。でもそんな時、ありませんか?何にでも不安な目で見てしまってビクビクしちゃって攻撃的になって……。この時の主人公はたまたまネガティブに感じちゃったんです。だけどその先にあるのは、あなたに会いたい。それだけなんです。
 「若々しい激情と鬱屈の歌」と言っている人もいました。モラトリアムにありがちな背中に張り付いたあの不安、無理に剥がさなくてもいいんだよ。って言ってくれているような気がします。言語化して解消できる青春の不安なんてありません。皆んなが抱えている苦しみ悩みだっておんなじです。だからこそ、明確に存在していて、僕たちに寄り添ってくれるこの曲は宝物になったんです。
 えっと、思ったことをそのまま文字に起こしたので色々破綻してしまいました。でもやっぱり、人の気持ちなんてそんなものです。稚拙ですが分かってもらえたら嬉しいです。
 ちなみに、復活後のイエローモンキーにおけるアンセムは「Horizon」と「未来はみないで」です。演奏回数は少ないけど、これでもかと愛が詰まった名曲です。ロビンとエマの歌詞がたまらなく好きです。
 ここまで読んでくれてありがとうございました。また色々書きます。
 

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