前回、中宮定子が眠る鳥戸野陵を訪れたときのレポをお届けしました。今回は、その続きで、泉涌寺にある清少納言の歌碑について。 鳥戸野陵を後にして、来た道を戻っていきます。 途中、木漏れ日があまりに見事で、思わず撮影。我ながら、上手く撮れました(笑)。 泉涌寺の参道に戻り、またしばらく坂を上っていくと……。 大門に到着。堂々とした四脚門です。 受付で入館料500円を支払って中へ入ります。のんびり歩くには丁度いい広さでした。 さて、清少納言の歌碑はどこだろ
今より千年も前に、随筆の最高傑作『枕草子』を書いた清少納言。 そんな才女が仕えていたのは藤原定子で、一条天皇の中宮、のちに皇后になりました。 宮仕えを始めた当初は、緊張で縮こまっていた清少納言ですが、中宮定子の美しさ、聡明さ、何より優しさに震えるような感動を覚え、一生をかけてお支えする、と覚悟を決めたのでした。 ふたりが身分を超えた深い絆で結ばれていたことは、『枕草子』を読めば、これでもかと伝わってきます。 現代風に言うなら、清少納言にとって、中宮定子は”推し”と