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【1~3章】高知けいば予想の教科書21分冊版

※こちらは高知けいば予想の教科書21の分冊版ページです.高知けいば予想の教科書21の完全版については以下の記事をご覧ください.

このページは1章コースの特徴,2章騎手と調教師(騎手起用メソッド含む),3章レース形態の特徴が含まれます.前作教科書20と構成が同様で,一部データが最新版になっています.2章については完全に新しいデータとなっています.騎手起用法は大きく変わることから,最新版をお勧めします.

1. コースの特徴

1.1. コース形態
 高知競馬場は一周1100mの右回りダートコースである.1,2コーナーはコーナー半径が小さく,3-4コーナーは大きいため走りやすいため,勝負所で減速しにくい特徴がある.坂もなく直線が短いため逃げ先行が有利となるところを,インコースの砂を深くすることでなるべくフラットな状態を作っている.砂厚は高知けいば公式サイトで確認することができるが,数字から有利不利を判断することは容易ではない. このことは1.8.で解説する.

1.2. 距離と有利な枠
 レースの大半は1300mおよび1400mで行われる(2020年のレース数: 1300m: 527, 1400m: 553, 1600m: 157, その他: 35).そのため時計の比較が容易である.慣れるまではこの距離だけ購入する方がよい.1600mは3コーナー奥のポケットからスタートするフルゲート11頭の特殊なコースであり,馬場の内外の不利によって結果が左右されやすく,そのことから騎手の心理が大きく働くため展開予想が難しい.以下の表に2020年における馬番ごとの成績を示す.馬場管理の努力の甲斐あり勝率はおよそ±2%の範囲内に収まっているが,距離1400mにおいてはややばらつきが大きくなっている.

Table 1-1. 2020年,距離1300mにおける成績と馬番の関係

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